聖書 — 口語訳 (1955)

箴言 4

概要

箴言4章で、父は自分の父から教わったことを子らに伝えます。何よりもまず知恵を得ることです。彼は、いよいよ輝きを増す光のような正しい者の道と、暗闇のような悪しき者の道を対比させます。受けた言葉を守り、さらに自分の心、口、目、足を守るよう勧めます。どう歩むかに、人生のすべてがかかっているからです。

この章の5つの区分

  1. 1-9節父が伝える:知恵を得よ
  2. 10-13節知恵の道:教えを聞き、心にとどめる
  3. 14-19節二つの道:正しい者の光と悪しき者の暗闇
  4. 20-22節受けた言葉を守る、それは命の源
  5. 23-27節心と口と目と足を守る

1子供らよ、父の教を聞き、悟りを得るために耳を傾けよ。

2わたしは、良い教訓を、あなたがたにさずける。わたしの教を捨ててはならない。

3わたしもわが父には子であり、わが母の目には、ひとりのいとし子であった。

4父はわたしを教えて言った、「わたしの言葉を、心に留め、わたしの戒めを守って、命を得よ。

5それを忘れることなく、またわが口の言葉にそむいてはならない、知恵を得よ、悟りを得よ。

6知恵を捨てるな、それはあなたを守る。それを愛せよ、それはあなたを保つ。

7知恵の初めはこれである、知恵を得よ、あなたが何を得るにしても、悟りを得よ。

8それを尊べ、そうすれば、それはあなたを高くあげる、もしそれをいだくならば、それはあなたを尊くする。

9それはあなたの頭に麗しい飾りを置き、栄えの冠をあなたに与える」。

10わが子よ、聞け、わたしの言葉をうけいれよ、そうすれば、あなたの命の年は多くなる。

11わたしは知恵の道をあなたに教え、正しい道筋にあなたを導いた。

12あなたが歩くとき、その歩みは妨げられず、走る時にも、つまずくことはない。

13教訓をかたくとらえて、離してはならない、それを守れ、それはあなたの命である。

14よこしまな者の道に、はいってはならない、悪しき者の道を歩んではならない。

15それを避けよ、通ってはならない、それを離れて進め。

16彼らは悪を行わなければ眠ることができず、人をつまずかせなければ、寝ることができず、

17不正のパンを食らい、暴虐の酒を飲むからである。

18正しい者の道は、夜明けの光のようだ、いよいよ輝きを増して真昼となる。

19悪しき人の道は暗やみのようだ、彼らは何につまずくかを知らない。

20わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。

21それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。

22それは、これを得る者の命であり、またその全身を健やかにするからである。

23油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

24曲った言葉をあなたから捨てさり、よこしまな談話をあなたから遠ざけよ。

25あなたの目は、まっすぐに正面を見、あなたのまぶたはあなたの前を、まっすぐに見よ。

26あなたの足の道に気をつけよ、そうすれば、あなたのすべての道は安全である。

27右にも左にも迷い出てはならない、あなたの足を悪から離れさせよ。

鍵となる聖句

7節
知恵の初めはこれである、知恵を得よ、あなたが何を得るにしても、悟りを得よ。

知恵を、何を犠牲にしても自分から求めるべき出発点として示します。知恵は偶然には手に入らず、探し求めるものです。

18-19節
正しい者の道は、夜明けの光のようだ、いよいよ輝きを増して真昼となる。 悪しき人の道は暗やみのようだ、彼らは何につまずくかを知らない。

二つのイメージが対比されます。「いよいよ輝きを増して真昼となる」正しい者の道と、何につまずくのかも見えずに進む悪しき者の道です。語られているのは、一瞬の状態ではなく、進んでいく歩みです。

23節
油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

心は命の泉として示されます。そこから出るものが、言葉、選択、計画を方向づけます。ほかのどんな見張りよりも先に、心を守ることが優先されます。

25-27節
あなたの目は、まっすぐに正面を見、あなたのまぶたはあなたの前を、まっすぐに見よ。 あなたの足の道に気をつけよ、そうすれば、あなたのすべての道は安全である。 右にも左にも迷い出てはならない、あなたの足を悪から離れさせよ。

父は具体的な助言で結びます。まっすぐな目、よく見極めた道、右にも左にもそれないこと。知恵は、ごくふつうの歩みの中で生きられます。

このテーマで祈る

説教が語っていること

箴言4章についてよくある質問

箴言4章23節の「あなたの心を守れ」はどういう意味ですか

聖書の考えでは、心は人の中心であり、思い、願い、決断を指します。この節は、命がそこから流れ出るので、ほかのどんなものよりも心を見張るよう求めています。目に見える行動を抑えるだけで満足せず、何を受け入れ、育て、愛しているかに注意を払うようにとの招きです。

箴言4章の中心的なメッセージは何ですか

この章は、父から子へと伝えられる尊い宝として、知恵を求めるよう呼びかけます。いよいよ輝きを増す光の中を進む正しい者の道と、暗闇の中にいる悪しき者の道を対比させ、心、口、足を守るという具体的な助言で結びます。

「正しい者の道は、夜明けの光のようだ」とはどういう意味ですか

18節は、正しい者の人生を、真昼に向かって明るさを増していく夜明けにたとえます。道は時とともにますますはっきりしていきます。それは即座の完全さではなく、進歩を意味します。つまずくものさえ見えない悪しき者の道とは対照的です。

箴言 4を引用している記事

← すべての章

口語訳(1955年)— パブリックドメイン。