要約
テキコはアジヤ出身のクリスチャンで、パウロの同労者です。パウロがエルサレムへ向かう旅に同行した一団に含まれていました。パウロは彼を、愛する兄弟、主にある忠実な奉仕者と呼びます。エペソとコロサイの教会には、パウロの様子を知らせ、人々の心を励ますために彼を遣わし、クレタのテトスのところにも彼を送ることを考えました。目立たず、信頼でき、いつでも仕える働き人の模範が心に残ります。
テキコという名前の意味
テキコはギリシア語の名前で、一般に幸運や運命を意味する言葉に結びつけて理解されます。聖書はその意味を説明せず、愛する兄弟、主にある忠実な奉仕者としての人柄で彼を紹介しています(エペソ人への手紙6章21節)。
テキコの生涯
パウロの旅の同行者
使徒の働き20章1-6節エペソの騒ぎのあと、パウロはマケドニアとギリシアを巡ります。アジヤまで同行したのは、ソパテロ、アリスタルコ、セクンド、ガイオ、テモテ、そしてアジヤ出身のテキコとトロピモなど、数人の兄弟たちでした。彼らは先に出発し、トロアスでパウロたちを待ちました。
エペソに遣わされる
エペソ人への手紙6章21-22節パウロはエペソ人への手紙の終わりで、愛する兄弟であり主にある忠実な奉仕者であるテキコが、自分のことをすべて知らせると述べます。パウロは、エペソの人々が自分の様子を知り、彼によって心に励ましを受けるように、とくにテキコを遣わしました。テキコ自身がこの手紙を運んだと一般に理解されています。
オネシモとともにコロサイへ
コロサイ人への手紙4章7-9節パウロはテキコを、主にある同労のしもべとも呼びます。彼をコロサイの人々にも同じ目的で、すなわち様子を知らせ心を励ますために遣わします。テキコは、コロサイ出身の忠実な愛する兄弟オネシモと一緒に旅をします。二人はパウロのもとで起こっているすべてのことを教会に知らせることになります。
エペソに遣わされたテキコ
テモテへの手紙第二4章9-12節最後の手紙でパウロはテモテに早く来るよう頼みます。デマスは去り、クレスケンスとテトスも出かけ、ルカだけがそばにいます。そうした知らせの中で、パウロは簡潔に、テキコをエペソに遣わしたと書きます。忠実な同労者は再び任務に就いていました。
テトスのもとに送られる人
テトスへの手紙3章12節テトスへの手紙でパウロは、アルテマスかテキコを遣わしたら、ニコポリの自分のところへ急いで来るよう頼みます。パウロはそこで冬を過ごすと決めていました。パウロにとってテキコは、クレテの教会を託したテトスのもとへ送ることのできる信頼できる人でした。
テキコから学ぶこと
- 目立たない務めへの忠実さは、目に見える働きと同じほど尊いものです。
- 知らせを伝え、人の心を励ますことは、主にある本当の奉仕です。
- 信頼できるしもべは、教会が必要とするどこへでも遣わされることができます。
- 神のみわざは一人の人ではなく、チームによって前進します。
鍵となる聖句
パウロはテキコを、愛する兄弟、忠実な奉仕者と呼びます。彼の務めは二つあり、教会にパウロの状況を知らせることと、人々の心を励ますことです。
パウロは、テキコが主にある同労のしもべであることを付け加えます。同じ知らせと励ましを、コロサイの信者たちにも託します。
多くの人が去ったときにも、パウロはなおテキコをエペソに遣わすことができました。この短い記述は、使徒の変わらぬ信頼を示します。
テキコについての説教
よくある質問
テキコはパウロの手紙を運びましたか。
パウロはエペソとコロサイの人々に、様子を知らせるためにテキコを遣わすと書いています(エペソ人への手紙6章21-22節、コロサイ人への手紙4章7-8節)。彼がこれらの手紙を自分で運んだと一般に理解されています。コロサイへは、ピレモンの奴隷から主にある兄弟となったオネシモと一緒に旅をしました(コロサイ人への手紙4章9節)。
テキコという名前にはどんな意味がありますか。
テキコはギリシア語の名前で、一般に幸運や運命を意味する言葉に結びつけて理解されます。聖書はその意味を説明していません。むしろ、愛する兄弟、忠実な奉仕者、主にある同労のしもべという人柄を強調しています。
テキコは聖書のどこに出てきますか。
新約聖書に五回出てきます。使徒の働き20章4節、エペソ人への手紙6章21節、コロサイ人への手紙4章7節、テモテへの手紙第二4章12節、テトスへの手紙3章12節です。記述は短いものの、いつもパウロに遣わされて諸教会に仕える姿が描かれています。