はじめに
日本では、4月に桜の下で入学式を迎え、ランドセルや制服に身を包んだ新入生を、家族みんなでお祝いします。小学校、中学校、高校、大学と、入学は人生の大きな節目で、お祝いのカードや入学祝いを贈る習慣があります。クリスチャンの家庭や教会にとっては、新しい環境へ踏み出す一人ひとりのために、神様の守りと導きを祈る機会でもあります。このページには、親から、祖父母から、教会学校や教会から、そしてカードやLINEに向いた短い言葉まで、17通のメッセージを集めました。お子さんの名前や学校の種類に合わせて言葉を整え、思い出や願いを一言添えて、そのままお使いください。入学式の写真やランドセル、新しい制服など、目に見えるものに触れると、グッと身近な言葉になります。
親から子どもへのメッセージ
親の言葉には、これまで育ててきた時間の重みがあります。成績や結果ではなく、その子自身を喜ぶ気持ちと、祈りを伝えましょう。
「○○、小学校入学おめでとう。ランドセルを背負った姿を見て、胸がいっぱいになりました。新しい友達ができることを楽しみにしながら、毎朝あなたのために祈って送り出しますね。困ったことがあったら、いつでも話してください。」
「○○、中学校入学おめでとう。制服がとてもよく似合っています。勉強も部活も、新しいことがたくさん始まりますが、一人で頑張りすぎなくていいからね。神様があなたと共にいてくださることを、いつも覚えていてください。」
「○○、高校入学おめでとう。ここまで頑張ってきたあなたを、心から誇りに思います。これからの三年間は、あなたが自分で考え、選んでいく時間です。迷ったときは、祈ってから決める習慣を、大切にしてくださいね。」
「○○、大学入学おめでとう。新しい街での生活が始まりますが、離れていても、私たちはいつもあなたのために祈っています。つらい日は連絡してください。あなたの帰る場所は、いつもここにあります。」
詩篇121篇8節
「主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。」
「出ると入る」とは、家を出て外で過ごす日々も、家に帰る日々も、という意味です。登下校、通学、新生活と、新しい場所へ出て行く子どもを送り出す親にとって、この聖句は大きな慰めです。入学祝いのカードに添えて、神様の守りを子どもと一緒に覚えましょう。 詩篇121篇を全文で読む。
祖父母から孫へのメッセージ
祖父母からの言葉は、やさしく、ゆったりとした気持ちを込めて書きましょう。お小遣いやお祝いの品に添えるカードにも向いています。
「○○ちゃん、小学校入学おめでとうございます。ランドセル姿の写真を見て、おじいちゃんもおばあちゃんも、うれしくて何度も見返しました。毎日元気に通えるように、神様にお祈りしていますよ。」
「○○くん、中学校入学おめでとう。ずいぶん大きくなって、頼もしくなりましたね。新しい友達や先生との出会いが、あなたにとって良いものとなるよう、毎日お祈りしています。」
「○○さん、高校入学おめでとうございます。受験の間、よく頑張りましたね。これからは、自分の好きなことや得意なことを、ゆっくりと見つけていってください。いつも応援しています。」
「○○さん、大学入学おめでとうございます。新しい土地での生活は、不安もあるかもしれませんが、神様はどこにいてもあなたと共におられます。お盆やお正月には、顔を見せてくださいね。」
ルカによる福音書2章52節
「イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。」
少年イエスは、知恵と背丈が伸び、神様と人々から愛されました。学ぶこと、体が育つこと、人との関わりの中で愛されること、そのすべてが一緒に育っていくのです。祖父母が入学祝いの席で、この聖句を孫に贈れば、勉強だけでなく、全人格の成長を願う気持ちが伝わります。 ルカによる福音書2章を全文で読む。
教会学校・教会からのメッセージ
教会学校の先生や教会の仲間は、礼拝での姿を思い浮かべながら書きましょう。進学しても教会は変わらず帰る場所であることを、伝えると喜ばれます。
「○○ちゃん、小学校入学おめでとう。日曜学校でみんなと歌った歌を、学校でも口ずさんでみてくださいね。イエス様は、学校でもいつもあなたのそばにいてくださいます。先生も、あなたのためにお祈りしています。」
「○○くん、中学校入学おめでとうございます。教会学校で一緒に過ごした日々が、先生の宝物です。新しい学校でも、あなたが神様に愛されている大切な存在であることを、忘れないでくださいね。」
「○○さん、高校入学おめでとうございます。部活や勉強で忙しくなっても、日曜日にはまた教会で会えるのを楽しみにしています。無理はしすぎず、疲れたときは顔を出してください。」
「○○さん、大学入学おめでとうございます。進学先の街の教会を、一緒に探しましょう。離れていても、私たち教会の家族は、あなたのために祈り続けています。」
ヤコブの手紙1章5節
「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」
新しい学校では、わからないことや、決められないことが次々と出てきます。ヤコブは、知恵に不足している人は、とがめることなく与えてくださる神様に、願い求めるようにと勧めています。進学する高校生や大学生に贈るのにふさわしい聖句で、教会からのメッセージの結びにも用いやすいでしょう。 ヤコブの手紙1章を全文で読む。
カードやLINEで送る短い言葉
短くても、お祝いと祈りの気持ちは十分に伝わります。入学祝いのカードの片隅や、スマートフォンのメッセージに、そのまま使える言葉を集めました。
「入学おめでとうございます。新しい毎日の上に、神様の祝福が豊かにありますように。ご家族みんなで喜んでいます。」
「○○さん、おめでとう。新しい制服姿、とてもすてきです。慣れるまでは大変だと思いますが、毎日お祈りしています。」
「新生活のスタート、本当におめでとう。うれしいことも、不安なことも、神様があなたと共におられますように。」
「入学おめでとうございます。楽しいことがたくさんありますように。無理せず、あなたのペースで進んでくださいね。応援しています。」
「○○ちゃん、入学おめでとう。お友達がたくさんできますように。イエス様もきっと喜んでいますよ。今度、学校のお話を聞かせてね。」
自分で書くときのポイント
お子さんの名前と、入学する学校の種類を入れましょう。小学生には「ランドセル」、中学生には「制服」、大学生には「新しい街」といった言葉を加えると、ぐっと身近になります。
成績や結果ではなく、その子自身を喜びましょう。「頑張ったね」「おめでとう」と書くだけで十分です。ほかの子と比べる言葉は控えます。入学したこと自体が、すでに大きな一歩です。
不安な気持ちに寄り添う一言を添えましょう。「分からないことは、いつでも聞いてね」と書くだけで、新しい環境に踏み出す子どもの安心につながります。
年齢に合わせた言葉づかいにしましょう。小さな子にはひらがなを多めに、高校生や大学生には、対等な大人として語りかけるつもりで書きます。
神様の守りと導きを祈る言葉を入れましょう。「神様があなたと共におられますように」といった祈りは、クリスチャンらしいお祝いの言葉になります。
祈りを約束するときは、本当に祈りましょう。「毎日祈っています」という言葉は、実際に祈っているからこそ、相手に重みを持って届きます。
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よくある質問
入学祝いは、いつ贈るのがよいですか。
入学式の1か月前から、遅くとも入学式の前日までに届くようにするのが一般的です。新生活の準備で忙しい時期ですので、早めに送ると、ゆっくり読んでもらえます。メッセージだけであれば、入学式の当日や、その後でも十分に喜ばれます。
入学祝いのカードには、どのくらいの長さが適切ですか。
二、三文から四、五文ほどで十分です。お祝いの言葉、相手への具体的な一言、そして祈りの言葉の三つを入れると、まとまりのよいカードになります。手書きの一言を添えると、より気持ちが伝わります。
教会学校の子どもが入学するとき、教会は何をすればよいですか。
礼拝の中で入学する子どもたちのために祈り、カードや小さな贈り物を渡す教会が多くあります。聖書を一冊贈ったり、教会全員で寄せ書きを書いたりするのもおすすめです。進学で町を離れる人には、新しい土地の教会を紹介できると安心です。