聖書 — 口語訳 (1955)
出エジプト記 13
概要
出エジプト記13章は、エジプトからの出発のすぐ後に続きます。神は、すべての初子をご自身のために聖別すること、そして解放の記念として種入れぬパンの祭りを守ることを求められます。親はこれらの行いを子どもたちに説明しなければなりません。子どもたちは「これはどんな意味ですか」と問うでしょう。章は続いて民の出発を語ります。神はペリシテびとの国の近い道を避け、荒野を通って民を導かれます。昼は雲の柱、夜は火の柱がイスラエルを導き、モーセはヨセフの遺骸を携えていきます。
この章の4つの区分
1主はモーセに言われた、
2「イスラエルの人々のうちで、すべてのういご、すなわちすべて初めに胎を開いたものを、人であれ、獣であれ、みな、わたしのために聖別しなければならない。それはわたしのものである」。
3モーセは民に言った、「あなたがたは、エジプトから、奴隷の家から出るこの日を覚えなさい。主が強い手をもって、あなたがたをここから導き出されるからである。種を入れたパンを食べてはならない。
4あなたがたはアビブの月のこの日に出るのである。
5主があなたに与えると、あなたの先祖たちに誓われたカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ヒビびと、エブスびとの地、乳と蜜との流れる地に、導き入れられる時、あなたはこの月にこの儀式を守らなければならない。
6七日のあいだ種入れぬパンを食べ、七日目には主に祭をしなければならない。
7種入れぬパンを七日のあいだ食べなければならない。種を入れたパンをあなたの所に置いてはならない。また、あなたの地区のどこでも、あなたの所にパン種を置いてはならない。
8その日、あなたの子に告げて言いなさい、『これはわたしがエジプトから出るときに、主がわたしになされたことのためである』。
9そして、これを、手につけて、しるしとし、目の間に置いて記念とし、主の律法をあなたの口に置かなければならない。主が強い手をもって、あなたをエジプトから導き出されるからである。
10それゆえ、あなたはこの定めを年々その期節に守らなければならない。
11主があなたとあなたの先祖たちに誓われたように、あなたをカナンびとの地に導いて、それをあなたに賜わる時、
12あなたは、すべて初めに胎を開いた者、およびあなたの家畜の産むういごは、ことごとく主にささげなければならない。すなわち、それらの男性のものは主に帰せしめなければならない。
13また、すべて、ろばの、初めて胎を開いたものは、小羊をもって、あがなわなければならない。もし、あがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたの子らのうち、すべて、男のういごは、あがなわなければならない。
14後になって、あなたの子が『これはどんな意味ですか』と問うならば、これに言わなければならない、『主が強い手をもって、われわれをエジプトから、奴隷の家から導き出された。
15そのときパロが、かたくなで、われわれを去らせなかったため、主はエジプトの国のういごを、人のういごも家畜のういごも、ことごとく殺された。それゆえ、初めて胎を開く男性のものはみな、主に犠牲としてささげるが、わたしの子供のうちのういごは、すべてあがなうのである』。
16そして、これを手につけて、しるしとし、目の間に置いて覚えとしなければならない。主が強い手をもって、われわれをエジプトから導き出されたからである」。
17さて、パロが民を去らせた時、ペリシテびとの国の道は近かったが、神は彼らをそれに導かれなかった。民が戦いを見れば悔いてエジプトに帰るであろうと、神は思われたからである。
18神は紅海に沿う荒野の道に、民を回らされた。イスラエルの人々は武装してエジプトの国を出て、上った。
19そのときモーセはヨセフの遺骸を携えていた。ヨセフが、「神は必ずあなたがたを顧みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの遺骸を携えて、ここから上って行かなければならない」と言って、イスラエルの人々に固く誓わせたからである。
20こうして彼らは更にスコテから進んで、荒野の端にあるエタムに宿営した。
21主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。
22昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった。
鍵となる聖句
モーセは民に言った、「あなたがたは、エジプトから、奴隷の家から出るこの日を覚えなさい。主が強い手をもって、あなたがたをここから導き出されるからである。種を入れたパンを食べてはならない。
民はエジプトから出たこの日を覚えなければなりません。それは主の強い手のみわざとして示されています。種入れぬパンが、その記憶を保ちます。
その日、あなたの子に告げて言いなさい、『これはわたしがエジプトから出るときに、主がわたしになされたことのためである』。
解放は、世代から世代へと語り伝えられなければなりません。父親はそれぞれ、神が自分のためになされたことを子に説明します。
さて、パロが民を去らせた時、ペリシテびとの国の道は近かったが、神は彼らをそれに導かれなかった。民が戦いを見れば悔いてエジプトに帰るであろうと、神は思われたからである。 神は紅海に沿う荒野の道に、民を回らされた。イスラエルの人々は武装してエジプトの国を出て、上った。
神は最も近い道を取られません。民が戦いを見れば、あきらめてしまうかもしれないからです。荒野への回り道は、誤りではなく、守りのための行いです。
主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。 昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった。
神は昼も夜も、雲の中、そして火の中で、民の前を進まれます。そのご臨在は導き、照らし、決して離れることがありません。
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説教が語っていること
出エジプト記13章についてよくある質問
出エジプト記13章で、なぜ神は初子を聖別するよう求められるのですか。
神は、イスラエルの初子が十番目の災いのときに守られたことを思い起こさせ、彼らはご自身のものだと告げます。長子は贖われ、動物は聖別されるか、小羊に替えられます。この儀式は、解放の記憶を生き生きと保ち、受けたいのちは神から来ることを教えます。
なぜ神はイスラエルをペリシテびとの国の道に導かれなかったのですか。
聖書は、その道が最も近いものの、戦いに通じていて、民がそれを見れば悔いてエジプトに帰るかもしれないからだと説明しています。そこで神は、紅海に沿う荒野への回り道を選ばれました。それは、まだもろい民の信仰を守るためでした。
雲の柱と火の柱は何を表していますか。
これらは、民の前を進まれる神のご臨在の目に見えるしるしです。昼は導く雲、夜は照らす火です。それらはイスラエルから決して離れませんでした。多くのキリスト者は、これを神が御霊によって民に与える導きの姿と見ています。
出エジプト記 13を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。