聖書 — 口語訳 (1955)

箴言 22

概要

箴言22章は、ソロモンの第二の格言集の始まりです。何に価値があるのか(良い評判は金銀にまさる)、いのちに導く謙遜、子どもの教育、借金と怠惰の危険、交友関係、貧しい人への敬意、そして誠実な仕事について語ります。貫かれているのは、主を恐れることは、お金、言葉、家庭、友人、仕事といった日々の選択の中に表れるということです。

この章の5つの区分

  1. 1-5節評判、謙遜、そして慎み深さ
  2. 6-9節子どもを教えること、借金、そして寛大さ
  3. 10-16節争い、怠惰、そして心の愚かさ
  4. 17-23節知恵ある人の言葉と、貧しい人への正義
  5. 24-29節交友関係、保証人、そして立派な仕事

1令名は大いなる富にまさり、恩恵は銀や金よりも良い。

2富める者と貧しい者とは共に世におる、すべてこれを造られたのは主である。

3賢い者は災を見て自ら避け、思慮のない者は進んでいって、罰をうける。

4謙遜と主を恐れることとの報いは、富と誉と命とである。

5よこしまな者の道にはいばらとわながあり、たましいを守る者は遠くこれを離れる。

6子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない。

7富める者は貧しき者を治め、借りる者は貸す人の奴隷となる。

8悪をまく者は災を刈り、その怒りのつえはすたれる。

9人を見て恵む者はめぐまれる、自分のパンを貧しい人に与えるからである。

10あざける者を追放すれば争いもまた去り、かつ、いさかいも、はずかしめもなくなる。

11心の潔白を愛する者、その言葉の上品な者は、王がその友となる。

12主の目は知識ある者を守る、しかし主は不信実な者の言葉を敗られる。

13なまけ者は言う、「ししがそとにいる、わたしは、ちまたで殺される」と。

14遊女の口は深い落し穴である、主に憎まれる者はその中に陥る。

15愚かなことが子供の心の中につながれている、懲らしめのむちは、これを遠く追いだす。

16貧しい者をしえたげて自分の富を増そうとする者と、富める者に与える者とは、ついに必ず貧しくなる。

17あなたの耳を傾けて知恵ある者の言葉を聞き、かつ、わたしの知識にあなたの心を用いよ。

18これをあなたのうちに保ち、ことごとく、あなたのくちびるに備えておくなら、楽しいことである。

19あなたが主に、寄り頼むことのできるように、わたしはきょう、これをあなたにも教える。

20わたしは、勧めと知識との三十の言葉を あなたのためにしるしたではないか。

21それは正しいこと、真実なことをあなたに示し、あなたをつかわした者に 真実の答をさせるためであった。

22貧しい者を、貧しいゆえに、かすめてはならない、悩む者を、町の門でおさえつけてはならない。

23それは主が彼らの訴えをただし、かつ彼らをそこなう者の命を、そこなわれるからである。

24怒る者と交わるな、憤る人と共に行くな。

25それはあなたがその道にならって、みずから、わなに陥ることのないためである。

26あなたは人と手を打つ者となってはならない、人の負債の保証をしてはならない。

27あなたが償うものがないとき、あなたの寝ている寝床までも、人が奪い取ってよかろうか。

28あなたの先祖が立てた古い地境を移してはならない。

29あなたはそのわざに巧みな人を見るか、そのような人は王の前に立つが、卑しい人々の前には立たない。

鍵となる聖句

1節
令名は大いなる富にまさり、恩恵は銀や金よりも良い。

この節は、良い名と好意を、金銀よりも上に置いています。どれだけ蓄えたかよりも、どんな評判を残すかのほうが大切なのです。

6節
子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない。

これは数学的な保証ではなく、教育の原則です。正しい道に導かれた子どもは、その跡を心にとどめます。箴言が語るのは絶対の約束ではなく、一般的な傾向です。

7節
富める者は貧しき者を治め、借りる者は貸す人の奴隷となる。

この節は借金の現実を語っています。借りる人は貸す人に頼る立場になります。普遍的な掟を命じるというより、慎重であるよう促しています。

8節
悪をまく者は災を刈り、その怒りのつえはすたれる。

この節は、蒔いたものを刈り取るという法則を語っています。不正を蒔く人は、やがてそれが自分に返ってきます。

29節
あなたはそのわざに巧みな人を見るか、そのような人は王の前に立つが、卑しい人々の前には立たない。

自分の仕事に励み、腕を磨くことは、扉を開きます。この節は、忠実さと結びついた仕事の卓越を尊んでいます。

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説教が語っていること

箴言22章についてよくある質問

箴言22章6節はどういう意味ですか

この節は、子どもが進むべき道にしたがって教えなさい、大人になってもそこから離れないことを望みつつ、と勧めています。箴言が語るのは保証ではなく、知恵の原則です。忠実な親でも、子どもが一時期離れていくのを見ることは少なくありません。この箇所が特に強調するのは、教育の重みと、家庭で示す模範の重みです。

箴言22章7節の借りる人についてはどういう意味ですか

この節は、借りる人は貸す人のしもべになると述べています。借金が生む依存についての警告です。すべての借り入れが罪だと言っているわけではありませんが、返済を約束することの重さをよく見極めるよう勧めています。26節も、保証人についての警告として同じ方向を示しています。

箴言22章は貧しい人と富む人について何と言っていますか

この章は、富む人も貧しい人も同じ造り主を持つと語ります(2節)。自分のパンを分け与える人を祝福し(9節)、貧しいからといって貧しい人から奪うことを禁じます(22節、23節)。主がその訴えを弁護されるからです。いちばん弱い人々への正義は、神を恐れることのしるしです。

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