要約
オベデはボアズとモアブ人ルツの子で、ボアズによる買い戻しのあと、ベツレヘムで生まれました。町の女たちはナオミに、この子があなたのいのちを元気づけ、老後をささえる者になると告げ、名をつけたのは近所の女たちでした(ルツ記4章14-17節)。ルツ記はすぐに、オベデがエッサイの父、すなわちダビデの祖父であると記します。マタイの福音書は、イエス・キリストの系図に彼の名を記しています(マタイの福音書1章5節)。
オベデという名前の意味
オベデは、ヘブル語で「仕える者」「しもべ」を意味する名と一般に理解されています。聖書はこの意味を説明していませんが、名をつけたのはナオミの近所の女たちだと明記しています(ルツ記4章17節)。ダビデの時代に主の箱が預けられたオベデ・エドム(サムエル記第二6章10-11節)と混同してはなりません。
オベデの生涯
ベツレヘムの門での買い戻し
ルツ記4章1-10節ボアズは町の門に上り、十人の長老を集めました。ボアズより先に買い戻す権利のある親類は、ルツも妻にめとらなければならないため辞退します。ボアズはエリメレクのものすべてを買い取り、亡くなった人の名をその相続地に残すため、ルツを妻にしました。オベデの誕生は、証人の前で公に行われたこの買い戻しの中に位置しています。
ボアズの家への祝福
ルツ記4章11-12節民と長老たちはボアズを祝福しました。主がその妻をラケルとレアのようにし、その家がユダとタマルの子ペレツの家のようになりますように、と。彼らは子孫とベツレヘムでの名声を願いました。知らないうちに、彼らはオベデの誕生と、彼を通じて王の家系が生まれることを予告していたのです。
オベデの誕生
ルツ記4章13節ボアズはルツをめとって妻とし、彼女のところに入りました。主は彼女にみごもらせ、彼女は男の子を産みました。聖書は、みごもったことを主ご自身のわざとしています。飢饉と死別と異国での暮らしのあと、神はモアブ人のやもめであり、神の民に加わった女性に子を与えられました。
ナオミに男の子が生まれた
ルツ記4章14-17節女たちは、ナオミを買い戻す者なしに残さなかった主をほめたたえ、この子があなたのいのちを元気づけ、老後をささえるでしょうと言います。ナオミは子を胸に抱き、養い育てる者となりました。近所の女たちはナオミに男の子が生まれたと言って、オベデと名づけました。この子はエッサイの父、ダビデの祖父となりました。
ペレツの系図の中で
ルツ記4章18-22節この書は系図で終わります。ペレツからヘツロン、ラム、アミナダブ、ナフション、サルマと続き、ボアズがオベデを生み、オベデがエッサイを生み、エッサイがダビデを生みました。オベデは、ルツの信仰とボアズの親切を、イスラエル最大の王につなぐ一つの環です。
イエス・キリストの系図の中で
マタイの福音書1章5-6節マタイは福音書をイエスの系図で始め、二人の外国人女性の名を挙げます。サルモンがラハブによってボアズを生み、ボアズがルツによってオベデを生み、オベデがエッサイを生み、エッサイがダビデ王を生んだ、と。モアブ人の子であるオベデは、こうしてメシアの先祖の一人となります。ルカの福音書3章32節にも彼の名があります。
オベデから学ぶこと
- 神は、あなたに見えるより大きな物語を紡いでおられます。ベツレヘムの一人の子の誕生は、ダビデ王とメシアを備えていました。
- オベデは買い戻しによって生まれました。あなたの新しい命が、キリストがあなたのために支払われた代価から来ていることを思い出しましょう。
- 自らを苦いと呼んだナオミは、孫を膝に抱きました。神は悲しみのあとに、あなたの魂を元気づけることができます。
- オベデの生涯は語られませんが、その名は神のご計画の中で重みを持ちます。目立たない人生が、大きな実を結ぶこともあります。
鍵となる聖句
近所の女たちはその子をオベデと名づけ、ナオミに男の子が生まれたと言いました。この節はすぐに彼の誕生をエッサイとダビデに結び付け、ルツの物語が王権へ続くことを示します。
女たちは、この子がナオミのいのちを元気づけ、老後をささえると告げます。オベデは、すべてを失ったやもめへの神からの贈り物として示されています。
ボアズはルツによってオベデを生みました。マタイはモアブ人の子オベデをキリストの系図に記し、神の恵みがイスラエルの境界を越えることを示しています。
オベデについての説教
- ボアズが示すキリストの姿:律法にはできなかった贖いボアズとルツには子オベデが生まれ、その名はしもべを意味します。オベデはエッサイの父、エッサイはダビデの父となります。説教はこの誕生をラハブと、除外された人々に与えられる恵みに結び付けます。
- マラから喜びへ:信仰の落ち穂拾いに、神様は二倍で応えてくださる書の終わりで、ルツはオベデを産みます。のちのエッサイの父、ダビデの祖父です。マラと呼ばれたいと言ったナオミが、孫を腕に抱きます。消し去りたかった名が、彼女に返されます。
- ルツ記に学ぶ:何も見えない時こそ、信仰で拾い集めるすべてを失ってから四章のち、ナオミは赤ん坊を膝に抱いています。ダビデ王の祖父であり、イエスの先祖であるオベデです。世代から世代へと、神はあなたにまだ見えないものを備えておられます。
- クリスマス:神様は「愛が欲しい」という叫びに応えてくださるクリスマスの礼拝は、マタイ1章の系図から始まります。ボアズはルツによってオベデを生み、オベデはエッサイを生みます。なぜ神は、カナン人とモアブ人の女性を含む系譜から御子を下されたのでしょうか。
よくある質問
オベデとは聖書のどんな人物ですか。
オベデはボアズとモアブ人ルツの子で、ボアズがエリメレクの相続地を買い戻してルツをめとったあと、ベツレヘムで生まれました。ナオミの近所の女たちが名をつけました(ルツ記4章17節)。エッサイの父、ダビデ王の祖父です。マタイの福音書1章5節とルカの福音書3章32節は、イエス・キリストの先祖として彼を挙げています。
オベデという名はどういう意味ですか。
オベデは、ヘブル語で「しもべ」と一般に理解されています。聖書はこの意味に触れませんが、近所の女たちが、ナオミに男の子が生まれたと言って名づけたことを記します(ルツ記4章17節)。この名は、ダビデの時代に箱が預けられたオベデ・エドムと区別されます。
オベデの物語は聖書のどこにありますか。
オベデはルツ記の終わり、4章13-22節に登場し、誕生、ナオミの胸に抱かれたこと、ペレツからダビデに至る系図が語られます。歴代誌第一2章12節、マタイの福音書1章5節のイエスの系図、ルカの福音書3章32節にも名が出ます。彼自身の生涯は語られていません。