はじめに
毎日、いえ、ほとんど毎分、あなたは決断することを求められています。それでも、決めることは怖いものです。間違えることへの恐れ、人を失望させることへの恐れ、責任を引き受けることへの恐れがあります。DeepTalkの「Leadership che conta」の新しい回で、ダニエレさんとブルーノさんは、あなたの仕事や家族、そして働きにも通じる、生き方そのものに関わる問いを投げかけます。選択の瞬間に、リーダーの力とは何によって生まれるのでしょうか。二人はシンプルな事実を思い起こさせてくれます。あなたの人生の質は、あなたが下す決断の種類と直接結びついている、ということです。ここに、彼らの対話の要点を日本語でお届けします。
構成
1. あなたの人生の質は、あなたの決断にかかっている
決めるということは、自分をさらけ出すことです。決断を下した瞬間から、それは公になります。他の人がそれを見て、評価し、時には理解しないこともあります。ダニエレさんとブルーノさんによれば、まさにそこにこそ、リーダーの大きな特徴が現れます。それは、たとえ皆が賛成していなくても決断できることです。
あなたの決断が、あなたのビジョン(あなたの向かう方向、あなたの「なぜ」)に沿っていればいるほど、あなたはより多くを創造し、築き上げ、自分自身と他者のために実を結ぶようになります。反対に、明確な決断のない人生は、流されるだけの人生です。決めることはリスクです。しかし、まさにこのリスクこそが、成長を可能にするのです。
2. なぜこれほど多くの人が決断することを拒むのか
私たちは、他の人に自分の代わりに選んでもらうほうを好む社会に生きています。なぜでしょうか。責任を引き受けることが怖いからです。「あなたは間違っていた」と言われる視線を恐れているからです。ブルーノさんはサッカーのたとえを用います。最も強い選手とは、あえて一対一に挑み、ちょうど良い瞬間に正しい決断を下す選手です。大多数の人は、安全なパスのほうを好みます。
プレッシャーは現実のものです。経営者にも、政治家にも、親にも、教会の責任者にも、それはのしかかってきます。何を決めても、誰かは満足しないものです。リーダーの質とは、決断を貫くことであると同時に、もし現実がそれを求めるなら、決断を変えることを受け入れることでもあります。「ロバだけが考えを変えない」ということわざがあります。ある決断が、もはやあなたのビジョンに役立たなくなったときにそれを見直すことは、一貫性の欠如ではありません。それは明晰さの表れです。
3. 決めないこともまた、すでに一つの決断です
これが、この対話の中で最も力強いポイントです。良いタイミングを待つこと、「まだ準備ができていない」と自分に言い聞かせること、状況が自然に解決することを期待すること、それらはすでに一つの選択です。そして多くの場合、それは最悪の選択です。なぜなら、人生のほうは、あなたを待ってくれないからです。
あなたが立ちすくんでいる間に、機会は過ぎ去り、人間関係は冷え込み、あなたの周りの人々はあなたが動き出すのを待っています。沈黙もまた一つのメッセージです。黙っていることが正しい瞬間もあります。しかし、いつかは必ず、決断を下すべき瞬間が訪れます。それは、あなた自身のためであり、あなたに頼っている人たちのためでもあります。
4. 決めることは、あなたが何者であるかを明らかにすること
ブルーノさんははっきりとこう言います。「決断は、あなたが何をするかを決めるだけでなく、あなたが何者になりたいかをも決めるのです。」繰り返される決断は習慣になります。繰り返される習慣はアイデンティティになります。だからこそ、これほど多くの人が選ぶことができないのです。彼らには明確なアイデンティティがなく、どちらの方向に決断すればよいのか分からないのです。
一方リーダーは、自分の選択を通して自分のアイデンティティを表現します。そしてそうすることによって、他の人が自分自身のアイデンティティを見つける手助けをします。約束を守ると決めること、不快なことを引き受けると決めること、それが正しいときには流れに逆らって進むと決めること。人々が見ているのは、まさにこうした選択であり、それがあなたについて行こうという気持ちを生み出すのです。
5. 承認を待つことは、決断することを放棄すること
私たちは、あらゆる言葉が「いいね」や拍手、承認を求めるような、見せかけの世界に生きています。しかし本当のリーダーシップは、拍手の上には成り立ちません。それは、アイデンティティの上に、ビジョンの上に、具体的な選択の上に成り立つのです。
ダニエレさんは、力強いイメージを示します。愛されるのを待つのではなく、あなた自身が先に愛する者になりなさい。承認を待つのではなく、あなた自身が承認する者になりなさい。受け身から能動へと移りなさい。自分のビジョンを生み出し、自分のアイデンティティを築き上げ、他の人々をその中へと招き入れなさい。
6. リスクは、道のりの一部です
恐れは消えません。選択の瞬間には、いつもそこにあります。恐れが消え去るのを待ってはいけません。恐れがあってもなお、決断してください。「避けられた決断よりも、悪い決断のほうが、はるかに多くのことを教えてくれる。」なぜなら、あなたが決断しなければ、間違えることも、修正することも、成長することもできないからです。
そして、人に対してリスクを取ることも受け入れなければなりません。あなたは、他人の心の中に何があるのかを、確実に知ることは決してできません。しかし、誰も信頼しないなら、あなたは誰とも何も築くことができません。リスクは、まさに人生そのものの土台なのです。
心に留めておきたいポイント
- あなたの人生の質は、あなたが下す決断、あるいは下すことを拒む決断と、直接結びついています。
- 決めないこともすでに一つの決断であり、多くの場合、それは最悪の決断です。なぜなら人生は待ってくれないからです。
- 決めることは間違えるリスクにさらされることですが、それこそが学び、修正し、成長するための唯一の方法です。
- あなたの決断は、あなたのアイデンティティを明らかにします。今日あなたが選ぶことが、明日あなたが何者になるかを形づくります。
- 本当のリーダーシップは承認を求めません。それは明確なビジョンから行動し、そのビジョンが求めることを引き受けます。
自分への適用
- 他の人の反応を恐れて、何週間も(あるいは何か月も)先延ばしにしている決断は何でしょうか。
- 私は明確なビジョンから選んでいますか。それとも、状況や他の人に、自分の代わりに選ばせてしまっていますか。
- 過去に下した悪い決断は、それがなければ決して学べなかったであろう、どんなことを私に教えてくれましたか。
- 今、私が繰り返している習慣は何ですか。そしてそれらは、私の中にどんなアイデンティティを築きつつありますか。
- すべてを一人で抱え込むのをやめるために、今日、誰(チーム、関係、プロジェクト)に対してリスクを取る準備ができていますか。
黙想のための聖句
この対話の中で、ダニエレさんとブルーノさんは、特定の聖書箇所を引用してはいません。それでも、彼らの話をさらに深めてくれる、あなたが合わせて黙想できる二つの古典的な聖句をここに挙げます。
- ヨシュア24:15・「あなたがたが仕えたいと思う者を、今日、選び取れ。」
- 箴言3:5〜6・「心を尽くして主に信頼せよ。自分の悟りに頼るな。あなたの行く道すべてにおいて主を知れ。そうすれば、主はあなたの進む道をまっすぐにされる。」
よくある質問
考えを変えることは、一貫性の欠如でしょうか。
いいえ、そうではありません。一貫性は決断のレベルで問われるものではなく、ビジョンのレベルで問われるものです。もしあなたが、自分のビジョンに忠実であり続けるために決断を変えるのなら、あなたは明晰さにおいて成長しているのです。それはむしろ成熟のしるしです。「ロバだけが考えを変えない」のです。
一人で決めるべきでしょうか、それともチームで決めるべきでしょうか。
決めるということは、一人で決めるという意味ではありません。あなたは、チームや家族、あなたのことをよく知る人々の声に耳を傾けることができますし、そうすべきです。しかし最終的には、誰かが決断を下さなければなりません。耳を傾けることは決断を豊かにしますが、決断そのものに取って代わることはありません。
もし間違えてしまったら、どうすればよいでしょうか。
あなたは間違えるでしょう。あらゆる決断はリスクです。しかし、悪い決断は、避けられた決断よりも多くのことをあなたに教えてくれます。もしある選択が、あなたの望む場所へと導いてくれていないと分かったら、それを見直し、調整し、また前に進んでください。あなたを本当に妨げているのは、失敗そのものではありません。それは、選ぶことを拒むことなのです。
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