聖書の人物 トビヤとゲシェム

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

アンモンびとトビヤとアラビヤびとゲシェムは、ホロニびとサンバラテと共に、エルサレムの城壁を再建するネヘミヤに敵対した中心人物です。アルタシャスタ王の時代、彼らはあざけり、反逆の疑いをかけ、ネヘミヤを罠に誘い、おどそうとしました。トビヤは後に神殿の部屋にまで住みつきます。反対があっても、神の働きは成し遂げられることを教えてくれます。

トビヤとゲシェムという名前の意味

トビヤはヘブル語の名で、主は善い、という信仰告白を表す名と理解されるのが一般的です。アラビヤびとゲシェムの名の意味は議論があり、この聖書ではガシムと表記され、ネヘミヤ記6章6節のガシムも同じ名の別形と考えられています。聖書はどちらの名の意味も説明していません。

トビヤとゲシェムの生涯

  1. 大きな不快

    ネヘミヤ記2章10節

    ネヘミヤはアルタシャスタ王の手紙を携え、エルサレムの再建のために到着します。ホロニびとサンバラテとアンモンびとトビヤは、イスラエルの子孫の福祉を求める人が来たと聞いて、大いに感情を害しました。最初の石が積まれる前から、反対はすでに始まっていました。

  2. 最初のあざけり

    ネヘミヤ記2章19-20節

    民が築こうと立ち上がると、サンバラテ、トビヤ、ゲシェムはユダヤ人をあざけり侮って、王に反逆するのかと言いました。ネヘミヤは、天の神が成功を与えてくださること、そしてこの者たちにはエルサレムに分も権利も記念もないことを、確信をもって答えました。

  3. 城壁の上のきつね

    ネヘミヤ記4章1-9節

    サンバラテが弱々しいユダヤ人をあざけると、トビヤも、きつね一匹が上っても石垣はくずれる、と言い足しました。ネヘミヤは祈りで答えます。敵がアラビヤびとやアンモンびとと共に攻める相談をしたとき、民は祈り、日夜の見張りを置きました。

  4. オノの平野の罠

    ネヘミヤ記6章1-9節

    城壁がほぼ完成すると、サンバラテとゲシェムは、オノの平野の村で会おうと何度も誘いました。害を加えるつもりでしたが、ネヘミヤは、大いなる工事をしているので下れないと断ります。その後、ガシムの話を根拠に、ユダヤ人が反乱を企てていると書いた開封の手紙が届き、ネヘミヤは偽りを退け、神に力を求めて祈りました。

  5. 買収された預言者

    ネヘミヤ記6章10-19節

    サンバラテとトビヤは、シマヤを買収して、ネヘミヤが恐れて神殿に逃げ込み、罪を犯すよう仕向けました。ネヘミヤはそれを見抜きます。城壁は五十二日で完成しましたが、トビヤは姻戚関係を通じてユダの有力者たちと結びつき、ネヘミヤを恐れさせる手紙を送り続けました。

  6. 神殿から追い出される

    ネヘミヤ記13章4-9節

    ネヘミヤが不在のあいだ、トビヤの親族である祭司エリアシブは、供え物をしまっていた神の宮の大きな部屋をトビヤのために用意しました。戻ったネヘミヤはトビヤの家財をすべて外へ投げ出させ、部屋を清めさせ、神の宮の器具を元に戻しました。

トビヤとゲシェムから学ぶこと

  • 神の働きにはどれも反対がありますが、反対が結末を決めるのではありません。
  • あざけりや脅しに対するネヘミヤの最初の応答は祈りで、その後に賢い行動が続きました。
  • 神から託された仕事を離れないことは、気を散らされることや罠から守ってくれます。
  • 敵は偽りの預言や親族関係をも利用することがあるため、見分ける力が必要です。
  • 神の家にふさわしくないものは、毅然として取り除かなければなりません。

鍵となる聖句

ネヘミヤ記2章20節

サンバラテ、トビヤ、ゲシェムのあざけりへのネヘミヤの答えです。天の神は御自分のしもべたちに成功を与えられ、反対する者にはエルサレムに分も権利も記念もありません。

ネヘミヤ記4章9節

「われわれは神に祈り、また日夜見張りを置いて彼らに備えた」。敵に向かうとき、祈りと警戒は一つに結びついています。

ネヘミヤ記6章3節

ネヘミヤは、サンバラテとゲシェムの会見の誘いを断ります。大いなる工事をしているから下って行けないと答えました。罠を避け、工事を続けさせた簡潔な答えです。

ネヘミヤ記6章16節

城壁が完成すると、周囲の異邦人は、この工事が神の助けによって成し遂げられたと悟りました。トビヤとゲシェムの反対も、神のなさろうとすることを止められませんでした。

トビヤとゲシェムについての説教

よくある質問

トビヤとゲシェムとは聖書で誰ですか。

アンモンびとトビヤとアラビヤびとゲシェムは、ホロニびとサンバラテと共に、エルサレムの城壁再建の時にネヘミヤに敵対しました。ユダヤ人をあざけり、反乱の疑いをかけ、ネヘミヤを恐れさせようとしました。トビヤはユダの有力者たちと姻戚関係もありました(ネヘミヤ記6章17-18節)。

なぜトビヤとゲシェムはネヘミヤに反対したのですか。

聖書は動機をすべて記してはいません。サンバラテとトビヤは、イスラエルの子孫の福祉を求める人が来たと聞いて、大いに感情を害したとあります(ネヘミヤ記2章10節)。ゲシェムと共に、彼らは再建を王への反逆として描き、恐れによって工事をやめさせようとしました。

トビヤとゲシェムの記事は聖書のどこにありますか。

二人の記事はネヘミヤ記にあります。最初の反応は2章10節と19-20節、あざけりと脅しは4章、ネヘミヤに仕掛けた罠は6章、そしてトビヤが神殿の部屋から追い出される場面は13章4-9節です。

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