神様は私に、別の見方をすることを教えてくださった(使徒10章)

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はじめに

ある状況をどう見るかが、あなたの反応を決めます。ある人物をどう判断するかが、あなたの態度を決めます。もし今朝、神様が、あなたの状況そのものを変える前に、まずあなたの見方を調整しようとしておられるとしたらどうでしょうか。使徒10章で、ペテロは、自分の宗教的な育ちのすべてを揺るがす幻から立ち上がります。説明を求めてやって来た兄弟たちの前で、彼はこう言い切ります。「神は私に、どんな人をも、清くないとか、汚れているとか言ってはならないことを教えてくださいました。」ジャン・ミシェル・ムスンガイ長老は、あなたにも神様が同じ御手をあなたの上に置いてくださるよう招きます。あなたの眼鏡を取り替え、他者を見る目を、試練を見る目を、あなたが今通り抜けているものを見る目を、更新するために。

メッセージの構成

1. 使徒10章:ペテロの見方に起きた革命

  • ペテロは兄弟たちにこう告げます。「ユダヤ人が外国人と交際したり、外国人を訪問したりすることは律法にかなわないことを、ご承知でしょう。しかし、神は私に、どんな人をも、清くないとか、汚れているとか言ってはならないことを教えてくださいました」(使徒10:28)。
  • この言葉は、天から下ってきた大きな敷布の幻のあとに語られています。ペテロは「ほふって食べなさい」という声を聞きますが、自分の育ちのゆえにそれを拒みます。神様はなおも重ねて求め、何世代にもわたって根づいていた思い込みの砦を打ち砕かれます。
  • コルネリウスを訪ねたことについて説明を求めて集まった他の使徒たちの前で、ペテロは巧みな論理によって自分を弁護してはいません。彼は、神様が自分の見方をどのように変えてくださったかを語っているだけなのです。
  • 今日のあなたの違った振る舞いは、あなたの知恵によって正当化される必要はありません。ペテロのように、ただこう言えば十分なのです。「神様が私に教えてくださいました」と。

2. 乳と蜜、そして巨人たち(ヨシュア、カレブ、パウロ)

  • イスラエルがカナンに偵察隊を送ったとき、十人は巨人たちに、そして「住民を食い尽くす」一つの地に目を奪われて戻ってきます。カレブだけは乳と蜜に目を留め続けます。「神様はそれを私たちに食物として与えてくださる」と。
  • パウロはコリントの教会にこう書き送っています。「五旬節までエペソに滞在するつもりです。というのは、私のために働きの大きな門が開かれており、反対者も多いからです」(コリント第一16:8〜9)。もし彼が反対者たちに目を奪われていたなら、逃げ出していたことでしょう。
  • パウロは、反対者たちが存在するということ自体が、大きな門が開かれているしるしであることを理解しています。アナクの子孫が存在するということは、その地が本当に乳と蜜の流れる地であることを裏づけているのです。
  • 主はあなたに、巨人たちにではなく、門に、乳と蜜に目を留めるようにと求めておられます。あなたの敵対者たちのことは、主ご自身が扱ってくださいます。

3. 踏み台としての逆境(士師記3章)

  • 「これは、イスラエルを試みるために主が残しておかれた国々である。すなわち、カナンのすべての戦いを経験しなかった者たちを、そのすべてによって試みるためであった」(士師記3:1)。神様は、あなたを滅ぼすためではなく、あなたを霊的に鍛えるために、あえてある種の敵をそのままにしておかれることがあります。
  • イスラエルの父たちは勝利と神様の啓示を経験していました。しかし、戦いを経験しなかった彼らの子どもたちは、神様を個人的には知りませんでした。あなたの父の神様が、あなた自身の神様になってくださるのです。
  • 逆境は、あなたに主に向かって叫ばせ、主の御名を呼び求めさせ、理論では決して与えられない啓示を与えてくれます。
  • あなたが今通り抜けていることは、あなたを滅ぼすために送られたのではなく、あなたを押し上げるために送られたものです。試練に対する見方を変えてください。それはしばしば、あなたが高められるための促進剤なのです。

4. ヤイロとハンナ:苦悩が目を開くとき

  • マルコ5章は、会堂司であったヤイロが、瀕死の娘のためにイエス様の足もとにひれ伏す様子を語っています。この苦悩がなければ、彼はおそらく、パリサイ人たちの目を気にして(ヨハネ12:42)、決してイエス様に近づくことはなかったでしょう。
  • この苦悩のゆえに、ヤイロは他者の目を気にすることをやめ、人からの栄誉ではなく、神様の栄光を選び取ることができたのです。
  • サムエル第一1章では、ハンナはペニンナに見下され、エルカナに「私は、あなたにとって十人の息子よりも良い者ではないか」と慰められます。もしペニンナの侮辱がなければ、ハンナは自分に本当に何が欠けているかを知ることはなく、サムエルも生まれなかったでしょう。
  • サムエルが生まれた後の彼女の賛美(サムエル第一2章)には、新たな深みがあります。「主のように聖なる方はいません。あなたのほかには神はありません。」ペニンナがいなければ、この礼拝は決して天に届くことはなかったでしょう。

5. 神様にあなたの眼鏡を取り替えていただく

  • 「主よ、私の眼鏡を外し、新しいフレームを、新しいレンズを与えてください。」あなたの今日の祈りは、エリシャの若い者のための祈りと同じであっていいのです。「彼の目を開いてください」(列王記第二6:17)。
  • あなたに語りかけておられる神様は、あなたの知性を新しくし、あなたが自分の状況を別の目で見つめられるようにしたいと願っておられます。その状況は、あなたを滅ぼすためのものではありません。あなたを死なせるためのものでもありません。
  • あなたの見方が変わるとき、あなたの祈りが変わり、あなたの言葉が変わり、あなたの反応が変わります。見方の更新こそ、変えられた人生の始まりなのです。

心に留めたいこと

  • 神様がまず変えたいと願っておられるのは、あなたの状況そのものではなく、それをあなたがどう見つめるかです。
  • 新しい見方は自分でつくり出すものではなく、受け取るものです。「しかし神は私に教えてくださいました」、これこそがあなたのただ一つの根拠です。
  • 敵対者たちの存在は、扉が閉ざされていることのしるしではありません。むしろそれは、大きな門が開かれていることを裏づけていることが多いのです。
  • 神様が取り除かれない逆境は、受け継いだ信仰から、あなた自身の信仰へと移っていくための筋力なのです。
  • 苦悩は、あなたを他人の目から解放し、あなたをイエス様の足もとへと駆り立てます。そこにこそメシアが待っておられます。

自分への適用

  1. 今朝、神様にあなたの見方を調整していただく必要がある、その状況、人物、あるいは試練は何ですか。
  2. 神様があなたに約束してくださっている乳と蜜を見つめるべきところで、あなたは巨人たちに目を釘づけにしてしまってはいませんか。
  3. 多くの敵対者の陰に隠れて、大きな有効な門があなたの人生に開かれつつあるのではありませんか。
  4. あなたの両親の神様は、本当にあなた自身の神様になったでしょうか、それとも、あなたはただ彼らの勝利についての理論しか持っていないでしょうか。
  5. 苦悩があなたの戸を叩いているというのに、どんな「他人の目」が、あなたをイエス様の足もとに身を投げ出すことから、いまだに引き留めているでしょうか。

引用された聖書箇所

よくある質問

ペテロが「神は私に、どんな人をも汚れていると見なしてはならないことを教えてくださった」と言っているのはどういう意味ですか。

ペテロは、天から下ってきた敷布の幻を見た後、異邦人の百人隊長コルネリウスを訪ねた後で、使徒10:28でこう語っています。彼のユダヤ人としての育ちは、異邦人の家に入ることをすべて禁じていました。神様はこの受け継がれた見方を調整し、イスラエルを超えて福音を告げ知らせることができるようにしてくださいました。これはまず考え方の変化なのではありません。神様ご自身による直接の教えであり、思い込みの砦を打ち砕き、教会が諸国民に向けて開かれるための備えなのです。

なぜ神様は逆境を用いて私たちの見方を変えられるのですか。

士師記3:1は、神様がイスラエルを試みるために、特にカナンの戦いを経験しなかった者たちのために、いくつかの国々を残しておかれたと語っています。逆境は、あなたに神様に向かって叫ばせ、受け継いだ理論だけの信仰から抜け出して、個人的な出会いへと入っていかせます。逆境はまた、あなたを他人の目から解放してくれます。娘の苦悩ゆえにイエス様の足もとに身を投げ出したヤイロのようにです。それは罰ではなく、むしろ多くの場合、高められるための踏み台なのです。

自分の見方が変わるように、どのように祈ればよいですか。

エリシャがしもべのためにささげた祈りを繰り返してください(列王記第二6:17)。「主よ、彼の目を開いてください。」神様に、あなたの古い眼鏡を外し、新しいフレームを与えてくださるよう願い求めてください。敵対者しか見えないときに開かれた門を見ることができるように、巨人しか見えないときに乳と蜜を見分けることができるように、今日あなたにとって耐え難く思えることの中に神様の御手を認めることができるように、祈ってください。この新しい見方は、あなたの知恵からは生まれません。それは神様からの教えなのです。

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