はじめに
日本では、お正月に年賀状やLINEで新年の挨拶を交わします。クリスチャンにとっても、一年の初めに感謝を伝え、互いの歩みを祈り合う大切な機会です。ただ、「聖書の言葉を入れたいけれど、堅苦しくならないか」「牧師先生や職場の上司には、どんな言葉づかいがよいのか」と迷う方も多いでしょう。このページには、家族へ、教会の仲間へ、牧師先生や恩師へ、職場や友人へ、合わせて17通の新年のメッセージを集めました。相手との関係に合わせて、○○さんの名前を入れてお使いください。年賀状には、元日に届けたいなら12月25日ごろまでに投函する、という目安もあります。
家族へのお正月のメッセージ
家族には、昨年の感謝を一言添えると、気持ちがぐっと伝わります。両親や祖父母には丁寧な言葉で、きょうだいや子どもにはやわらかい言葉で書きましょう。
「お父さん、お母さん、あけましておめでとうございます。昨年も元気に過ごせたのは、いつも祈ってくれている二人のおかげです。今年もどうぞお体を大切に。また顔を見せに帰りますね。」
「おじいちゃん、おばあちゃん、あけましておめでとうございます。毎日お祈りしてくれて、ありがとう。今年も神様がお二人の歩みを守ってくださいますように。春になったら、みんなで会いに行きます。」
「○○へ。あけましておめでとう。昨年はいろいろあったけれど、神様がずっと守ってくださったね。今年も感謝を忘れずに、一緒に歩んでいこう。」
「○○ちゃんへ。あけましておめでとう。神様は、今年も○○ちゃんのことをいつも見ていてくださいます。元気に学校へ行って、たくさん笑ってね。お父さんもお母さんも、毎日応援しています。」
「○○、あけましておめでとう。お正月に会えなくて残念です。新しい一年が、あなたにとって穏やかな日々になりますように。落ち着いたら電話するね。」
詩篇65篇11節
「またその恵みをもって年の冠とされる。あなたの道にはあぶらがしたたる。」
詩篇の作者は、主がその恵みをもって年の冠とされる、と歌います。新しい一年がまだ白紙のように見えるときにも、恵みの中で始められるという感謝を教えてくれる言葉です。年賀状の余白に、短く書き添えるのに向いています。 詩篇65篇を全文で読む。
教会の仲間へのお正月のメッセージ
教会の仲間には、礼拝や奉仕の中で受けた励ましへの感謝と、今年も共に歩みたいという思いを伝えましょう。信仰の言葉は、自然に添える程度で十分です。
「○○さん、あけましておめでとうございます。昨年は礼拝や奉仕の中で、たくさんの励ましをいただきました。今年も共に主を仰いで歩めることを、感謝しています。どうぞよろしくお願いいたします。」
「○○さん、新年おめでとうございます。昨年は祈りの時間に支えていただき、本当にありがとうございました。今年もお互いのために祈り合いましょう。お体に気をつけてお過ごしください。」
「○○、あけましておめでとう。昨年は一緒に奉仕できて楽しかったです。今年もよろしくね。新年礼拝で会えるのを楽しみにしています。」
「○○さん、新年あけましておめでとうございます。いつも変わらず礼拝に集われるお姿に、励まされています。寒い日が続きますので、どうぞご無理をなさらないでください。」
「○○さん、新年おめでとうございます。昨年、体調を崩したときにお見舞いに来てくださり、本当に心強かったです。今年は私も、皆さんのために祈る一年にしたいと思っています。今年もよろしくお願いします。」
哀歌3章22-23節
「主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。」
哀歌のこの言葉は、主のいつくしみが朝ごとに新しい、と語ります。昨年うまくいかなかったことがあっても、新しい年は新しい朝から始まります。教会の仲間への一言として、そっと分かち合ってみてください。 哀歌3章を全文で読む。
牧師先生・恩師へのお正月のメッセージ
牧師先生や恩師には、「謹賀新年」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などの丁寧な賀詞を使いましょう。具体的な感謝と、ご家族の健康を気づかう言葉を添えると、心のこもった挨拶になります。
「謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は、み言葉と祈りによって、たくさん養っていただきました。本年もご指導をいただければ幸いです。ご家族の上にも、主の祝福が豊かにありますように。」
「○○先生、あけましておめでとうございます。昨年の説教を通して、聖書を読む楽しさを教えていただきました。今年も礼拝を楽しみにしています。先生と奥様のお健やかなお暮らしを、お祈りしています。」
「○○先生、新年おめでとうございます。いつも教会のために心を砕いてくださり、ありがとうございます。お忙しい日々と存じますが、どうぞお体をいたわってください。本年も共に仕えさせてください。」
「○○先生、ご無沙汰しております。あけましておめでとうございます。先生に教えていただいたことは、今も私の歩みの支えです。遠くからですが、先生の働きのために祈っています。」
詩篇90篇17節
「われらの神、主の恵みを、われらの上にくだし、われらの手のわざを、われらの上に 栄えさせてください。われらの手のわざを栄えさせてください。」
この詩篇は、神の恵みと、手のわざを確かなものにしてほしいという願いを歌います。日々の働きに心を砕く牧師先生や恩師への言葉として、感謝と祈りを込めて添えることができます。 詩篇90篇を全文で読む。
職場・取引先・友人へのメッセージ
信仰を持たない方には、聖書の言葉を入れる必要はありません。相手を思う気持ちが伝われば、それで十分に証しになります。上司や取引先には、「旧年中」「本年」などの改まった言葉を使いましょう。
「謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご指導をいただき、ありがとうございました。本年もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
「あけましておめでとうございます。昨年は忙しい時期に何度も助けてもらい、感謝しています。今年も一緒に頑張りましょう。穏やかなお正月をお過ごしください。」
「新年のお慶びを申し上げます。旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。貴社のますますのご発展をお祈りいたします。」
「あけましておめでとう。昨年はたくさん話を聞いてくれて、ありがとう。今年もゆっくりお茶でもしたいね。あなたにとって、穏やかで温かい一年になりますように。」
自分で書くときのポイント
年賀状は、元日に届けたいなら12月25日ごろまでに投函するのが目安です。LINEやメールは、元日から三が日のうちに送ると自然です。
上司や先生には、「賀正」「あけおめ」のような略した言い方は避けましょう。「謹賀新年」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」など、丁寧な賀詞を選びます。
「去年」の「去」の字は、「去る」を連想させるため、年賀状では「昨年」や「旧年」と書くのが慣例です。また、「新年」と「明けまして」は意味が重なるので、どちらか一方にします。
相手が喪中のときは、年賀状を控えます。松の内が明けてから、「寒中見舞い」として、お見舞いの言葉を送りましょう。
聖書の言葉は、長く引用せず、短い一文にとどめましょう。信仰を持たない方には、「あなたの一年が守られますように」と、祈りを控えめに伝える形がおすすめです。
昨年の具体的な出来事に一言ふれると、定型文でない、あなただけの挨拶になります。
あわせて読みたい
よくある質問
クリスチャンの年賀状に、聖書の言葉を入れてもよいですか。
教会の仲間や家族には、短い聖句を添えると喜ばれます。職場や信仰を持たない方には、入れなくても大丈夫です。入れる場合は、押しつけにならないよう、「あなたの一年が守られますように」といった一言にとどめるのがよいでしょう。
初詣に行かない場合、新年の挨拶はどうすればよいですか。
多くの教会では、元日や最初の日曜日に新年礼拝をささげます。周りの人に初詣を尋ねられたら、「教会で新年の礼拝をしています」と、さらりと答えれば十分です。相手の習慣を否定せずに、自分のお正月の過ごし方を伝えましょう。
年賀状をやめて、LINEだけにしてもよいですか。
親しい友人や同年代の仲間なら、LINEでも失礼にはなりません。ただ、目上の方や、年賀状でしかつながれない遠方の方には、手書きの一言を添えた年賀状が、より丁寧な印象を与えます。