ハロウィンは子どものための祭りではありません

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はじめに

「ハロウィンは子どものための祭りではありません。」これは、ダヴィデ・ディ・ドメニコ氏がこの聖書の学びにつけたタイトルです。ある人から、それは大人にとってもそうではないかと、もっともな指摘を受けたそうです。月末に取り上げる予定でしたが、牧師が数日間不在だったため、前倒しにしました。

氏は、この祭りがイタリアに入ってきた頃を覚えています。25年か30年前、小学生の頃のことです。ハロウィンは最近になって輸入された、消費中心の祭りで、多くの人は本来の意味を知らないまま楽しんでいます。ここ数日、友人や同僚が子どもたちとかぼちゃをくり抜き、ハロウィンのロゴ入りのお菓子を買っている姿を目にします。氏の問いはシンプルです。「あなたは、自分が何を祝っているのか本当に知っていますか。」

学びの出発点は、使徒パウロの勧めです。実を結ばない暗闇のわざに加わらず、むしろそれを明るみに出しなさい、というものです(エペソ人への手紙5:11)。加わらないだけでは足りません。知らずに身をさらしている人たちの目を開くことも大切です。

メッセージの構成

1. あなたは自分が何を祝っているのか、本当に知っていますか

  • いちばんよくある答えは、「私はサタン崇拝者ではないし、楽しみでやっているだけ。カーニバルのような祭りでしょう」というものです。しかし信仰者は、この世で起きていることが、目に見えることだけではないと知っています。
  • 聖書はこの世の君について語っており、それは主ではありません。「この社会がどこへ向かっているかを見れば、誰かが糸を引いていることが分かります。」
  • 10月31日は、何十億ものお金の力で、かぼちゃと幽霊とがい骨の祭りになりました。説教者は、アメリカだけでこの日のために110億から130億ドルが使われていると述べています。
  • ハロウィンに参加する子どもが、サタン崇拝者でも、悪霊に憑かれているわけでもないことは明らかです。しかし、子どもに悪気がないからといって、していることが良いこと、普通のことだとは限りません。もし息子が幼稚園から帰ってきて、かぎ十字を描いていたり、園庭で聞いた汚い言葉を繰り返していたりしたら、責めはしませんが、こう伝えるでしょう。「見てごらん、あなたがしていることの後ろには、良くないものがあるよ。」
  • 親は、子どもが何を食べるか、何を着るか、誰と付き合うかにとても気を配っています。「私たちは体を汚すかもしれないものにはとても気をつけますが、魂を汚すものにはずっと寛容です。」

2. 警戒心を下げさせる祭り

  • 説教者は、ハロウィンを祝う人がみな悪霊に憑かれているとか、怪しい世界に入っていくと言っているのではありません。ハロウィンは防御を下げ、とくに幼い子どもたちの、霊的な現実に対する危険の感覚を鈍らせる、と言っています。
  • 一年中、子どもたちには戦争や死、暴力的な場面を見せないようにしています。ところがハロウィンの日には、幽霊や死者や悪魔に仮装できます。「その日は何でも許されるのです。」
  • この祭りは、禁じられたもの、オカルト、秘密への憧れも開きます。氏はこれを薬物にたとえます。軽い薬物から始めた人がみな重い薬物に行き着くわけではありませんが、重い薬物を使う人の大半は軽いものから始めています。
  • イエスは私たちを世の光、光の子と呼ばれました。闇と光の対立は、神のみことば全体を貫いています。「悪が祝われたがるとき、それはもう隠れていないということです。」
  • 氏が学びの準備で耳を傾けたイタリアのカトリックのエクソシストたちでさえ、若者にこの祭りへの注意を呼びかけています。
  • 昨年、3歳の息子さんが怖がって幼稚園から帰ってきました。10月の初めから、園ではゾンビや死者の話をしていたのです。「子どもは自分の恐怖に立ち向かうことを学ばなければなりません」と答えた先生たちに、氏は、するかどうか、いつするかを決めるのは父親と母親だと答えました。祭りの起源についてメールを送った後、最終的に園を変えることになりました。
  • 「問題はお菓子ではありません。問題は、受け入れるために疑うことをやめてしまったすべてのことです。」子ども向けの仮装パーティーとして始まったものが、思春期になると、降霊会やウィジャボードの夜になることがあります。そこにはいつも同じ決まり文句がついてきます。「ただの冗談だよ。」

3. 霊的な良心を育てる責任は親にある

  • 子どもたちの霊的な良心を形づくるのは誰でしょうか。親です。「社会が反対のことを言っても、私たちは気にしません。」学校は客観的なことを教えるところです。霊的な倫理に関わることは、家庭の領分です。
  • 主は、ご自分の戒めが親の心にあり、それを子どもたちに教え込むことを求めておられます。家にいるときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、です(申命記6:6-7)。主はこうも言われます。「子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない」(箴言22:6)。
  • 「でも、みんなやっているよ。」説教者はこう答えます。みんなが闇の世界を祝い始めても、自分は子どもに祝わせない、と。子どもを悪魔やがい骨に仮装させないからといって、狂信的だと言われるでしょう。この世は悪を善、善を悪と呼びます(イザヤ書5:20)。
  • 子どもたちには、健全な教えと光を伝えなければなりません。「この世は彼らを食い尽くそうと待ち構えているからです。」

4. 起源 サウィンとジャックのランタン

  • この祭りは、イエス・キリストの3世紀前、ケルト人またはゲール人の間、とくにアイルランドにさかのぼると考える人もいます。サウィンと呼ばれ、農作業の一年の終わりと、暗い季節の始まりを告げる祭りでした。
  • そこでは、死者の霊を呼び出す異教の儀式が行われていました。説教者は、アイルランド国立博物館のサイトと、アイルランドの物語「ネラの冒険」を紹介しています。そこでは墓の塚が開き、生き物たちが一つの世界から別の世界へ行き来します。その夜、死者の国が開き、死者が生きている人々の間を歩くのです。
  • そうした霊を遠ざけるために、人々は恐ろしい仮面をつけました。「ハロウィンの仮面の後ろには何があるのでしょうか。いつも、オカルトの世界、霊を呼び出すこと、死者を呼び出すことです。」
  • いちばん有名なシンボルもここから来ています。もともとは、中をくり抜いてろうそくを入れたカブでした。かぼちゃは後にアメリカで使われるようになりました。氏は、悪魔をだましたとされるずる賢い男、ジャックの話に触れます。死後、彼は天国にも地獄にも入れず、地獄の炎を持ってさまよっています。玄関先に置くかぼちゃは、彼が家に入るのを防ぐためのものです。
  • ハロウィンという名前は、万聖節の前夜を意味する英語の表現を縮めたものです。説教者はまた、1517年10月31日にルターがヴィッテンベルクで95か条の論題を掲げ、免罪符に反対したことにも触れます。氏は、免罪符が死者への崇拝と結びついていると見ています。
  • 福音派は、聖書で十分だと信じています。神はただひとりであり、神と人との間の仲保者もただひとり、キリスト・イエスです(テモテへの第一の手紙2:5)。この方だけが死んだままではありませんでした。そして、人間には一度死ぬことが定まっており、その後にさばきがあります(ヘブル人への手紙9:27)。

5. この祭りを祝う人たちは何と言っているか

  • 近代の心霊主義は19世紀に生まれました。フォックス姉妹は壁をたたく音であの世と交信していると語り、アラン・カルデックは1857年にフランスで『霊の書』を出版し、ウィジャボードは1891年にアメリカで特許を取りました。ウィジャボードは、子ども向けの店で売られていることもあります。
  • サウィンは、今日でも宗教的な祭りです。自らを魔女の宗教と定義するウィッカは、10月31日を魔女の新年として祝います。8つあるサバトの一つで、亡くなった人々を記念します。
  • サタン教会の創設者アントン・ラヴェイは、『悪魔の聖書』の中で、自分の誕生日に次いで重要な祝日は、4月30日のヴァルプルギスの夜と、10月31日のハロウィンだと書いています。説教者は、ラヴェイのものとされてよく出回っている引用があるが、確認が取れていないので、確かでないことは伝えたくない、と断っています。
  • 説教者によれば、別の団体であるサタニック・テンプルにとって、10月31日は全世界が闇を迎え入れる機会です。元サタン崇拝者たちは、その夜に悪霊の儀式や呼び出しが行われていると証言しています。
  • 氏は、現在は福音派の説教者であるジョン・ラミレスの証しを紹介します。彼は1987年10月31日に、サンテリアの悪霊の儀式によって結婚させられたと語っています。また、18歳のときハロウィンの夜に友人たちと墓地へ行き、「冗談のつもり」でウィジャボードを使い、ずっと後になってようやく解放された青年の話にも触れます。
  • 「ハロウィンを祝う人がみなサタン崇拝者だと言っているのではありません。でも、サタン崇拝者自身が言っているのです。自分たちにとって、ハロウィンは大切だと。」
  • イエスは、なぜこの世がオカルトに引かれるのかを説明されました。悪魔は初めから人殺しで、偽りを言う者であり、偽りの父だからです(ヨハネによる福音書8:44)。そしてサタンは、光の御使いに擬装します(コリント人への第二の手紙11:14)。

6. 聖書はオカルトについて何と言っているか

  • かぼちゃ、がい骨、魔女、幽霊、棺。「いったい、これはどんな祭りでしょうか。」聖書は死を真剣に語っています。死は最後の敵であり(コリント人への第一の手紙15:26)、その後のさばきは取り消されません。死を祭りにするのは悲しいことです。
  • カーニバルとは違います。スーパーマンに仮装することと、ゾンビに仮装することの間には、ゾロとサタンの間には、違いがあります。
  • 申命記18:10-12は、息子や娘を火の中を通らせること、占い、魔術、まじないを禁じています。子どもたちを神秘主義にさらすことは、やはり火遊びをさせることです。
  • 「あなたがたは口寄せ、または占い師のもとにおもむいてはならない。彼らに問うて汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である」(レビ記19:31)。説教者は、死者と話していると思っている人は、実際には悪霊と話していると考えています。サウルがサムエルを呼び出した件は例外で、そこから教理を作ることはできません。女自身がそれに驚いているからです(サムエル記上28章)。そしてサウルは不忠実のゆえに死にました。とくに、死者を呼び出す女に伺いを立てたためです(歴代志上10:13)。
  • 氏の知り合いに、映画『シックス・センス』のように、死者が見える人がいました。その人は、氏と知り合ってからは見えなくなったと話しました。氏は、それは死者ではなく悪霊だったのだと答えました。
  • 「民は自分たちの神に求むべきではないか。生ける者のために死んだ者に求めるであろうか」(イザヤ書8:19)。父や母を亡くした後、たとえ善意からでも霊媒に相談する人がいます。注意が必要です。それは開いてしまう扉だからです。
  • 正確な啓示があっても、それが神から来たものだという証拠にはなりません。ピリピの女奴隷はパウロについて本当のことを言いましたが、占いの霊に動かされていました(使徒行伝16:16-18)。
  • 星占いも同じです。氏は、ChatGPTで星占いを書き、霊的な導き手を装って生計を立てている人を知っています。「人は、真理を信じずにすむなら、何でも信じる用意ができています。」
  • 魔術は肉のわざの一つで、そのようなことをする者は神の国を継ぐことがありません(ガラテヤ人への手紙5:19-21)。主の杯と悪霊の杯の両方を飲むことはできません(コリント人への第一の手紙10:21)。

7. 明るみに出し、目を覚まし、光の中にとどまる

  • 聖書は、私たちに立場を取ること、そして何よりも知ることを求めています。「私たちは、もはや無知でいることが許されない社会に生きています。」
  • エペソでは、人々が回心したとき、魔術の書物が焼かれました(使徒行伝19:19)。サタンはいつも角と硫黄のにおいをさせて現れるわけではありません。「ちょっとしたパーティーをしよう、悪いことなんかないよ」と言います。しかし聖書は言います。「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている」(ペテロの第一の手紙5:8)。
  • 私たちは、天にいる支配や権威、悪の霊と戦っており、神の武具が必要です(エペソ人への手紙6:11-12)。「あなたが信じなくても、彼らは存在します。」
  • 「流行に私たちの良心を形づくらせてはなりません。」私たちには、子どもたち、教会、周りの人々を教え育てる責任があります。イエスは、諸国民を教えなさいと言われました(マタイによる福音書28:19)。
  • 使徒は、二つの簡単なことを示しています。「すべてのものを識別して、良いものを守り、あらゆる種類の悪から遠ざかりなさい」(テサロニケ人への第一の手紙5:21-22)。
  • 神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼすためです(ヨハネの第一の手紙3:8)。イエスは、死の恐怖のために一生涯奴隷となっていた人々を解放するために来られました(ヘブル人への手紙2:14-15)。神は私たちを闇の力から救い出し、御子の国に移してくださいました(コロサイ人への手紙1:13)。
  • 「勇気が必要です。みんなが愚かなことをしていても、勇気を持って言いなさい。いいえ、私はそれをしません、と。」

覚えておきたいポイント

  • ハロウィンを祝う子どもはサタン崇拝者ではありませんが、悪気がないからといって、この祭りが無害になるわけではありません。
  • ハロウィンは霊的な現実に対する警戒心を下げ、幼い子どもたちを悪のシンボルに慣れさせます。
  • 子どもの霊的な良心に責任を持つのは、学校でも社会でもなく、親です。
  • 聖書は占いと死者の呼び出しを禁じています。死者と話していると思う人は、実際には悪霊に身をさらしています。
  • イエスは悪魔のわざを滅ぼし、私たちを光の御国に移すために来られました。

個人への問いかけ

  1. あなたは、10月の終わりに、自分が何を祝っているか、あるいは家庭で何が祝われるのを許しているかを知っていますか。
  2. あなたは、子どもの体を傷めるかもしれないものよりも、子どもの魂を傷めるかもしれないものに、もっと注意を払っていますか。
  3. 家でも道でも、闇と光について御言葉が語っていることを、子どもたちにどのように話せるでしょうか。
  4. あなたの生活の中に、「冗談のつもり」でも、星占いのように、神以外のものに場所を与えている習慣はありませんか。
  5. 周りのみんなが「はい」と言っていても、「いいえ」と言う勇気が必要な場面は、どんな状況ですか。

引用した聖書箇所

よくある質問

ハロウィンを祝う子どもは、悪いことをしているのですか。

ダヴィデ・ディ・ドメニコ氏ははっきりと言います。ハロウィンに参加する子どもは、サタン崇拝者でも悪霊に憑かれているわけでもなく、オカルトを祝おうとしているわけでもありません。しかし、悪気がないからといって、それが良いこと、普通のことになるわけではありません。学校で覚えてきた汚い言葉と同じで、その後ろに何があるのかを説明するのは親の役目です。

ハロウィンはどこから来たのですか。

説教者は、主にアイルランドで祝われたケルトの祭り、サウィンにさかのぼると述べています。サウィンは農作業の一年の終わりを告げる祭りでした。その夜、死者の世界が開き、死者が生きている人々の間を歩くと信じられていました。恐ろしい仮面は、そうした霊を遠ざけるために使われ、ジャックのランタンは、最初はくり抜いたカブでしたが、アメリカでかぼちゃになりました。

聖書は心霊主義や死者に伺いを立てることについて何と言っていますか。

申命記18:10-12、レビ記19:31、イザヤ書8:19は、占い、魔術、死者の呼び出しを禁じています。ダヴィデ・ディ・ドメニコ氏は、死者と話していると思っている人は、実際には悪霊と話していると考えています。エンドルの女のもとを訪れたサウルの件は例外であり、サウルは不忠実のゆえに死にました(歴代志上10:13)。

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