神を知ること:真のウェイメーカーは語る前に知っている

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はじめに

あなたはこの珍しいことばをご存知かもしれません。「分不相応に語る者」です。それは自分が本当には知らない話題について、絶えず語り続ける人のことです。真のウェイメーカー、道を切り開く人は、そうではありません。語る前に、まず知っているのです。そして何よりもまず知っているべきこと、それは他人の事柄ではありません。神です。

イエスははっきりとこう言われました。「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによって生きる」(マタイ4:4)。あなたにとって最も切実な必要は、食べること、飲むこと、着ることではありません。あなたの創造主を知ることです。そしてこの知識はすべてを変えます。あなたの祈りを、あなたの読み方を、あなたの人格を、あなたの永遠を。

説教の構成

1. あなたの根本的な必要:神を知ること

私たちは、体を養うこと、楽しむこと、成功することといった必要を積み重ねる社会に生きています。しかしそれらは本質的な必要ではありません。最も根本的な必要は、あなたの霊を養うことです。なぜなら、あなたの霊は永遠に生き続けるからです。ある著名な説教者はこう言い表しました。「神を知ることこそ、罪人の救いである」。そしてイエスご自身がこう確証しておられます。「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わされたイエス・キリストとを知ることです」(ヨハネ17:3)。

言い換えれば、空間も時間も超えたこの永遠のいのちは、神を知ることによってしか得られません。近道はないのです。

2. 知るとは「ヤーダー」:知性ではなく親密さ

ヘブル語で「知る」という動詞は「ヤーダー」と言います。これは知的な知識ではありません。あなたの創造主との深い関係、親密さ、一致のことです。創世記はこう記します。「人は妻エバを知った。彼女はみごもり、カインを産んだ」(創世記4:1)。神を知るとは、神と混じり合い、神と一つになることです。

あなたは世界中の聖書知識をすべて持っていても、神から遠く離れたままでいることができます。本当の知識は、出会いから始まるのです。

3. 出会い:主導権を握るのは神

タルソのサウロを見てみましょう。最も優れたラビたちに学んだ彼は、誰よりも神を知っていると思っていました。神に仕えているつもりでクリスチャンたちを迫害していました。ところがダマスコへの道で、イエスが彼に出会われます。彼の最初のことばは「主よ、あなたはどなたですか」でした。彼の知的な知識はすべて崩れ落ちます。後に彼自身がこう書き記します。自分が積み重ねてきたすべてのものを、「キリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに」ちりあくたと見なしている、と(ピリピ3:8)。

良い知らせがあります。あなたが神のもとへ上っていくのではありません。神があなたのもとへ下ってこられるのです。「神は実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。」神が主導権を取られたのです。そして今日も神は来てくださいます。昨日よりももっと深く、再びあなたに出会いたいと願っておられます。

4. 日々の関係:黙想を伴う祈りと生きたみことば

共に過ごす時間なしに、関係は生き続けません。それはあなたの夫、子ども、友人との関係でも真実です。神との関係においてはなおさらです。日々の関係を大切に育てなければ、それは消えてしまいます。

この知識を成長させる二つの方法があります。祈りと、みことばの黙想です。注意してください。黙想するとは、ただ読むことではありません。口では長い祈りを唱えながら、心はどこか別の場所にあることがあります。毎晩聖書を開いても、何も心に残らないことがあります。それはただ良心を洗うだけに終わってしまいます。すべてを変えるのは、そこにいる友人に語りかけるようにイエスに語りかけること、そしてみことばの中で神がどんな方であるかを積極的に求めることです。

5. 御国に入るために変えられる

神はただあなたを心地よくさせるために知らせてくださるのではありません。神はあなたを備え、変えるために知ってくださるのです。「私たちはみな、顔にかかっている覆いを取り除かれて、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていきます。これは、主である御霊の働きによるのです」(2コリント3:18)。

あなたの指紋を考えてみてください。それはあなたのスマートフォンを開き、あなたの身元を示すものです。いつか御国に入るためには、あなたの霊的な指紋にイエスの御名が刻まれていなければなりません。あなたは同じままではいられません。変えられなければ、入ることはできません。御国は、自分自身を備える者のために備えられているのです。

6. ホセアの呼びかけ:知識がないために滅びないように

預言者ホセアは二つの力強いことばを語っています。一つ目は警告です。「わたしの民は知識がないので滅ぼされる」(ホセア4:6)。民が神との関係に入らないために、霊的に死んでいくのです。二つ目は勧めです。「私たちは主を知ろう、主を知ることを切に追い求めよう」(ホセア6:3)。

あなたは多くのことのために努力しています。神のためにも努力してください。時間を取ってください。「時間がない」と言わないでください。あなたは他のことのためには時間を見つけているのですから。神を知るためにも、時間を見つけてください。

覚えておきたいポイント

  • 真のウェイメーカーはまず知り、それから語ります。神を知ることは、信頼できるあらゆることばに先立ちます。
  • 神を知ることは知的な訓練ではありません。それは「ヤーダー」、すなわち日々の親密さ、一致です。
  • 出会いの主導権はいつも神にあります。神が来られるとき、心をかたくなにしないのはあなた次第です。
  • 内なる変容なしには、御国への入り口はありません。神を知ることは、あなたを栄光から栄光へと変えていきます。

個人的な適用

  • 私は神を知っている以上に、神について語ってばかりいないでしょうか。私は霊的な「分不相応に語る者」になっていないでしょうか。
  • 聖書を開くとき、それはやるべきことを済ませるためでしょうか、それともイエスに出会うためでしょうか。
  • 私の内なる炎は燃えているでしょうか、それとも燃えずにくすぶっているだけでしょうか。今日、私は神に何を伝えたいでしょうか。
  • 神の刻印が私の人生にもっと深く刻まれるために、神は今週、私にどのような具体的な変化を望んでおられるでしょうか。

引用された聖句

よくある質問

聖書における「神を知る」とは、本当は何を意味するのでしょうか。

ヘブル語の「ヤーダー」は、単なる頭の中の情報ではなく、関係的な知識、親密さを指します。神を知るとは、祈りとみことばを通して、日々神との一致に入っていくことです。

なぜ聖書についての知的な知識だけでは十分ではないのでしょうか。

それは、ダマスコ以前のサウロと同じくらい、あなたを神から遠ざけたままにしてしまうことがあるからです。個人的な出会いなしに、あなたの存在に染み込む愛なしに、神学は実を結びません。パウロ自身も最終的には、自分の学識をキリストと比べればちりあくたにすぎないと見なしたのです。

信仰が冷めてしまった場合、どのように再出発すればよいでしょうか。

神はくすぶる灯心を消すことはありません。今日、ただ神に扉を開いてください。友に語りかけるように祈りを再開し、イエスを求めながらみことばを開き、神にその炎を再び燃え立たせていただいてください。

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