聖書 — 口語訳 (1955)

箴言 23

概要

箴言23章には、人生のいくつかの落とし穴について、父が子に与える助言が集められています。権力者の食卓での貪欲、そして鳥のように飛び去る富を追い求めることへの戒めがあります。さらに、人を成長させる教訓、将来と望み、売ってはならない真理を手に入れることが語られます。章の終わりは、酒に酔うことと酒の誘惑についての長い警告で、それに身をゆだねる者が奴隷のようになる姿が描かれています。

この章の5つの区分

  1. 1-8節貪欲と富の追求に気をつけなさい
  2. 9-14節地境、愚かな者、そして教訓
  3. 15-22節知恵ある心、主を恐れること、そして望み
  4. 23-28節真理を買い求め、あなたの心を与えなさい
  5. 29-35節酒とその結末

1治める人と共に座して食事するとき、あなたの前にあるものを、よくわきまえ、

2あなたがもし食をたしなむ者であるならば、あなたののどに刀をあてよ。

3そのごちそうをむさぼり食べてはならない、これは人を欺く食物だからである。

4富を得ようと苦労してはならない、かしこく思いとどまるがよい。

5あなたの目をそれにとめると、それはない、富はたちまち自ら翼を生じて、わしのように天に飛び去るからだ。

6物惜しみする人のパンを食べてはならない、そのごちそうをむさぼり願ってはならない。

7彼は心のうちで勘定する人のように、「食え、飲め」とあなたに言うけれども、その心はあなたに真実ではない。

8あなたはついにその食べた物を吐き出すようになり、あなたのねんごろな言葉もむだになる。

9愚かな者の耳に語ってはならない、彼はあなたの言葉が示す知恵をいやしめるからだ。

10古い地境を移してはならない、みなしごの畑を侵してはならない。

11彼らのあがない主は強くいらせられ、あなたに逆らって彼らの訴えを弁護されるからだ。

12あなたの心を教訓に用い、あなたの耳を知識の言葉に傾けよ。

13子を懲らすことを、さし控えてはならない、むちで彼を打っても死ぬことはない。

14もし、むちで彼を打つならば、その命を陰府から救うことができる。

15わが子よ、もしあなたの心が賢くあれば、わたしの心もまた喜び、

16もしあなたのくちびるが正しい事を言うならば、わたしの心も喜ぶ。

17心に罪びとをうらやんではならない、ただ、ひねもす主を恐れよ。

18かならず後のよい報いがあって、あなたの望みは、すたらない。

19わが子よ、よく聞いて、知恵を得よ、かつ、あなたの心を道に向けよ。

20酒にふけり、肉をたしなむ者と交わってはならない。

21酒にふける者と、肉をたしなむ者とは貧しくなり、眠りをむさぼる者は、ぼろを身にまとうようになる。

22あなたを生んだ父のいうことを聞き、年老いた母を軽んじてはならない。

23真理を買え、これを売ってはならない、知恵と教訓と悟りをも買え。

24正しい人の父は大いによろこび、知恵ある子を生む者は子のために楽しむ。

25あなたの父母を楽しませ、あなたを産んだ母を喜ばせよ。

26わが子よ、あなたの心をわたしに与え、あなたの目をわたしの道に注げ。

27遊女は深い穴のごとく、みだらな女は狭い井戸のようだ。

28彼女は盗びとのように人をうかがい、かつ世の人のうちに、不信実な者を多くする。

29災ある者はだれか、憂いある者はだれか、争いをする者はだれか、煩いある者はだれか、ゆえなく傷をうける者はだれか、赤い目をしている者はだれか。

30酒に夜をふかす者、行って、混ぜ合わせた酒を味わう者である。

31酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。

32これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。

33あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。

34あなたは海の中に寝ている人のように、帆柱の上に寝ている人のようになる。

35あなたは言う、「人がわたしを撃ったが、わたしは痛くはなかった。わたしを、たたいたが、わたしは何も覚えはない。いつわたしはさめるのか、また酒を求めよう」と。

鍵となる聖句

5節
あなたの目をそれにとめると、それはない、富はたちまち自ら翼を生じて、わしのように天に飛び去るからだ。

この節は、富を飛び立つ鳥にたとえています。消えていくものに目を留めず、より長く続くものを求めるよう促す言葉です。

18節
かならず後のよい報いがあって、あなたの望みは、すたらない。

確かに将来があり、主を恐れる者の望みは断たれることがありません。この節は、神の真実に根ざして待ち望む人の支えとなります。

23節
真理を買え、これを売ってはならない、知恵と教訓と悟りをも買え。

真理と知恵と悟りを得るには努力が必要であり、箴言はどれほど代価を払っても、それを手放さないよう勧めています。

26節
わが子よ、あなたの心をわたしに与え、あなたの目をわたしの道に注げ。

父が子に求めるのは、従順だけでなく心です。聖書の知恵は、何よりもまず関係と結びつきであり、単なる規則の一覧ではありません。

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説教が語っていること

箴言23章についてよくある質問

箴言23章7節はどういう意味ですか

この節は、悪意のある目をした主人について語っています。彼は食べて飲みなさいと言いますが、その心はあなたとともにありません。もてなしの外見が悪い意図を隠していることがあると教え、自分の利益を求める人に招かれたときには慎重であるよう促しています。

箴言23章18節は、信じる者に将来を約束していますか

この節は、確かに将来があり、望みは断たれることがないと語ります。前の節の主を恐れることを受けた言葉です。神への信頼にとどまるようにという励ましであり、将来の細かな内容を定めたり、物質的な成功を約束したりするものではありません。

箴言23章は酒についてどう語っていますか

29節から35節は、問いかけと比喩を用いて、酔うことの影響を描きます。嘆き、争い、傷、判断力の喪失、依存です。この箇所は、酒に誘われてはならない、酒は最後には蛇のようにかみつくと警告しています。これは医学的な分析ではなく、戒めの言葉です。

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