結婚式の祝辞・スピーチで引用できる聖書の言葉20選:愛と家庭の祝福

読了時間 10分

はじめに

友人代表のスピーチや、上司としての祝辞を頼まれたとき、クリスチャンの新郎新婦なら、聖書の言葉をひとつ引用すると、二人の心に深く届きます。日本の結婚式では、スピーチで「切れる」「別れる」「戻る」といった忌み言葉を避ける習慣があるため、言葉選びには少し気をつかうものです。この記事では、そうした場にふさわしい言葉を選んでいます。口語訳から選んだこの20の言葉は、四つのテーマに分かれています。愛、結び合い、家庭の土台、そして祝福です。スピーチの中では、全文を読み上げる必要はありません。短い一節と、二人への思いを、一言添えるだけで十分です。

愛を何よりも大切に

1. ペテロの第一の手紙4章8節

「何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。」

何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい、愛は多くの罪をおおうものである、とペテロは勧めます。長い結婚生活には、思い違いも失敗もあります。そのたびに互いを赦し合える愛こそが、夫婦の一番の財産です。スピーチでは、「どうか熱い愛を保ち続けてください」と、短く結ぶとよいでしょう。 ペテロの第一の手紙4章を全部読む.

2. コロサイ人への手紙3章14節

「これらいっさいのものの上に、愛を加えなさい。愛は、すべてを完全に結ぶ帯である。」

愛は、すべてを完全に結ぶ帯である、とパウロは語ります。結婚式のスピーチにぴったりの一節です。二人が違う性格や背景を持っていても、愛が帯のように二人を結び合わせます。披露宴では、「二人を結ぶ愛という帯を、これからも大切にしてください」と添えると、聞く人の心にも残ります。 コロサイ人への手紙3章を全部読む.

3. 雅歌8章7節

「愛は大水も消すことができない、洪水もおぼれさせることができない。もし人がその家の財産をことごとく与えて、愛に換えようとするならば、いたくいやしめられるでしょう。」

愛は大水も消すことができない、洪水もおぼれさせることができない、と雅歌は歌います。人生の嵐のような時にも、愛は消えないという力強い言葉です。二人がこれから出会う試練を思いながら、愛の強さを祝福として贈ることができます。若い二人への励ましにも、ふさわしい一節です。 雅歌8章を全部読む.

4. ヨハネの第一の手紙4章7節

「愛する者たちよ。わたしたちは互に愛し合おうではないか。愛は、神から出たものなのである。すべて愛する者は、神から生れた者であって、神を知っている。」

愛する者たちよ、互に愛し合おうではないか、愛は神から出たものである、とヨハネは書きます。夫婦の愛は、神の愛を映す鏡のようなものです。クリスチャンの新郎新婦には、二人の愛の源が神にあることを思い出させる言葉になります。祝辞の最後に、この言葉で祝福の気持ちを表すのもよいでしょう。 ヨハネの第一の手紙4章を全部読む.

5. ローマ人への手紙12章10節

「兄弟の愛をもって互にいつくしみ、進んで互に尊敬し合いなさい。」

兄弟の愛をもって互にいつくしみ、進んで互に尊敬し合いなさい、とパウロは勧めます。夫婦の間でも、尊敬の気持ちは大切です。親しくなるほど、感謝や敬意を忘れがちですが、この言葉は、いつまでも互いを尊ぶ心を失わないようにと教えています。上司としての祝辞にも使いやすい一節です。 ローマ人への手紙12章を全部読む.

結び合わされた二人

6. 創世記2章18節

「また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。」

人がひとりでいるのは良くない、彼のために、ふさわしい助け手を造ろう、と神は言われました。結婚は、神が人間のために備えられた贈り物です。ひとりでは見えなかったものが、二人なら見えてくる。そんな意味を込めて、「二人で歩む人生が、豊かなものになりますように」と、スピーチで語ることができます。 創世記2章を全部読む.

7. 創世記2章24節

「それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。」

人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となる、と創世記は語ります。親の元を巣立つ二人を、これから新しい家庭を築く二人として祝福する言葉です。披露宴のスピーチでは、両家のご両親への感謝にも触れ、新しい家庭の始まりを共に喜ぶ気持ちを伝えるとよいでしょう。 創世記2章を全部読む.

8. マタイによる福音書19章6節

「彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」。」

神が合わせられたものを、人は離してはならない、とイエスは言われました。結婚が神によって結び合わされたものであるという、教会の結婚式でもよく読まれる言葉です。ただし、スピーチでは「離す」という言葉を避けて、「神が結び合わせてくださった二人」と、前半を中心に引用するのがお勧めです。 マタイによる福音書19章を全部読む.

9. 伝道の書4章9節

「ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。」

ふたりはひとりにまさる、彼らはその労苦によって良い報いを得る、と伝道者の書は言います。仕事でも家事でも、二人で力を合わせれば、一人のときより大きな実りを得られます。友人として二人を見てきたエピソードを交えながら、この言葉を贈ると、温かいスピーチになります。 伝道の書4章を全部読む.

10. 箴言18章22節

「妻を得る者は、良き物を得る、かつ主から恵みを与えられる。」

妻を得る者は、良き物を得る、かつ主から恵みを与えられる、と箴言は言います。新郎に向けたお祝いの言葉として、古くから親しまれています。ただし、新婦をもののように扱う印象を与えないよう、感謝と敬意の言葉を添えて語ることが大切です。二人が互いに恵みであることを強調しましょう。 箴言18章を全部読む.

家庭の土台を築く

11. 詩篇127篇1節

「主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい。主が町を守られるのでなければ、守る者のさめているのはむなしい。」

主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい、と詩篇は歌います。新しい家庭は、二人の努力だけでなく、神の祝福のもとに建てられていくものです。スピーチでは、「どうか主が、二人の家庭の土台となってくださいますように」と結ぶと、クリスチャンの新郎新婦には特に響きます。 詩篇127篇を全部読む.

12. マタイによる福音書7章24-25節

「それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。 雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。」

わたしの言葉を聞いて行う者は、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができる、とイエスは語ります。雨も洪水も風も、岩を土台とする家を倒せません。新しい家庭に、神の言葉という岩を土台に据えてほしいという願いを込めて贈ることができます。住まいの話題にも結びつけやすい一節です。 マタイによる福音書7章を全部読む.

13. 箴言24章3-4節

「家は知恵によって建てられ、悟りによって堅くせられ、 また、へやは知識によって さまざまの尊く、麗しい宝で満たされる。」

家は知恵によって建てられ、悟りによって堅くせられる、と箴言は語ります。家庭を築くには、情熱だけでなく、知恵と理解が必要です。日々の話し合いや、互いの違いを受け入れる姿勢が、家庭を堅くします。スピーチでは、二人の誠実な人柄を例に挙げながら、この言葉を贈るとよいでしょう。 箴言24章を全部読む.

14. 詩篇128篇1節

「すべて主をおそれ、主の道に歩む者はさいわいである。」

すべて主をおそれ、主の道に歩む者はさいわいである、と詩篇は歌います。幸せな家庭の秘訣は、特別なことではなく、神を敬い、その道を歩み続けることです。シンプルで覚えやすい一節なので、緊張しがちなスピーチにも向いています。二人の幸せを、短く力強い言葉で祈ることができます。 詩篇128篇を全部読む.

15. エペソ人への手紙4章2-3節

「できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、 平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。」

できる限り謙虚で、柔和であり、愛をもって互に忍びあい、平和のきずなで結ばれて一致を守り続けるように努めなさい、とパウロは勧めます。結婚生活を続けるには、お互いに歩み寄る努力が必要です。新郎新婦へのはなむけとして、「忍び合い、一致を守る」ことの大切さを、やさしく伝えてください。 エペソ人への手紙4章を全部読む.

二人への祝福

16. 詩篇67篇1節

「どうか、神がわれらをあわれみ、われらを祝福し、そのみ顔をわれらの上に照されるように。」

どうか、神がわれらをあわれみ、われらを祝福し、そのみ顔をわれらの上に照されるように、と詩篇は祈ります。二人の門出を祝う祈りとして、そのまま使える言葉です。「神のみ顔が二人の上に照りますように」と、乾杯の前に添えると、会場全体が温かな祝福の雰囲気に包まれるでしょう。 詩篇67篇を全部読む.

17. ローマ人への手紙15章5-6節

「どうか、忍耐と慰めとの神が、あなたがたに、キリスト・イエスにならって互に同じ思いをいだかせ、 こうして、心を一つにし、声を合わせて、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神をあがめさせて下さるように。」

どうか、忍耐と慰めとの神が、あなたがたに互に同じ思いをいだかせ、心を一つにさせて下さるように、とパウロは祈ります。夫婦に必要なのは、同じ意見であることよりも、心を一つにして歩む姿勢です。この祈りを、二人の将来への願いとして贈ると、思い出に残る祝辞になります。 ローマ人への手紙15章を全部読む.

18. コロサイ人への手紙3章15節

「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。あなたがたが召されて一体となったのは、このためでもある。いつも感謝していなさい。」

キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい、いつも感謝していなさい、とパウロは勧めます。夫婦喧嘩の絶えない家より、平和と感謝のある家庭を望む気持ちは、誰にでもあります。結びの言葉として、「いつも感謝を忘れない二人でいてください」と、語りかけるのにふさわしい一節です。 コロサイ人への手紙3章を全部読む.

19. 詩篇121篇8節

「主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。」

主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られる、と詩篇は語ります。新しい家庭の毎日の行き来を、神が守ってくださるという約束です。「いってらっしゃい」「おかえりなさい」という日常の言葉に、神の守りが伴うという意味を込めて、お祝いに添えられます。 詩篇121篇を全部読む.

20. 詩篇20篇4節

「主があなたの心の願いをゆるし、あなたのはかりごとを ことごとく遂げさせられるように。」

主があなたの心の願いをゆるし、あなたのはかりごとをことごとく遂げさせられるように、と詩篇は祈ります。二人がこれから描く夢や計画を、神が支えてくださるようにという祝福の言葉です。スピーチの終わりに、「お二人の夢が、神様の祝福のもとで実現しますように」と添えて締めくくりましょう。 詩篇20篇を全部読む.

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よくある質問

結婚式の祝辞に使うのにふさわしい聖書の言葉は何ですか。

コロサイ人への手紙3章14節の、愛はすべてを完全に結ぶ帯であるという言葉や、詩篇127篇1節の、主が家を建てられるのでなければという言葉がよく選ばれます。二人の信仰や状況に合わせて、短い一節を選んでください。

クリスチャンでない新郎新婦に聖書の言葉を引用してもよいですか。

お二人の意向を事前に確認できれば安心です。引用する場合は、押しつけにならないよう、愛や感謝といった普遍的なテーマの短い一節にとどめましょう。1コリント13章のような、愛についての言葉は受け入れられやすいです。

スピーチで聖書を引用するときの注意点はありますか。

長い引用は避け、一節か二節に絞ってください。出典を伝えるときは、書名と章節を簡潔に添えるだけで十分です。忌み言葉や重ね言葉にも注意し、二人への思いを自分の言葉で語ることを大切にしてください。

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