要約
サラは初めサライと呼ばれ、アブラハムの妻、イサクの母です。神の召しに従って夫と共にハランを出て、長い間子がなく、ついに人間的な解決を求めて女奴隷ハガルを夫に与えます。神は老いた彼女に男の子を約束します。サラは初め不信の笑いをもらしますが、やがて約束の子イサクを産みます。疑いと弱さを経験しながら、神が約束を果たされた女性として記憶されています。
サラという名前の意味
サラという名は、ヘブル語で「王女」を意味する言葉と結びつけられることが多いものです。彼女は初めサライと呼ばれ、創世記17章15節は神が彼女をサラと名づけたことを示しています。息子イサクの名は笑いと結びつけられ、「神はわたしを笑わせてくださった」とあります(創世記21章6節)。
サラの生涯
アブラムとの旅立ち
創世記12章1-5節主はアブラムに国を出るよう告げ、大いなる国民にすると約束します。アブラムは七十五歳で主の言葉どおりに出発し、妻サライと甥のロトを、財産と共に連れて行きます。サライは神の言葉だけを頼りに、未知の地へ向かいました。
エジプトのサライ
創世記12章10-20節飢饉のためアブラムはエジプトへ下ります。サライは非常に美しく、パロの家に召し入れられます。主はサライのことでパロとその家を打たれます。パロはアブラムを呼んで責め、彼女を返し、持ち物と共に去らせます。
アブラムに与えられたハガル
創世記16章1-4節サライはアブラムに子を産みません。主が自分の胎を閉じられたと言い、エジプト人の女奴隷ハガルによって子を得るよう夫に勧めます。アブラムはサライの言葉に従い、ハガルは身ごもり、二人の女性の関係は急に緊張します。約束の代わりに人間的な策を取った代償が示されます。
天幕の入口での笑い
創世記18章9-15節三人の客がアブラハムに迎えられ、その一人が、来年の今ごろサラに男の子が生まれると告げます。サラは天幕の入口で聞き、年老いているので心の中で笑います。「主にとって不可能なことがありましょうか。」と言われ、恐れて打ち消しますが、主は笑ったと答えます。
イサクの誕生
創世記21章1-10節アブラハムが百歳のとき、神が約束されたとおりイサクが生まれます。サラは神が自分を笑わせてくださったと言います。のちにハガルの子を見て、女奴隷とその子を追い出すよう求めます。神はサラの言葉に聞くよう命じ、ハガルの子も国民とすると約束されます。
サラから学ぶこと
- 神は、人間的な状況では不可能に見えても、約束を守られます。
- サライとハガルのように、自分の手段で神を助けようとすると、あとで通らなければならない傷を生みます。
- 神は私たちの疑いをご存じで、優しく問いかけられますが、約束を取り消されることはありません。
- 聖書の神は、社会の隅にいる人にも目を留められます。ハガルは神に声を聞かれ、彼女からも一つの国民が起こると約束されました。
鍵となる聖句
「主にとって不可能なことがありましょうか」。神はサラの不信の笑いに、主に難しすぎることはないと答えます。約束は私たちの力ではなく、神の力にかかっています。
「神はわたしを笑わせてくださった」。疑いの笑いは喜びの笑いに変わり、サラはイサクの誕生が神の賜物であることを認めています。
新約聖書はサラを信仰の人々の中に数えます。彼女は約束してくださった方を真実な方と考えました。その歩みは、信仰が弱さを排除しないことを示します。
サラについての説教
よくある質問
神がイサクの誕生を告げたとき、なぜサラは笑ったのですか。
サラもアブラハムも年老いていて、もう子を望めないと考えていました(創世記18章11-12節)。彼女は不信のまま、心の中で笑いました。神は主にできないことはないと答えます。イサクが生まれたとき、その笑いは喜びの笑いに変わりました(創世記21章6節)。
サラという名前の意味は何ですか。
名前は、ヘブル語で「王女」を意味する言葉と結びつけられることが多いものです。初めはサライでしたが、創世記17章15節で神が彼女をサラと名づけました。息子イサクの名は笑いと関わり、聖書はサラの喜びと結びつけています(創世記21章6節)。
サラの物語は聖書のどこにありますか。
創世記にあり、特に12、16、17、18、21章に記され、23章で死が語られます。新約聖書でも、ヘブル人への手紙11章11節と、ペテロの第一の手紙3章6節で、信仰と夫への敬意の模範として引用されています。