マタイ25章:神様が委ねてくださったものを忠実に管理する

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はじめに

アメリカのチャーチ・オブ・ザ・ハイランズの牧師で、ライフハウスの友好教会の牧者であるマーク・ペタス牧師が、7回目の日本訪問で東京に来られました。牧師は最初にはっきりとテーマを告げます。「今日は、教会でお金の話をします。」そして、人々の反応も分かっています。「やっと教会に来たのに、お金の話をされて、しかもアメリカ人だなんて。」

牧師ははっきりと伝えます。「ここに立っている人は、あなたに何も求めていません。」あなたの人生のあらゆる分野に、そして家計にも、神様の最善をもたらしたくて語っているのです。この分野には、私たちに助けが必要だからです。

マタイ25章のタラントのたとえから、神様が委ねてくださったものを管理することについて4つの真理を示し、それを日々の生活で実践するための3つの具体的な変化を語ります。

メッセージの流れ

1. お金は心の問題です

  • アメリカでは、家庭の負債の総額が驚くほどの額に達しています。日本でも家計は厳しい状況にあります。牧師によれば、働く人の3分の2が家計のやりくりに苦労していると答え、多くの人が老後の資金は足りないと考えています。
  • 良い知らせは、聖書がこの分野にも知恵を与えてくれることです。聖書にはお金についての聖句が2,000節以上あり、イエスは天国や地獄よりもお金について多く教えられました。
  • 理由は単純です。「お金はお金だけの問題ではありません。心の問題です。」牧師はマルティン・ルターの言葉を引用します。回心すべきものは3つあり、心と、考えと、財布です。
  • 牧師はアメリカの小さな町で、「映画『フォレスト・ガンプ』のような」環境で育ちました。両親はどちらも教師で、懸命に働きました。父親は小さな農場も営み、薪も切っていました。けれども家では、お金の話はしませんでした。救われてから教会で、神様のみことばに基づいてお金の管理を学んだのです。
  • 「私は専門家ではありませんし、そうなる必要もありません。専門家は神様だからです。」マイケル・ジョーダンがバスケットボールを、大谷翔平選手が野球を、メッシがサッカーを教えてくれるなら、あなたは耳を傾けるでしょう。今日は、神様がお金について教えてくださいます。

2. すべては神様のものです

  • マタイ25:14:ある人が旅に出るとき、しもべたちを呼んで財産を預けます。この物語では、イエスが主人で、私たちがしもべです。
  • 世の中は自分のものにすることを教えます。「すべては私のものだ。」聖書は管理することを教えます。私に委ねられたものは、私のものではありません。「地と、それに満ちるもの、世界と、その中に住む者とは、主のものである」(詩篇24:1)。
  • お金だけではありません。あなたの時間、才能、与えられた機会、そして人間関係さえも神様のものです。
  • 4人の息子の父である牧師は、子どもが最初に覚える言葉のひとつ、「ぼくの」を思い出します。ぼくのボール、ぼくのハンバーガー、ぼくのおもちゃ。親は微笑んで言います。「それを買ったのはお父さんだよ。」神様との関係も同じです。
  • イエスはマタイ6:24で、だれも二人の主人に仕えることはできないと言われました。神とお金とに仕えることはできません。お金は優れたしもべですが、最悪の主人になります。イエスが良い主人であるなら、私たちは良いしもべになれます。

3. 神様は目的をもってすべてを委ねてくださいます

  • 15節:主人は、それぞれの能力に応じて、ひとりに5タラント、ひとりに2タラント、ひとりに1タラントを渡します。管理者であることには責任が伴います。
  • 神様はあなたが持っているものを、意図をもって、目的のために委ねてくださいました。あなたの才能、能力、経済状況、すべてに意図があります。あなたは神様の作品であり、目的のために造られました(エペソ2:10)。
  • 私たちの役割は、委ねられたものを神様のみこころに沿って用いることです。ですから、神様にこう尋ねる必要があります。「あなたはどんな目的で、これを私に与えてくださったのですか。」
  • 牧師は強調します。教会は献げることを強要しません。「神様に尋ねて、神様が言われたとおりにしてください。」10年前から、牧師の教会はライフハウスのためにも献げています。それは、単にそうしたいからではなく、神様が語られたからです。

4. 神様はあなたの忠実さを見ておられます

  • 19節:長い時がたった後、主人が帰ってきて、しもべたちに清算を求めます。それぞれが受け取ったものをどう扱ったかが明らかになる時があります。
  • 牧師はここで少し立ち止まります。家計の面で敵の攻撃を受けている人がいます。借金、家族を養えるか分からない思い、お金について何も教わってこなかったことなどです。
  • 「悪魔は偽り者です。」悪魔は、あなたがこの分野を隠すことを望んでいます。けれども神様は言われます。「この分野をわたしのところに持ってきなさい。罪悪感を持つ必要はありません。そこには恵みと、あわれみと、愛があります。」
  • 3人目のしもべは、恐れのために、受け取ったものを活かしませんでした。イエスは私たちを恐れから忠実さへと導きたいのです。「過去は過去です。忠実さをもって、これからを見ましょう。」
  • 21節:主人は、よくやった、良い忠実なしもべだ、少しのものに忠実だったから多くのものを任せよう、そして主人の喜びに共にあずかりなさい、と言います。さらに多くを任される約束も素晴らしいのですが、もっと良いものがあります。主人の喜びを分かち合うことです。それは、すてきな車を買う喜びよりも大きく、地上で持てるどんなものよりも大きな喜びです。

5. 神様はあなたの管理を永遠の価値に変えてくださいます

  • イエスは、盗まれたり壊されたりする地上に宝を積むのではなく、天に積むように教えられました(マタイ6:19-20)。
  • 牧師は、神様が日本でなさっていることを自分の教会に帰って伝えるのを楽しみにしています。修養会での4人のバプテスマ、この会場の喜び。「私たちは主人の喜びを分かち合っています。」
  • 私たちの宝は、家やグッチのバッグ、高価な旅行、昇進、アマゾンの荷物ではありません。報いとは、天が人々で満たされることです。良い管理は、救いとなり、他の人にとって永遠の違いを生み出します。

6. 良い管理のための3つの変化

  • 金額よりも優先順位です。信頼は順番に表れます。まず神様です。医者に行く前に祈るように、給料を受け取ったら最初に献げものをします。箴言3:9-10は、財産と、収入の初物をもって主をあがめなさいと教えています。給料なら、最初の10パーセントです。
  • 牧師は教会に行くまで、このことを聞いたことがありませんでした。すでに結婚していましたが、妻と一緒に十分の一を献げたことはありませんでした。初めて金額を書いたとき、手が震えました。「請求書を払えるだろうか。」それでも恐れの中で従うと、献げる瞬間が大きな喜びに変わりました。それ以来、一度もやめていません。
  • 祝福は、銀行口座が急に増えることでも、ランボルギーニでもありませんでした。必要はいつも満たされ、神様の大きな働きの一部となる喜びがありました。飛行機の中で牧師は息子たちに言いました。「別の教会に行くのではなく、日本にある私たちの心の教会に行くんだよ。」十分の一の一部は、ライフハウスを支えています。
  • 消費よりも満足です。このメッセージを準備する中で、いちばん心に響いた分野だと牧師は打ち明けます。決して満足しないことは危険な状態です。周りを見て、自分にないものばかりが目に入るからです。
  • 牧師は俳優のジム・キャリーの言葉を引用します。すべての人が、お金持ちになり、有名になり、夢をすべて叶えてみるべきだ。それが答えではないと分かるために。パウロは、どんな境遇でも満足する秘訣を学びました。豊かな時にも、乏しい時にも(ピリピ4:12)。満足は、友人関係も含めて、自分がすでにどれほど祝福されているかに気づくところから始まります。
  • 欠乏感よりも寛大さです。聖書にはマモンという言葉が出てきます。お金に結びついた霊で、「決して足りない」と思い込ませ、失うことを恐れてすべてを抱え込ませます。この欠乏の思いは人生のあらゆる分野をむしばみ、神様が大きく造られた人生を小さくしてしまいます。その解毒剤が寛大さです。
  • 手放すとは、備えてくださる方という名をもつ神様に信頼することです。牧師の教会のいくつかのキャンパスは、かつて企業だった大きな建物にあります。ちょうど良い時に、神様がそれらを教会に委ねてくださいました。「受け取るために与えるのではありません。自由になるために与えるのです。」

7. ガソリンスタンドと主人の喜び

  • 牧師の友人は、質素な家庭で育ちましたが、この分野で忠実に歩んでいました。ある日、ガソリンスタンドに寄る前に、少し多めのお金をポケットに入れていました。
  • 給油機の反対側で、ひとりの女性が給油していました。車の中では2人の子どもが泣いていて、彼女の表情には苦しさが表れていました。友人は近づいて声をかけ、ガソリン代を払いますと伝えました。
  • いちばん素晴らしいのは支払いではなく、そこから始まった別の会話でした。彼女は、払えるかどうか分からないまま来ていたのです。友人は尋ねました。「イエス様を知っていますか。」彼女は知りませんでした。まさにそのガソリンスタンドで、子どもたちが泣いている中、友人は彼女をイエスのもとへ導きました。
  • 「これが最高の幸せです。これが主人の喜びです。」結びに、牧師は、ひそかに経済的なプレッシャーや恥、さらには死を思う気持ちを抱えている人たちのために祈ります。神様はその人たちを愛しておられ、恵みは差し出されています。過去は変えられなくても、未来は変えることができます。

ポイント

  • お金は心の問題です。あなたが持っているものはすべて神様のものであり、あなたはその管理者です。
  • 神様は、お金も時間も才能も、意図をもってあなたに委ねてくださいました。どんな目的なのか、神様に尋ねましょう。
  • 神様は、あなたが経済的な困難を隠すことを望んでおられません。恐れと恥から、忠実さへと招いておられます。
  • 忠実なしもべの最大の報いは、主人の喜びに入ることです。その喜びは、人々がイエスのもとに来るときに見えてきます。
  • 3つの具体的な変化があります。神様を第一にすること、消費よりも満足、欠乏感よりも寛大さです。

個人への適用

  • お金、時間、才能、人間関係のうち、「私に委ねられたもの」ではなく、まだ「私のもの」と言っているのはどの分野ですか。
  • 神様が、どんな目的で今あるものを委ねてくださったのか、尋ねたことはありますか。今週、神様は何と答えてくださるでしょうか。
  • 恥ずかしさから隠している経済的な困難はありませんか。だれに話せるでしょうか。また、祈りの中でどのように神様のもとへ持っていけるでしょうか。
  • 給料を受け取ったとき、何を最初にしますか。
  • 足りなくなる恐れのために、寛大になれないのはどんな場面ですか。また、寛大さの小さな一歩として何ができますか。

引用された聖句

よくある質問

所有者ではなく管理者であるとは、どういう意味ですか。

マーク・ペタス牧師によれば、世の中はすべてを自分のものにすることを教えますが、聖書は管理することを教えます。「地と、それに満ちるもの、世界と、その中に住む者とは、主のものである」(詩篇24:1)。あなたのお金、時間、才能、機会、そして人間関係までもが、あなたに委ねられたものです。あなたの役割は、それらを神様のみこころに沿って用いることです。

このメッセージは十分の一を献げるように求めていますか。

牧師は、金額よりも優先順位について語っています。収入の初穂をもって神様をあがめること(箴言3:9-10)、つまり最初の10パーセントです。教会はまったく強要しないと牧師は明言しています。ひとりひとりが神様に何をすべきか尋ね、神様が語られたことに従うのです。

マタイ25章の「主人の喜びに入りなさい」とはどういう意味ですか。

21節で、主人は忠実なしもべに、さらに多くを任せると約束します。マーク・ペタス牧師は、最大の報いは別のところにあると強調します。それは、主人の喜びを分かち合うことです。その喜びは、地上で持てるどんなものよりも価値があり、人々がイエスのもとに来るときに見えてきます。

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