聖書の人物 コラの子たち

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

コラの子たちは、荒野でモーセとアロンに逆らったレビ人コラの子孫です。裁きの時、コラの子たちは死ななかったと聖書は記します(民数記26章11節)。ダビデの時代には、この家系から歌い手や聖所の門衛が出ました。十一の詩篇に彼らの名があり、詩篇42篇、46篇、84篇も含まれます。神は反逆に傷ついた家族を、礼拝者の家族に変えることができるのです。

コラの子たちという名前の意味

祖先コラの名は、ヘブル語の「禿げ」を表す語に結びつけられることもありますが、意味は議論されています。「コラの子たち」は直接の子だけでなく、その子孫、すなわちレビ人のコラ人の氏族を指します(民数記26章58節)。父の反逆は、コラの人物紹介に記されています。

コラの子たちの生涯

  1. 父の反逆

    民数記16章1-35節

    ケハテ氏族のレビ人コラは、ダタン、アビラム、二百五十人の指導者たちとともに、モーセとアロンに逆らいました。地が口を開けて反逆者たちを、コラに属する人々とその全財産とともに呑み込み、火が二百五十人を焼き尽くします。この反逆の詳細は、コラの人物紹介にあります。

  2. 神に救われた子ら

    民数記26章9-11節

    第二の人口調査で、聖書は反逆とその刑罰を思い起こさせたのち、短い一文を添えます。コラの子たちは死ななかったというのです。なぜ救われたのか、聖書は説明しません。ただコラの血筋が続いたことを示し、民数記26章58節は、コラ人の氏族をレビの氏族に数えています。

  3. 歌い手の家系

    第一歴代誌6章31-38節

    契約の箱が安置される場所を得たとき、ダビデはレビ人たちを幕屋の前で歌を担当する者として立てました。その中に歌い手ヘマンがいて、系図はコラ、イツハル、ケハテ、レビへとさかのぼります。反逆者の子孫が、イスラエルの賛美を導く者の一人となったのです。

  4. 門口を守る者

    第一歴代誌9章19節

    コラ人は門衛としても仕えました。コラの子シャルムとその兄弟たちは、先祖が主の宿営の入口を守ったように、天幕の敷居を守りました。第一歴代誌26章1節でも、コラ人が門衛の組に数えられています。この家系は神の家への入口を見守りました。

  5. 神を慕う渇き

    詩篇42篇1-5節

    コラの子たちのマスキールである詩篇42篇は、有名な情景で始まります。鹿が谷川を慕いあえぐように、私のたましいも神を慕いあえぐのです。落ち込み、あざけられた詩人は、自分のたましいに、神を待ち望めと語りかけます。信仰は、悲しみを否定せずにそれを通り抜けます。

  6. 苦難の時の避け所

    詩篇46篇1-3節

    同じくコラの子たちの詩篇46篇は、神は私たちの避け所、また力、苦しむときそこにある助けだと宣言します。地が変わり、山々が揺れ動いても、神の民は恐れずにいられます。この信頼の歌は、何世紀ものあいだ歌い継がれてきました。

  7. あなたの大庭での一日

    詩篇84篇1-12節

    詩篇84篇は神の家への愛を歌います。門衛の家系の詩篇だけに、一つの言葉が際立ちます。悪の天幕に住むよりは、私の神の宮の門口に立っていたいというのです。主は、誠実に歩む者に、良いものを拒まれません。

コラの子たちから学ぶこと

  • 父の罪が自動的に子らを罪に定めるわけではなく、神の前での態度は一人ひとりが負います。
  • 神は反逆に傷ついた家族を、礼拝者の家族に変えることができます。
  • 神への渇きと落胆は共存できます。信仰は、たましいに神を待ち望めと語ります。
  • 神から遠く快適に暮らすより、神の家の門口で低く仕えるほうがまさります。
  • 災難の中でも、神は常にそこにある避け所、助けであり続けます。

鍵となる聖句

民数記26章11節

この短い一文は、コラの血筋が彼とともに絶えなかったことを示します。神は子らを守り、その子孫がのちにイスラエルの礼拝に仕えました。

詩篇42篇1-2節

鹿の姿で表された生ける神への渇きは、コラの子たちの最もよく知られた祈りの一つです。神から遠く感じる人に言葉を与えてくれます。

詩篇46篇1-3節

神は苦しみのときの避け所であり助けです。コラの子たちのこの詩篇は、すべてが崩れるように見えても恐れないよう招きます。

詩篇84篇10-11節

神の大庭での一日は、よそでの千日にまさります。主は太陽、また盾であり、誠実に歩む者に良いものを拒まれません。

コラの子たちについての説教

よくある質問

コラの子たちとはだれですか。

モーセに逆らった、ケハテ氏族のレビ人コラの子孫です。裁きの時に救われ(民数記26章11節)、コラ人の氏族となりました。ダビデの時代には、ヘマンのように歌い手となった者や、聖所の門衛になった者がいます(第一歴代誌6章と9章)。

コラの子たちはどの詩篇を書きましたか。

表題にコラの子たちの名がある詩篇は十一あります。42篇、44篇、45篇、46篇、47篇、48篇、49篇、84篇、85篇、87篇、88篇です。神への渇きを歌う42篇、神は避け所と歌う46篇、神の家への愛を歌う84篇が特によく知られています。

なぜコラの子たちは父とともに滅びなかったのですか。

聖書はコラの子たちは死ななかったとだけ記し、理由は述べません(民数記26章11節)。民数記16章27節は、会衆が裁きの前にコラの住まいから離れていたと伝えています。確かなのは、神がこの家系を守り、賛美に仕える者として召されたことです。

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