はじめに
流産のあと、何と言えばよいのか分からない人は多く、傷つけるのが怖くて何も言えない人もいます。けれども、沈黙は、悲しんでいる人には孤独に感じられることがあります。このページでは、友人、ご夫婦、姉妹や家族に送れる16通の短いクリスチャンのメッセージを、その後の数週間のための言葉も含めてご紹介します。どれも何かを説明することはなく、痛みを小さくしようともしません。申し訳ない気持ちと、そばにいること、そして失ったものが本当であることを伝えます。書かずにおいたほうがよい言葉の一覧も載せています。
友人へのメッセージ
簡潔で穏やかに書きましょう。お気の毒に思っていること、彼女のことを思っていること、お返事は要らないことを伝えます。
「○○さん、本当に残念です。楽にできる言葉は見つかりませんが、私がそばにいること、あなたを思い、祈っていることを知ってください。お返事は要りません。」
「○○さん、あなたの悲しい知らせを聞いて、胸が痛みます。赤ちゃんは大切な存在でしたし、あなたの悲しみも大切です。話したいときも、話したくないときも、いつでもここにいます。」
「○○さん、心からお悔やみ申し上げます。今日もあなたのことを祈りの中に覚えていますし、これからの日々も続けます。今週、夕食を届けてもよいですか。会わなくても大丈夫です。玄関先に置いていきます。」
「○○さん、これを直せる言葉はありません。ただ、あなたを愛していること、祈っていること、どこにも行かないことを知ってほしいです。」
詩篇34篇18節
「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。」
この聖句は、何も説明せず、すぐに楽になるとも約束しません。神様がどこにおられるかを語っています。心の砕けた人の近くです。赤ちゃんを亡くした人にとって、神様がその痛みから遠く離れて立っておられるわけではない、と知るだけで十分なことがあります。メッセージに添えるときは、愛情の一言だけにとどめてください。 詩篇34篇を全文で読む。
ご夫婦へのメッセージ
流産は父親にとっても喪失ですが、見落とされがちです。二人に宛てて書き、名前をつけているなら赤ちゃんの名前も書きましょう。
「○○さんご夫妻へ。赤ちゃんを亡くされたこと、心からお悔やみ申し上げます。お二人のことを思い、祈りに覚えています。急ぐ必要はありませんし、悲しみ方に正解はありません。私たちのために何かする必要もありません。」
「○○さんご夫妻へ。私たちの心はお二人と共にあります。この子をどれほど待ち望んでおられたかを知っていますので、共に悲しんでいます。実際にお手伝いできることがあれば、小さなことでも教えてください。」
「○○さんご夫妻へ。今日、お二人のために祈っています。お子さんは初めから愛されていましたし、お二人も愛されています。今も、これからの数週間も、そばにいます。」
「○○さんご夫妻へ。言葉はなく、ただ愛と寄り添いがあるだけです。「○○ちゃん」のことをお二人と共に思い、いちばんつらい時間に、神様が近くにおられることを感じられるよう祈っています。」
詩篇56篇8節
「あなたはわたしのさすらいを数えられました。わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。これは皆あなたの書に しるされているではありませんか。」
詩人は、神様がさすらいを数え、涙を皮袋にたくわえてくださると語ります。何も失われず、何も見過ごされません。人知れず涙を流すご夫婦にとって、一粒一粒の涙に気づいてくださる神様の姿は、静かな慰めになるかもしれません。理由は語らず、泣くのをやめるよう求めることもしません。 詩篇56篇を全文で読む。
姉妹や家族へのメッセージ
家族は、より近く、より率直になれます。実際的な形でそばにいて、悲しんでいる人の沈黙を尊重しましょう。
「○○へ。本当に残念です。大好きだよ。必要なことは何でもするからね。そばにいてほしければ行くし、ひとりでいたければ、ここから祈っています。」
「○○、いっしょに泣いています。あなたの痛みを取ってあげられたらと思うけれど、できません。でも、あなたが望むだけ、隣に座っていることはできます。言い表せないほど愛しています。」
「○○へ。あなたの喪失も、○○さん(夫)の喪失も、とても残念です。今週は食事と電話と買い物は私が引き受けます。ただ休んでいてください。」
「○○ちゃん、気の利いた言葉はないけれど、愛しているし、祈っているし、どんな日でも隣にいます。いつでも電話してね。」
イザヤ書41章10節
「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。」
神様は民に、恐れなくてよい、自分が共にいて、強くし、支えると語られます。悲しみの中では、恐れはしばしばこれからの日々に向かいます。この聖句を書く姉妹は、別の声で、自分もそばにいると言っているのです。優しい言葉で、この先に何があるかについては何も語りません。 イザヤ書41章を全文で読む。
その後の数週間のための短い言葉
最初の数日には多くのメッセージが届き、数週間後にはほとんど届かなくなります。一か月後に届く短い一言は、とても大きな意味を持つことがあります。
「○○さん、今日あなたを思っています。お返事は要りません。ここにいます。」
「数週間が過ぎましたが、忘れていないことを伝えたくて書きました。今もお二人のために祈っています。」
「主よ、あなたは今日、○○さんと○○さんを見ておられます。悲しみの中で、そばにいてください。しっかり抱いてください。アーメン。」
「愛していると伝えたくて、一言だけ書きました。今日はつらい日かもしれません。あなたを思っています。」
詩篇147篇3節
「主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。」
詩篇は、神様を、心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる方として描いています。この聖句はいつかを語らず、傷が消えるとも約束しません。砕かれたものに身をかがめて世話をしてくださる神様を示しています。たくさんのカードが届かなくなった数週間後に、送ることができます。 詩篇147篇を全文で読む。
書かないほうがよいこと
「せめて」と言わないでください。「せめて早い時期でよかった」「せめてまた挑戦できる」という言葉は、終わっていない喪失を急いで通り過ぎさせます。赤ちゃんは、代わりのきくものではありません。
理由を述べないでください。「すべてには意味がある」「神様のご計画だった」「神様がもう一人天使を必要とされた」という言葉は避けましょう。なぜなのかは誰にも言えず、求められていない説明は、慰めるよりも深く傷つけます。
次の妊娠について尋ねないでください。もう一度挑戦するのかという問いは、ずっと後の会話に属するもので、もし話題にするとしても、そのときでよいでしょう。
自分の経験を長く語らないでください。ご自身も流産を経験されたなら、「少しはこの痛みが分かります」という一文は助けになるかもしれませんが、メッセージの中心は相手に置きましょう。
お父さんを忘れないでください。お父さんも悲しんでいて、しばしば黙って耐えています。二人に宛てて書きましょう。
自分で書くときのポイント
「お気の毒です」から始めましょう。いちばん簡単で、いちばん本当の言葉であり、付け足しは要りません。
喪失を認めましょう。ご夫婦が「赤ちゃん」という言葉を使うなら同じ言葉を使い、名前をつけているなら、その名前を書きます。
受け入れやすい具体的なことを申し出ましょう。玄関先に置く食事、散歩、返事のいらない電話などです。
短くしましょう。悲しんでいる人にはあまり力が残っていませんので、二、三文で十分です。
聖句は、必ず喜ばれると確信できるときだけ添えましょう。説明ではなく、神様が近くにおられることを語る聖句を選びます。
時間をおいて、もう一度書きましょう。一か月後や、出産予定日に送る一言は、あなたが覚えていることを示します。
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よくある質問
流産のあとの人には、何と声をかければよいですか。
お気の毒に思っていること、相手を思っていること、そばにいることを伝えます。短くして、説明は避け、具体的な手助けを申し出ましょう。ふさわしい言葉を探す必要はありません。寄り添うことのほうが大切です。
流産のあとのメッセージに、神様のことを書いてもよいですか。
相手が信者だと分かっているなら、簡潔に書いて大丈夫です。詩篇34篇18節のように、神様の近さを語る祈りや聖句は、たいてい歓迎されます。神様のご計画だった、赤ちゃんは天使になったなどとは書かないでください。
流産した人には、いつ連絡すればよいですか。
知らせを聞いたらすぐに、そして周囲の支えが遠のく数週間後にもう一度送ってください。出産予定日を知っているなら、その日に送る短い一言も、とても喜ばれることがあります。