要約
ヨセフはヤコブの十一番目の子で、ラケルの長男です。一般的な目安では紀元前1700年ごろの人物です。父に愛されましたが、兄たちに売られてエジプトで奴隷になります。神に忠実であり続け、不当に投獄されても、ファラオの夢を解き明かし、国の総理となりました。兄たちを赦し、家族を飢饉から救いました。
ヨセフという名前の意味
ヨセフは、加えるという意味のヘブル語の動詞に結びつけられます。創世記30章22-24節で、ラケルが、主がもう一人の子を加えてくださるようにと言ったことが説明されています。
ヨセフの生涯
兄たちに売られる
創世記37章3-28節ヤコブは他のどの子よりもヨセフを愛し、長そでの着物を作りました。ヨセフが自分が上に立つ夢を語ると、兄たちは憎みます。やがて彼らはヨセフを穴に投げ込み、イシュマエル人の商人に銀20枚で売り、エジプトへ連れて行かれました。
ポティファルの家での忠実さ
創世記39章1-23節ヨセフはポティファルの家に仕え、主が彼とともにおられました。主人の妻に迫られると、彼は断って逃げ、どうしてそんな悪を行い、神に罪を犯せようかと言います。無実の罪で牢に入れられても、主はそこでも彼とともにおられ、恵みを与えられました。
ファラオの前での昇進
創世記41章14-45節ファラオは誰にも解き明かせない二つの夢を見ます。牢から呼ばれたヨセフは、答えを与えるのは神だけだと語り、七年の豊作のあと七年の飢饉が来ると告げます。備蓄を勧めました。神の霊が宿る者だと認め、ファラオは彼をエジプト全土の上に立てます。
兄たちへの赦し
創世記45章1-15節飢饉のために、ヨセフの兄たちはエジプトへ来ます。ヨセフはもう自分を抑えられず、身を明かしました。悲しまないでください、神があなたがたの命を保つために、私を先に遣わされたのですと語ります。ベニヤミンを抱いて泣き、ヤコブの家族全員を養いました。
ヨセフから学ぶこと
- 神は、穴の中でも、奴隷の身でも、牢の中でも、ご自分の民とともにおられます。
- 代価があっても、誘惑の中で神に忠実であることは、屈するよりずっと価値があります。
- 他の人が悪のために企てたことを、神は善に変えることができます。
- 赦しは人を自由にします。ヨセフは復讐でなく、兄たちを祝福することを選びました。
鍵となる聖句
ヨセフについての説教
よくある質問
なぜ神はヨセフを選ばれたのですか。
聖書は、ヨセフの資質のゆえに神が選んだとは述べていません。創世記39章2節と21節は、主が彼とともにおられたと強調しています。ヨセフ自身も、神が命を救うために自分をエジプトへ遣わしたと認めています(45章5-7節)。
ヨセフという名前にはどんな意味がありますか。
ヨセフは、加えるという意味のヘブル語の動詞に結びつけられます。創世記30章24節で、ラケルは彼が生まれたとき、主がもう一人の子を加えてくださるようにと願いました。この名は祈りを表しています。
ヨセフの物語は聖書のどこにありますか。
ユダを扱う38章を除き、創世記の終わりの37章から50章にほとんど収められています。新約聖書では、ヘブル人への手紙11章22節と使徒の働き7章が触れています。