要約
ポンテオ・ピラトは、宗教指導者たちがイエスを連れて来たローマの総督です。彼はイエスを尋問し、罪は見つからないと言って、釈放しようとしました。しかし群衆の圧力に押されて、バラバを釈放し、イエスをむち打たせ、十字架につけるために引き渡します。福音書は、イエスの無実を認めながら、その結果に従わなかった人物を描いています。その後、アリマタヤのヨセフに遺体を取ることを許しました。圧力に屈することの重大さが記憶されています。
ポンテオ・ピラトという名前の意味
「ポンテオ・ピラト」は、ラテン語のポンティウス・ピラトゥスに当たる呼び名です。聖書はこの名前を説明せず、正確な由来は議論が続いています。福音書は彼を役職で呼び、マタイの福音書27章2節は総督ポンテオ・ピラトと記します。
ポンテオ・ピラトの生涯
ピラトに引き渡されたイエス
マタイの福音書27章1-2節とマルコの福音書15章1節夜が明けると、祭司長たちと長老たちとサンヘドリンは、イエスを死刑にするため協議しました。イエスを縛って連れ出し、総督ポンテオ・ピラトに引き渡します。マルコは、祭司長たちがねたみからイエスを引き渡したことを、ピラトは知っていたと記しています。
王権をめぐる尋問
ヨハネの福音書18章28-38節訴える者たちは、過越の食事の前に汚れないよう、官邸に入りません。ピラトはイエスに、あなたはユダヤ人の王かと尋ねます。イエスは、わたしの国はこの世のものではなく、真理について証しするために来たと答えました。ピラトは、真理とは何かと問い、イエスに罪は見つからないと言います。
イエスを釈放しようとするピラト
ルカの福音書23章1-22節ピラトは、この人に何の罪も見つからないと言います。イエスがヘロデの管轄に属すると知ると、イエスを彼のもとに送りました。その後、祭司長たちと群衆を呼び、訴えられていることのどれにも罪は見つからないと繰り返します。三度目に、どんな悪いことをしたのかと尋ねました。
群衆に譲った判決
マタイの福音書27章19-26節とルカの福音書23章23-25節ピラトの妻は、あの正しい人にかかわってはいけませんと伝えます。ピラトは騒ぎが大きくなるのを見て、群衆の前で手を洗い、この人の血について私には責任がないと言いました。バラバを釈放し、イエスをむち打って、十字架につけるために引き渡します。
十字架のあと
ヨハネの福音書19章38節とマタイの福音書27章62-65節ひそかにイエスの弟子であったアリマタヤのヨセフが、イエスの遺体を取らせてほしいとピラトに願い、ピラトは許可しました。翌日、祭司長たちとパリサイ人たちが一緒にピラトのもとへ行きます。彼は、番兵がいる、行って思いどおりに守りなさいと答えました。
ポンテオ・ピラトから学ぶこと
- 真理を認めても行動が伴わなければ救いにはなりません。ピラトはイエスを無罪と言いながら引き渡しました。
- 人への恐れとその圧力は、力ある人の良心さえ窒息させます。
- 自分の責任から手を洗うことはできません。ピラトの行いは、何も免れさせませんでした。
- イエスは人間の権力の前でも主権者です。その国はこの世のものではありません。
鍵となる聖句
イエスは、わたしの国はこの世のものではないと言われます。ピラトの前で、ご自分の権威は武力や地上の権力によるものではないと示されました。
ピラトは、真理とは何かと問い、あの人には罪が見つからないと結論します。正しい問いを発しながら、答えを待たずに、真理である方のもとを去りました。
ピラトは群衆の前で手を洗い、この正しい人の血について私には責任がないと言います。その行いは公のものでしたが、イエスを引き渡した決定は彼自身のものです。
ポンテオ・ピラトについての説教
よくある質問
聖書のポンテオ・ピラトとは誰ですか。
ポンテオ・ピラトはユダヤを治めたローマの総督で、イエスはその前で裁かれました。彼はイエスを尋問して罪は見つからないと言いましたが、指導者たちと群衆の圧力のもとで、十字架につけるために引き渡しました。
なぜピラトはイエスに有罪判決を下したのですか。
福音書によれば、ピラトはイエスを釈放しようとしましたが、群衆と宗教指導者たちの圧力に屈しました。バラバを釈放し、イエスをむち打たせ、十字架につけるために引き渡しました(マタイの福音書27章24-26節)。
ポンテオ・ピラトの物語は聖書のどこにありますか。
四つの福音書に記されています。マタイの福音書27章、マルコの福音書15章、ルカの福音書23章、ヨハネの福音書18章と19章です。それぞれがピラトの前でのイエスの裁判を、独自の細部とともに伝えています。