インマヌエル:神があなたと共に歩まれる

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インマヌエル:神はあなたの隣人よりも近くであなたと共に歩まれる

クリスマスには、イルミネーションの光、プレゼント、みんなで囲む食卓、子どもたちの笑顔など、すてきなものがたくさん詰まっています。けれども、それらすべてを取り除いたときに残るのは、東京キリスト教会の竹本牧師が2025年12月21日のクリスマス礼拝の中心に据えた、ひとつの言葉です。それは「with」。「共に」ということばです。そして、この小さなことばの奥には、聖書の中でもっとも深い約束が隠されています。インマヌエル、「神は私たちと共におられる」という約束です。この記事では、クリスマスをひとつの行事としてではなく、すべてが崩れ落ちるときでさえ神があなたのそばを歩むと約束してくださる、ひとつの出会いとして、その中心にもう一度立ち返ってみたいと思います。

1. あなたが知らないかもしれないクリスマスの話

竹本牧師は、まずいくつかの思い込みを揺さぶるところから話を始めます。サンタクロースの赤い衣装。それは実はコカ・コーラの広告キャンペーンから広まったものです。それ以前には、緑や茶色の衣装のサンタクロースも知られていました。定番のクリスマスケーキや、12月25日にケンタッキーフライドチキンを食べる習慣も、実は日本独自に生まれた文化です。「クリスマス(Christmas)」ということば自体は、文字どおりには「キリストのミサ」、つまり「キリストを礼拝すること」を意味します。そして12月25日という日付は、聖書のどこにも記されていません。この日はずっと後になって定められたもので、おそらく異教の祭りに取って代わるためだったと考えられています。

日付そのものはたいして重要ではありません。大切なのは、その中心におられる方です。そして、クリスマスの本当の意味をつかみたいのなら、多くの人が見落としているこのキーワードが必要です。それは「共に」ということばです。

2. インマヌエル:神は上でも遠くでもなく、そばにおられる

マタイ1:23を開いてみましょう。「見よ、処女が身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」(訳すと「神は私たちとともにおられる」という意味である)。

少し立ち止まってみてください。「私たちとともに」。上からではありません。遠くからでもありません。天のどこかからあなたの行いを見張っている存在でもありません。私たちの多くは、たとえ信じていたとしても、神を少し高いところにいる、遠くの存在としてイメージしがちです。本当に困ったときだけ、「どうか聞いてください」と叫びかける相手として。竹本牧師ははっきりと言います。それがまったくの誤りというわけではないけれど、この聖句が語っていることではない、と。

「ともに」とは、もっとシンプルなことです。それは「あなたのすぐそばに」ということです。もし今日、この礼拝で、神が壇上の高いところにも、遠い天にもおられず、ただあなたの隣に座っておられるとしたら、あなたはどう感じるでしょうか。これこそがクリスマスの約束です。プレゼントでも、ごちそうでも、イルミネーションでもありません。それらもお祝いの一部ではありますが、クリスマスの真実とは、神があなたの隣の席に座ると約束してくださったということなのです。

3. 人を殺す孤独、人を癒やす信頼

「共に」ということばの重みをつかむために、牧師はその反対にあるもの、すなわち孤独に目を向けさせます。日本は2021年に「孤独・孤立対策担当大臣」を設置しました。イギリスに次いで世界で二番目のことです。2023年には孤立対策の法律も制定されました。孤独は高齢者だけの問題ではありません。調査によれば、20代や30代にも大きな影響を及ぼしていることが分かっています。

数字は驚くべきものです。孤独を感じることは、早期死亡のリスクを約30パーセント高めるとされ、これは一日に15本のたばこを吸うこと、あるいはアルコール依存に匹敵する数字です。心筋梗塞や脳卒中のリスクは30パーセント上昇します。認知症のリスクは40パーセント上昇します。ストレスホルモンであるコルチゾールは慢性的に高いままとなり、うつ、不安、睡眠障害を引き起こします。

私たちは人とのつながりの中で生きるように造られています。そして興味深いことに、孤独は単に人に囲まれることでは解決しません。大勢の人の中にいても孤独な人はいます。逆に、たったひとりでも自分を信じてくれる人がいれば、その破壊的な影響は和らいでいくのです。

4. 最初の息から、人々に囲まれていたイエス

ルカ2:6~7を読んでみましょう。「さて、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、初子の男の子を産んだ。そして、その子を布にくるみ、飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」

私たちはこの場面をドラマチックに想像しがちです。誰もいない田舎で、ひとりぼっちで生まれたイエス、というふうに。しかし近年の研究によれば、「家畜小屋」とされる場所は、実際には家の一部であった可能性が高く、「宿屋」とは親しい家の客間を指していたと考えられています。つまり、イエスは人々に囲まれて生まれたのです。両親がそばにいて、家の人々もいて、おそらく助けに来た近所の人々もいたでしょう。当時、出産は共同体全体で見守るものだったからです。

最初の息をついたその瞬間から、イエスは人々の真ん中にいました。そしてそれは生涯を通じて変わりませんでした。イエスは決して距離を置くことをなさいませんでした。インマヌエルとは理論ではありません。それはイエスが揺りかごから十字架まで生き抜かれた、ひとつの生き方なのです。そして神は無限の方であるゆえに、この「わたしはあなたがたと共にいる」という約束は、決して途切れることがありませんでした。クリスマスは今も続いています。今この瞬間も、神はあなたと共に歩んでおられます。

5. 共にいるとは、信じるということ

誰かと「共に」いるとは、単に同じ空間を共有することではありません。それは心のあり方です。竹本牧師は、あなたにも思い当たるであろうことばでこう表現します。

  • あなたが何かを始めようとするとき、誰かが最後まであなたを信じ、励ましてくれること。
  • あなたが間違えたとき、誰かが愛をもって正してくれること。
  • あなたが苦しんでいるとき、誰かがその痛みを分かち合ってくれること。
  • あなたが限界に達したとき、誰かが共に泣いてくれること。
  • あなたが問題を抱えているとき、誰もあなたをその問題だけの存在として扱わないこと。

このリストは、まさにイエスが出会った人々に対してとられた態度そのものです。そして何より美しいのは、まず神ご自身が、あなたと共にいることを選んでくださったということです。あなたが間違えているときでさえ、あなたが底の見えない穴に閉じ込められているように感じるときでさえ、あなたが自分を価値のない者と感じるときでさえ。誰かと共にいるということは簡単なことではない、と牧師は認めます。それでもなお、その人を信じ続けることを選び取らなければなりません。信頼なしには、「共に」いることはできないのです。

6. 信頼:75年の研究とグーグルがたどり着いた結論

世界でもっとも長期にわたる幸福に関する研究(同じ人々を75年以上追跡した調査)は、拍子抜けするほどシンプルな結論に行き着きました。人間を幸せに、そして健康にするもの、それは「信頼できる関係」だということです。誰かに信じてもらうこと。誰かを信じること。

まったく異なる分野であるグーグルも、優れたチームをつくる要因を明らかにしようと、有名な「アリストテレス・プロジェクト」を立ち上げました。世界でもっとも先進的な企業のひとつでの徹底的な調査の末に出た答えは、チームメンバーを信頼できる力でした。世界中のあらゆるテクノロジーをもってしても、この土台に取って代わることはできなかったのです。

実は「信頼のホルモン」というものも存在します。オキシトシンです。誰かに信じられ、愛されていると感じるとき、体はこのホルモンを分泌します。そしてオキシトシンは、孤独によって生まれるストレスホルモン、コルチゾールの分泌を鎮めます。つまり、信頼は孤独が傷つけたものを文字どおり癒やすのです。

本当のクリスマスとは、まさにこのことです。神がまずあなたを信じてくださいました。神はあなたと共にいることを約束してくださいました。あなたがその信頼に応えるとき、あなたはインマヌエルを味わうのです。聖書では、神に応えるこの心の動きに名前がついています。それが「信仰」です。難しいことは何もありません。ただ信じ、身を委ねることです。

7. 谷さんの証し:病の中で守られた約束

この礼拝の前の週、竹本牧師の大切な友人が主のもとへ召されました。谷さんという方でした。二人は20年以上の付き合いでした。彼はまだ50歳になったばかりで、温かく、冗談好きで、仕事には真面目に取り組み、大学生と中学生の子どもを持つ父親でした。

5年前、谷さんはALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されました。運動神経が少しずつ機能を失っていきました。最初は立ち上がれなくなりました。次に話せなくなりました。やがて目だけが動くようになりました。最後には、それさえもできなくなりました。彼から世界へ向けて何かを発信することは、もう一切できなくなったのです。

このような人生を、どう受け止めればよいのでしょうか。この世界が与えてくれるはずのあらゆる支えが、彼から取り去られていきました。この病の前で、すべては無力でした。牧師は今も悲しみを口にします。「もっと多くのことを分かち合いたかった。彼はいつも見つけた聖句を私に伝えてくれました。彼が子どもたちの成長を見届けられたらよかったのに、と思います。」

それでも。この5年間、もっとも近くで彼を支えた人々は皆、口をそろえて同じことを言います。病を得てから、神への愛、彼の希望、彼の信頼は、ただ「深まる」ばかりだったと。まだ話すことができたころ、彼の口から真っ先に出てくるのは感謝のことばでした。守られていること、愛されていること、神に信じられていることへの感謝。神が「共にいてくださる」ことへの感謝。そばにいてくれた人々への感謝。彼の葬儀では、身近な人々がみな証ししました。「彼は神と共に歩んだ」と。

最後には何も生み出せなくなったこの人が、牧師に残してくれた最大の教えは、これでした。神との信頼の関係、「神はあなたと共にいてくださる」という確信は、たとえあなたの体が力尽きるときでも、揺るぐことがないということです。

8. あなたの隣人よりも近くにある、生ける水

牧師は、ヨハネ7:37~38にあるイエスのことばで締めくくります。「だれでも渇いているなら、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から生ける水の川が流れ出るようになる。」

イエスはご自分を生ける水にたとえられます。イエスはあなたに、ご自分のもとに来て、ご自分に身を委ねるようにと招いておられます。そして、イエスと共に歩む者に対して、この生ける水は「内側から」流れ出ると約束してくださいます。なぜなら、イエスはインマヌエルだからです。イエスはただそばにおられるだけではありません。あなたの隣人よりもさらに近くにおられます。イエスは「あなたの内に」おられるのです。イエスは内側からあなたと共に歩み続け、この生ける水をあなたのいのちを通してあふれさせてくださいます。

これほど混乱し、疲れ果てた社会の中で迎えるこのクリスマスが、あなた自身にとって、そしてあなたの周りの人々にとって、希望のクリスマスとなりますように。竹本牧師の祈りはそこにあります。あなたがインマヌエルの恵みを味わうことができますように。メリークリスマス。

要点まとめ

  • クリスマスのキーワードは「共に」です。インマヌエル=神は私たちと共におられる。
  • 神は上にも遠くにもおられません。あなたのそばにいることを選んでくださいます。
  • 孤独は単なる感情の問題ではありません。それは一日15本のたばこと同じくらい、体を傷つけます。
  • あなたを癒やすのは、周りにいる人の数ではなく、少なくともひとりの存在との「信頼」、そして神との信頼です。
  • 神がまずあなたを信じてくださいます。あなたの応答が信仰と呼ばれるものです。ただ信じ、身を委ねること。
  • 健康や能力、語ることばさえ奪われるときでも、神の臨在はあなたの内に感謝と希望を深めることができます。

あなた自身への問いかけ

  • あなたが自然に抱いている神のイメージは、上、遠く、それともそば、どれに近いですか。
  • あなたの人生のどこに孤独を感じますか。その重さを神の前で言い表していますか。
  • 今週、誰に対して、解決策ではなく、ただ「共にいる」という贈り物を差し出すことができるでしょうか。
  • 神に信頼するよりも、自分でコントロールしようとしている領域はありますか。
  • 今日、イエスがあなたを生ける水へと招いておられることを本気で受け止めるなら、あなたはイエスに何と答えますか。

引用聖句

  • マタイ1:23 ・「その名はインマヌエルと呼ばれる」(訳すと「神は私たちとともにおられる」という意味である)。
  • ルカ2:6~7 ・飼葉桶に寝かされたイエスの誕生。
  • ヨハネ7:37~38 ・「だれでも渇いているなら、わたしのところに来て飲みなさい」

よくある質問

なぜインマヌエルは「神は私たちと共におられる」という意味なのですか。
このことばはヘブル語の「インマヌ・エル」に由来し、「私たちと共に、神が」という意味です。マタイ1:23はこれをイエスの二番目の名として記しており、イエスにおいて神が人々の上にではなく、人々の真ん中に住まわれることを示しています。

イエスは本当に12月25日に生まれたのですか。
いいえ、聖書はイエスの誕生日を正確には記していません。12月25日という日はずっと後になって定められたものです。大切なのは日付ではなく、出来事そのものです。神が私たちの真ん中で肉体をとってくださったということです。

「神があなたと共にいる」というこの約束を、具体的にどう生きればよいのですか。
まずそれを認めることから始めましょう。神はあなたと共に歩むと約束してくださっています。そして、信頼、すなわち聖書が「信仰」と呼ぶもので応えていくのです。みことばを読むこと、祈ること、共同体に加わること。これらはすべて、この関係が育ち、日々インマヌエルを味わうことを学んでいく場所です。

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