はじめに
アガットは19歳です。彼女はクリスチャンでも信仰実践者でもない家庭に育ち、信仰が居場所を持たない環境で育ちました。今日、彼女は自分の人生を大きく変えた思いがけない出会いについて語ってくれます。ある10月の夜、部屋にひとりきり、ドアを閉めて、彼女は初めて祈りました。神様に、その存在を示してくださいと願ったのです。すると何かが起こりました。この証は飾り気のない、個人的なもので、宗教的な体裁は何もありません。あなたに伝えたいのはただひとつ、神様を呼び求めるのに「きれいな自分」である必要はなく、ただ本当の自分でいればよいということです。
アガットの歩み:ステップごとに
1. 試練に彩られた子ども時代
- もともととても不安を感じやすい性質で、感情に振り回され、すべてを強く感じすぎてしまう子どもでした。
- 家族がそばにいてくれたおかげで、幸せな子ども時代を過ごしましたが、そこには苦しい出来事もありました。両親の離婚(これがきっかけで重度の乾癬を発症します)、幼なじみの若すぎる自死、そして14歳と16歳のときに受けた性的暴行です。
- こうした出来事は、幼い少女が本来抱えるべきではなかったものを、あまりに早く理解させることになりました。
- 当時、神様は遠い存在、いや、存在しないもののように思えていました。
2. 前へ前へと逃げる:16歳、実家を出て、有害な循環へ
- 16歳のとき、彼女は実家を出て、当時の恋人と暮らし始めます。
- 同居から9か月後、その関係は激しい形で終わりを迎えます。
- 初めて自分自身とひとりで向き合うことになり、不安がぶり返します。激しい腹痛、重くのしかかる罪悪感、生きたいという気持ちが波のように消えていく感覚。
- 夜に出歩き、間違った理由で男の子たちと付き合い、「間違ったやり方」で愛されようとしました。仕事、外出、ストレス。心の空虚さは深まっていきました。
3. ある朝、ふと湧いた検索:「クリスチャン音楽」
- ある朝、仕事に向かう途中、なぜかわからないまま、音楽アプリに「クリスチャン音楽」と打ち込みました。
- カトリックの賛美歌にたどり着き、心が落ち着くのを感じます。理由はわからないまま、それを心の片隅にしまっておきました。
- クリスチャンの家族も友人もいませんでした。この検索を説明できるものは何もなく、ただ名前をつけられない静かな呼びかけがあっただけでした。
4. ある10月の夜:初めての祈り
- ある夜、仕事から帰って心も体もくたくたになっていたとき、彼女はふと思いました。「どうにでもなれ、祈ってみたい。」
- それまで一度も祈ったことはありませんでした。Googleで「祈り方」と検索します。答えは、目を閉じて、心を込めること。
- ベッドの上で体を丸め、たどたどしく神様に初めての言葉を向けます。「私はアガットです。17歳で、3人の姉妹がいます。ジュリー、ポリーヌ、ゾエです。母はセリーヌ、父はヴァンサンといいます。神様、私はもうどうしたらいいかわかりません。」
- そして続けます。「助けてください。そして今のこの状況の中で、あなたが本当に存在することを示してください。」
5. 応答:温かい風とそっと添えられた手
- まさにその瞬間、彼女は背中に温かい風を感じ、そこに手が置かれるのを感じました。
- 窓は閉まっていて、彼女は一人暮らしでした。本来なら怖くなってもおかしくない状況でしたが、彼女が感じたのはただ平安だけでした。
- それはこう語りかけるような平安でした。「私はあなたの声を聞いた、わが子よ。あなたの気持ちはわかっている。助けてあげよう。」
- 真っ先に心に浮かんだのはイエスという名前でした。彼女はスマートフォンに聖書アプリを入れ、神様がどういう方なのかを知ろうとし始めます。
6. 2024年2月11日:ナントのプロテスタント教会での最初の日曜日
- 数か月後に出会ったクリスチャンの友人が、教会を見つけるよう強く勧めてくれます。彼女はひとりぼっちになること、うまくなじめないことを恐れていました。
- Googleで「プロテスタント教会」と検索すると、ナントのプロテスタント教会がヒットします。彼女は次の日曜日、2024年2月11日に行ってみることに決めます。
- 彼女は温かく迎え入れられ、青年たちとつながりを持つようになります。毎週木曜の夜に瞑想の時間を持つ、四旬節のグループにも加わります。
7. 2024年の夏:アメリカでのキャンプと、ある依存の終わり
- その1か月後、恋人が住む州の隣の州にあるクリスチャンキャンプへ、夏の間ボランティアとして行かないかと誘われます。彼女はそこにひとつの導きを感じ、承諾します。
- そのキャンプでは喫煙が一切禁止されていました。しかし彼女は4年半タバコを吸い続けており、これまで何度もやめようとして失敗していました。
- 彼女は祈ります。「主よ、助けてください。私にはできなかったことでも、あなたなら成し遂げてくださるかもしれません。」
- 数週間後、彼女は一本のタバコに火をつけずに置きます。恋人が、彼女が4日間タバコを吸っていないことに気づかせてくれました。それ以来、彼女は二度と火をつけていません。あれから1年半になります。
8. 2024年7月:自分の人生を神様にささげる
- キャンプで彼女は、あらゆる大陸から集まった若者たちと出会います。共通の土台はただひとつ、イエス・キリストでした。
- 7月、幾月もの言い争いと崩れた信頼を経て、彼女は恋人に電話をかけ、その関係を終わらせます。神様が彼女にこう確信させるのを感じました。あなたのために備えられた人は、忍耐強く、敬意を持って接し、本当の意味で愛してくれる人だと。
- その瞬間から、彼女は自分の人生を神様にささげることを決め、自分が引き起こしてきた被害を目の当たりにして、性的な不品行から離れることを選びます。
- 彼女はこう結びます。「私は不完全で、毎日神様を必要としています。以前と違うのは、もう試練の中でひとりで戦っていないということです。イエスが私とともにいてくださいます。」
覚えておきたいポイント
- 神様を呼び求めるのに、クリスチャンらしい言葉遣いや「きれいな」過去は必要ありません。「どうにでもなれ、祈ってみたい」それだけで十分です。
- 神様は誠実な心に応えてくださいます。たどたどしくても本気の祈りは、よどみなく唱えられた形式的な言葉よりも重みを持ちます。
- 思いがけない平安、イエスへと引き寄せられる思い、突然湧いてくる探し求める気持ち。それらは、神様がすでに扉を叩いておられるしるしであることが多いのです。
- あなたが一人では乗り越えられなかったこと(依存、有害な関係、不安)を、神様はあなたとともに、時には思いがけない形で成し遂げてくださいます。
- 神様と出会っても、闘いそのものがなくなるわけではありません。ただ、誰と一緒に闘うかが変わるのです。
あなた自身への問いかけ
- 今あなたが感じている「静かな呼びかけ」はありますか。説明のつかない神様を求める思い、心に響く一曲、繰り返し訪れる平安。ぜひそれに心を向けてみてください。
- アガットのように、正直な初めての祈りをすることを、今のあなたは何が妨げていますか。それをはっきりと神様の前に言葉にしてみましょう。
- あなたが長い間ひとりで抜け出せずにいる依存、関係、有害な循環はありませんか。神様に助けを求め、あなた自身では成し遂げられなかったことを、神様に委ねてみましょう。
- 今週、あなたが裁かれることなく疑問を投げかけられる教会を探してみてください。最初の一歩はしばしば一番重く感じられますが、決定的なものです。
- あなたの周りで、アガットのような証を必要としている人を3人挙げてみてください。今日、その人たちのために祈りましょう。
さらに味わうための聖句
- エレミヤ書 29:13 ・「あなたがたは、心を尽くしてわたしを尋ね求めるとき、わたしを見いだす。」
- 詩篇 34:18 ・「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられる。」
- マタイ 11:28 ・「疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
- ローマ人への手紙 10:13 ・「主の名を呼び求める者はみな救われる。」
- ヨハネ 14:27 ・「わたしは平安をあなたがたに残し、わたしの平安をあなたがたに与える。」
- コリント人への第二の手紙 5:17 ・「だれでもキリストにあるなら、その人は新しく造られた者である。」
よくある質問
教会に一度も足を運んだことがなくても、神様と出会えますか?
はい、出会えます。アガットはクリスチャンでも信仰実践者でもない家庭の出身です。信仰の中で育ったわけではなく、数年前まではこの話題を拒んでさえいました。ドアを閉め、たった一人でベッドの上でささげた初めての祈りに、神様は応えてくださいました。神様との出会いは、建物の中で始まることはめったになく、多くの場合、もう耐えられなくなった心の中で始まります。
祈り方がわからないとき、どう祈ればいいですか?
アガットは「祈り方」とGoogleで検索しました。見つかった答えはシンプルなものでした。目を閉じて、心を込めること。そして彼女は、初めて会う人に自己紹介をするように、たどたどしく初めての言葉を神様に向けました。形よりも、呼び求める心の真実さのほうが大切です。今のあなたの状況をそのまま神様に伝え、その存在を示してくださいと願ってみてください。
タバコのような依存から抜け出すのを、神様は助けてくださいますか?
アガットは4年半タバコを吸い続け、何度もやめようとして失敗していました。喫煙が禁じられたキャンプへの参加を前に、やめられるよう神様に祈った後、火をつけずに置いた一本のタバコが、その後二度と吸われることはありませんでした。それから1年半、彼女はタバコを吸っていません。自分一人ではできなかったことを、神様が彼女とともに成し遂げてくださったのです。これは、あらゆる解放が瞬時に起こることを意味するわけではありません。ですが、あなたが求めるとき、神様があなたとともに歩んでくださることを示しています。
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