あなたを愛する恵みを私にください:人を変える祈り

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はじめに

「イメージの戦い」と題された祈りのキャンプの初日の夜、インパクト・センター・クレティアン・モントリオール(Impact Centre Chrétien Montréal)で、オンタリオ州とアメリカの教会を監督する主任牧師トニー・チバング(Tonny Tshibangu)牧師は、ポイントに分けたメッセージを語りません。教えと祈りが溶け合う長い夜の集いを導きます。それでも、夜全体を貫く一本の糸があります。神はあなたを導く前に、まずあなたを満たしたいと願っておられること。そして、あなたの内にある神のかたちの最初のしるしは愛であることです。

夜が更けたころ、牧師はある黙想の時間について語ります。そのとき、たった一つの言葉が何時間も口をついて出たといいます。「あなたを愛する恵みを私にください。」牧師にとって、エペソ人への手紙5章18節がその基調です。「むしろ、御霊に満たされなさい。」祈りが堂々巡りしていると感じているなら、このメッセージはあなたのためのものです。

メッセージの流れ

1. 導かれる前に満たされる

  • チバング牧師は祈りから始めます。「あなたは、満たした人を導かれます。まず私たちを満たし、それから私たちを導かれるのです。」
  • ルカによる福音書4章1節に基づいて語ります。イエスは聖霊に満ちて、それから御霊に導かれて荒野に出て行かれました。「導きの前には、満たしがあります」と牧師は言い、「行うことの前に、まず在ることがあります」と続けます。
  • 屋上の間はまず場所ではなく、渇望の場所なのだと語ります。
  • サウルを例に、御霊が何をなさるかを示します。「そして変って新しい人となるでしょう」(サムエル記上10章6節)。さらに、神の心にかなう人ダビデ(使徒行伝13章22節)について、こう結びます。「あなたが一つの心を喜ばれるとき、国を変えるまでに至るのです。」
  • 「宗教的な人の祈り」から抜け出すよう勧めます。神が求めておられるのは、夫が妻と向き合うように、ご自身と関係を結ぶ人です。

2. まず心、そのあとに解放

  • 満たされているかどうかは、どうすれば分かるのでしょうか。恐れ、不忠実、怒り、憎しみ、疑いが退いていきます。
  • 「私が最初に話しているのは、外側の解放ではありません」と牧師は断り、内側からのわざだと説明します。出て行った霊が戻ってきて、家が空いているのを見つける話(マタイによる福音書12章43〜45節)を思い起こさせ、神に満たされることなく、まず解放を求めてはならないと語ります。
  • 心の「悪い宝」についても語ります。ねたみ、嫉妬、自我です。「善い人は、その心の善い倉から善い物を取り出し」(ルカによる福音書6章45節)。牧師によれば、「悪い宝が出ていく前に、先に悪霊を追い出すことはしません」。
  • マタイによる福音書15章13節を引用します。天の父が植えられなかった木は、みな抜き取られます。苦い思い、偽り、金銭への愛、そして宣教に出ることを妨げる自分の命への愛を挙げます。

3. イメージの戦い

  • ヤコブは神と格闘しました(創世記32章)。よく祝福のためだったと言われますが、チバング牧師にとって「最高の祝福は変えられること」です。人を操るヤコブから、イスラエルへと変えられました。
  • 主の目は、心を全く主に向けている人を探しています(歴代誌下16章9節)。「神のご計画を果たすには、神の心にかなう人でなければなりません。」
  • これを「イメージの叫び」と呼びます。自分が神以外の誰かを映す者にならないよう、神に求めることです。「叫びと祈りの違いは、祈りは口、叫びは心だということです。」
  • 「神のかたちの最初の特徴の一つは、その愛です。」あなたはまずその愛によって見分けられ、それは御霊の実に表れます(ガラテヤ人への手紙5章22節)。喜びも平和も忍耐もないところは、「それは主ではありません」と牧師は言います。

4. 祈りにおける誠実さと謙遜

  • 「謙遜さを欠くことの危うさは、到達していないのに到達したと思い込むことです。」パウロ自身も、まだ完全に達してはいないと語っていました(ピリピ人への手紙3章12〜13節)。
  • イヴァン・カスタヌー(Yvan Castanou)使徒の教えを引きながら、多くの人が絶えず御霊に満たされていないのは心の誠実さに欠けるからだと説明します。そうして「祈りの中で芝居をする」ようになってしまうのです。
  • 御霊が求めていないのに攻撃に出ていく祈りについて、警告します。「報復があります。」イヴァン使徒の著書から、ある姉妹の例を引きます。彼女は解放の祈りに加わり、そのあと、祈られていた人の苦しみと同じ痛みを喉に負ったといいます。
  • 神は言葉の多さではなく、心を見ておられます(マタイによる福音書6章7節)。

5. 「あなたを愛する恵みを私にください」

  • 年末、チバング牧師は2026年に向けて神を求めるため、ホテルで3日間の黙想の時を持ちます。初日、牧師は眠ってしまいます。そこでイヴァン使徒の言葉を思い出します。初日に眠ってしまうことはあっても、3日間とも眠ってしまうなら、「それは問題です」。
  • 御霊のない祈りを、燃料なしで遠くまで行こうとする車にたとえます。「燃料を入れなさい。」
  • 3日目の夜、ひざまずいて2時間以上泣きます。一つの言葉が繰り返し口に上ります。「あなたを愛する恵みを私にください」。霊的な父から教わった祈りです。
  • 「神を愛したいと思うから、神を愛せるわけではありません。教えを聞いたから、神を愛せるわけでもありません。」叫びを上げたとき、人は神を愛するようになります。
  • この種の祈りは、あなたを「自己中心の人から、キリスト中心の人へ」と移し、ついにあなたの内にキリストが形づくられます(ガラテヤ人への手紙4章19節)。
  • 「これは、あなたがささげられる最も力強い祈りの一つです。」忍耐をもって祈り続けるなら、神がパウロに語られた恵み、「わたしの恵みはあなたに対して十分である」(コリント人への第二の手紙12章9節)が解き放たれます。

6. み手より先に、み顔を求める

  • 祈っている間、自分の課題、たとえば結婚の答えを待っている人もいます。牧師は答えます。神は全き心を見いだされると、求めていないものまで与えてくださいます。「主によって喜びをなせ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる」(詩篇37篇4節)。
  • また、マラキ書3章11節を、家計においても神を第一にする人に結びつけます。
  • 「主よ、古いバージョンのままでいて、あなたが始められる新しい季節を逃したくありません。」牧師は、古い自分のバージョンを手放すよう、一人ひとりに呼びかけます。
  • 「あなたの心を守れ」(箴言4章23節)。牧師は、これも愛にかかっていると語ります。そして私たちに強く迫り(コリント人への第二の手紙5章14節)、赦し、争いを手放させるのは「キリストの愛」です。

7. 土台が揺り動かされるように祈る

  • 夜は祈りで締めくくられます。獄中で賛美したパウロとシラスのように(使徒行伝16章25〜26節)、牢獄の土台が揺り動かされるように祈ることを呼びかけます。病、不妊、失業といったものの土台です。
  • エレミヤ書30章16節の「あなたを食い尽す者は、みな食い尽され」を宣言し、また奪われ略奪された民について語るイザヤ書42章22節を引いて、回復のために祈ります。
  • 翌日のテーマは「黙想」であると告げます。

心に留めたいこと

  • 神は、満たした人を導かれます。導きの前に御霊の満たしがあり、行うことの前に在ることがあります。
  • 心の変革は、解放に先立ちます。家が空いたままにならないよう、悪い宝が出ていかなければなりません。
  • あなたの内にあるキリストのかたちの最初の特徴は、愛です。
  • 神を愛するのは、ただ決心するからでも、教えを聞いたからでもなく、神に叫ぶことによってです。「あなたを愛する恵みを私にください。」
  • 誠実さと謙遜がなければ、祈りは芝居になってしまいます。

個人への適用

  1. あなたの祈りの生活で、まず導かれることを求めていますか。それとも、まず満たされることを求めていますか。
  2. 今週、神はあなたの心から、どの「悪い宝」(苦い思い、嫉妬、金銭への愛、自我)を取り除こうとしておられますか。
  3. 最後に、願いごとのリストなしで、ただ神の足もとに座る時間を取ったのはいつですか。
  4. 今週、毎日「主よ、あなたを愛する恵みを私にください」と祈ってみませんか。
  5. キリストの愛が、今日手放すようにと迫っている争いはありませんか。

引用された聖書箇所

よくある質問

なぜ導かれる前に御霊に満たされる必要があるのですか。

トニー・チバングは、ルカによる福音書4章1節に基づいて語ります。イエスはまず聖霊に満たされ、それから御霊に導かれました。そこから牧師は、「導きの前には、満たしがあります」という原則を引き出します。神は満たした人を導かれ、在ることは行うことに先立ちます。

「あなたを愛する恵みを私にください」という祈りは、何を意味するのですか。

説教者が霊的な父から教わったと語る祈りで、黙想の時に繰り返し口に上ったものです。牧師によれば、人が神を愛するのは、ただそうしたいからでも、教えを聞いたからでもなく、神に向かって叫びを上げたからです。牧師はこれを、ささげられる最も力強い祈りの一つとして紹介しています。

なぜ解放の前に心の変革を求めるのですか。

説教者は、汚れた霊が戻ってきて家が空いているのを見つける話(マタイによる福音書12章43〜45節)に基づき、神に満たされないまま、まず解放を求めてはならないと勧めます。苦い思い、嫉妬、自我といった心の悪い宝が出ていくとき、はじめてキリストのかたちが現れるのです。

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