聖書 — 口語訳 (1955)

創世記 1

概要

創世記1章は、天地創造の物語で聖書を開きます。神が語ると世界が形づくられ、光から生き物へと進みます。どの段階も良しとされ、神のかたちに、男と女として造られた人間に至り、神は地をその人間にゆだねます。この本文は、神が唯一の創造主であり、いのちには意味があることを告げています。キリスト者は日の長さなどについてさまざまな読み方をしていますが、本質では一致しています。すべては神から出ているということです。

この章の4つの区分

  1. 1-2節初めに、神は天と地を創造された
  2. 3-13節最初の日々:光、空、陸地と植物
  3. 14-25節天体、魚、鳥、動物
  4. 26-31節神のかたちに造られた人間

1はじめに神は天と地とを創造された。

2地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。

3神は「光あれ」と言われた。すると光があった。

4神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。

5神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。

6神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。

7そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。

8神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。

9神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。

10神はそのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。神は見て、良しとされた。

11神はまた言われた、「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ」。そのようになった。

12地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ木とをはえさせた。神は見て、良しとされた。

13夕となり、また朝となった。第三日である。

14神はまた言われた、「天のおおぞらに光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、

15天のおおぞらにあって地を照らす光となれ」。そのようになった。

16神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。

17神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、

18昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。神は見て、良しとされた。

19夕となり、また朝となった。第四日である。

20神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。

21神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。神は見て、良しとされた。

22神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。

23夕となり、また朝となった。第五日である。

24神はまた言われた、「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類にしたがっていだせ」。そのようになった。

25神は地の獣を種類にしたがい、家畜を種類にしたがい、また地に這うすべての物を種類にしたがって造られた。神は見て、良しとされた。

26神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。

27神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。

28神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。

29神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。

30また地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。

31神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。

鍵となる聖句

1節
はじめに神は天と地とを創造された。

聖書は一つの宣言から始まります。神がすべての始まりです。この節は神を証明しようとするのではなく、宇宙より先におられる方として示しています。

3節
神は「光あれ」と言われた。すると光があった。

神が光があれと言われると、光がありました。神のことばは創造する力をもち、このテーマはヨハネの福音書の序文にも見られます。

26-27節
神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。

人間は神のかたちに、男と女として造られました。このかたちは、一人ひとりの尊厳と、被造物を世話する使命の土台となります。

31節
神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。

神は造られたすべてをご覧になり、それは非常に良かったと宣言されます。世界も体も、それ自体は悪いものではありません。悪は別のところから来たことが、創世記のその後で示されます。

説教が語っていること

創世記1章についてよくある質問

創世記1:27で、神のかたちに造られたとはどういう意味ですか

聖書は、神が人間をご自身のかたちに、男と女として造られたと語ります。キリスト者はそこに、一人ひとりの比類ない尊厳、神との関係に入る力、被造物を世話する使命を見ます。そのかたちが何であるかの説明は伝統によって異なりますが、すべての人のいのちの価値に結びつけている点では一致しています。

創世記1章は二十四時間の六日間について語っているのですか

キリスト者の読み方はこの点で分かれます。二十四時間の六日間と理解する人もいれば、より長い期間と理解する人、創造の秩序を強調する文学的な枠組みと理解する人もいます。本質については一致しています。神がすべての創造主であること、世界は良いこと、人間には特別な場所があることです。

創世記1章の主なメッセージは何ですか

この章は、唯一の神がそのことばによって存在するすべてのものを造られ、そのわざは良いと告げます。神のかたちに造られた人類には使命が与えられます。こうして本文は、いのちに意味を与えます。世界は偶然でも、対立する力の産物でもなく、神から来ています。

神は光があれと言われたとは、どういう意味ですか

3節で、神はただみことばによって創造されます。神が言われると、そのとおりになります。光は創造の最初のわざです。新約聖書は、とくにヨハネの福音書の冒頭で、イエスを神のことばであり世の光として示し、この箇所に戻ってきます。

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