入院中・療養中の人に贈る聖書の言葉20選:慰めと平安を神に求めて

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はじめに

病院に入院している間や、自宅で療養している間は、体だけでなく心も弱りやすいものです。日本では面会の時間が限られていて、家族とも自由に会えず、孤独を感じる方も少なくありません。口語訳から選んだこの20の言葉は、四つのテーマに分かれています。神がそばにおられること、傷ついた心への慰め、平安、そして希望です。これらは病気の癒やしを約束するものではなく、不安の中にいる方を支える言葉です。お見舞いのカードにも、ご自身の祈りにも、お使いください。医療については、医師や医療スタッフの指示に従ってください。

神がそばにおられる

1. 詩篇23篇4節

「たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。」

たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません、あなたがわたしと共におられるからです、と詩人は告白します。病室で不安な夜を過ごす時、この言葉は神がそばにおられることを思い出させてくれます。回復を約束する言葉ではありませんが、独りではないという確かな慰めを与えてくれます。 詩篇23篇を全部読む.

2. 詩篇139篇5節

「あなたは後から、前からわたしを囲み、わたしの上にみ手をおかれます。」

あなたは後から、前からわたしを囲み、わたしの上にみ手をおかれます、と詩篇は歌います。治療の日々には、先の見えない不安や孤独を覚えることがあるでしょう。けれども、神のみ手は病室の白い天井の下でも、あなたの上に置かれています。眠れない夜に、この言葉を静かに繰り返してみてください。 詩篇139篇を全部読む.

3. 詩篇73篇23節

「けれどもわたしは常にあなたと共にあり、あなたはわたしの右の手を保たれる。」

けれどもわたしは常にあなたと共にあり、あなたはわたしの右の手を保たれる、と詩人は語ります。詩人自身が心の揺れを通ったあとに到達した確信です。気持ちが落ち込む日も、神があなたの手を握っていてくださいます。握っているのはあなたの力ではなく、神の力です。 詩篇73篇を全部読む.

4. イザヤ書41章10節

「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。」

恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる、わたしはあなたを強くし、助け、ささえる、と神は語られます。検査の結果や手術を待つ時間は、心が揺れやすいものです。この言葉は結果を約束するのではなく、どんな時にも神が共におられることを教えてくれます。ゆっくり読んでください。 イザヤ書41章を全部読む.

5. 詩篇28篇7節

「主はわが力、わが盾。わたしの心は主に寄り頼む。わたしは助けを得たので、わたしの心は大いに喜び、歌をもって主をほめたたえる。」

主はわが力、わが盾。わたしの心は主に寄り頼む、と詩人は歌います。体の力が弱まっているときでも、心を寄せられる方がおられます。治療やリハビリのつらさの中で、少しでも助けを感じたら、その小さな助けを神に感謝して、短い感謝の祈りをささげましょう。 詩篇28篇を全部読む.

傷ついた心への慰め

6. 詩篇34篇18節

「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。」

主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる、と詩篇は言います。病気の時は、体だけでなく心も傷つきます。そのような時、神は遠くから見ているのではなく、砕けた心の一番近くにおられます。涙をこらえず、そのまま神の前に出てよいのです。 詩篇34篇を全部読む.

7. 詩篇94篇19節

「わたしのうちに思い煩いの満ちるとき、あなたの慰めはわが魂を喜ばせます。」

わたしのうちに思い煩いの満ちるとき、あなたの慰めはわが魂を喜ばせます、と詩人は語ります。入院生活では、考えごとが次々に浮かんで眠れない夜もあります。そのような時、神の慰めは心に静かな喜びをもたらします。思い煩いを、短い祈りに変えて一つずつ神に渡してみましょう。 詩篇94篇を全部読む.

8. イザヤ書66章13節

「母のその子を慰めるように、わたしもあなたがたを慰める。あなたがたはエルサレムで慰めを得る。」

母のその子を慰めるように、わたしもあなたがたを慰める、と神は語られます。子どもが泣くとき、母は黙って抱きしめます。神の慰めは、そのようにやさしく、近いものです。弱っている時こそ、神の腕の中で休んでよいのです。お見舞いのカードに添える言葉にも向いています。 イザヤ書66章を全部読む.

9. マタイによる福音書5章4節

「悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。」

イエスは、悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう、と言われました。病気による悲しみや、思い通りにならない日々への嘆きも、神は軽く扱われません。悲しみを素直に認め、神の慰めを静かに待ち望みましょう。弱音を吐いても構いません。 マタイによる福音書5章を全部読む.

10. 詩篇30篇5節

「その怒りはただつかのまで、その恵みはいのちのかぎり長いからである。夜はよもすがら泣きかなしんでも、朝と共に喜びが来る。」

夜はよもすがら泣きかなしんでも、朝と共に喜びが来る、と詩篇は歌います。涙の夜が続くことがあっても、それが最後の言葉ではないと信じる希望の言葉です。治癒の時期や結果を約束するものではありませんが、神の恵みが朝のように訪れることを教えてくれます。 詩篇30篇を全部読む.

心に与えられる平安

11. ヨハネによる福音書14章27節

「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。」

イエスは、わたしの平安をあなたがたに与える、世が与えるようなものとは異なる、と言われました。静かとは言えない病室の中でも、イエスは心の内に平安を与えることができる方です。心を騒がせず、おじけずにいられるよう、イエスの平安を祈り求めましょう。 ヨハネによる福音書14章を全部読む.

12. 詩篇4篇8節

「わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。」

わたしは安らかに伏し、また眠ります、主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです、と詩人は告白します。入院中は、眠れない夜も多いものです。眠りを神に委ねるこの祈りを、消灯前に静かに唱えてみてください。眠れなくても、神は共にいてくださいます。 詩篇4篇を全部読む.

13. マタイによる福音書11章28節

「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」

イエスは、すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい、あなたがたを休ませてあげよう、と招かれます。病気や療養の重荷を一人で背負う必要はありません。体も心も疲れた時は、すべてをイエスのもとに持っていき、休ませていただきましょう。 マタイによる福音書11章を全部読む.

14. 詩篇55篇22節

「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。」

あなたの荷を主にゆだねよ、主はあなたをささえられる、と詩篇は励まします。治療のこと、仕事のこと、家族のことなど、入院中は心配事が重なりがちです。一度に全部を解決しようとせず、祈りの中で一つずつ主にゆだねましょう。ゆだねたあとも、必要な準備は誠実に続けてください。 詩篇55篇を全部読む.

15. ペテロの第一の手紙5章7節

「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」

神はあなたがたをかえりみていてくださるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい、とペテロは勧めます。神があなたを気にかけておられることが、委ねる理由です。不安を感じたら、短い祈りで構いません。神様、助けてください、と心の中でつぶやいてみましょう。 ペテロの第一の手紙5章を全部読む.

希望を新しくする

16. 詩篇42篇11節

「わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。」

わが魂よ、何ゆえうなだれるのか、神を待ち望め、と詩人は自分の魂に語りかけます。落ち込む自分を責めるのではなく、神への希望を思い出すように促す祈りです。気持ちが沈む日は、無理に明るくなろうとせず、この言葉をそっと心の中で繰り返してください。 詩篇42篇を全部読む.

17. コリント人への第二の手紙4章16節

「だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。」

パウロは、外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく、と語ります。体が弱っていくように感じる時でも、神との交わりの中で、心は日ごとに新しくされるという励ましです。病気の意味を簡単には説明できませんが、神は弱さの中にも働いてくださいます。 コリント人への第二の手紙4章を全部読む.

18. ローマ人への手紙15章13節

「どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを、望みにあふれさせて下さるように。」

望みの神が、あらゆる喜びと平安とを満たし、望みにあふれさせてくださるように、とパウロは祈ります。お見舞いに来た人が、枕元で一緒に祈ることもできる言葉です。病室の窓から見える空や、医療スタッフのやさしい声など、小さな希望の種を見つけられますように。 ローマ人への手紙15章を全部読む.

19. 哀歌3章22-23節

「主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。」

主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない、これは朝ごとに新しい、と哀歌は告白します。つらい治療が続く日にも、朝は新しい恵みとともに訪れます。今日という一日を神からの贈り物として受け取り、明日のことは明日の恵みに委ねましょう。 哀歌3章を全部読む.

20. イザヤ書40章31節

「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。」

主を待ち望む者は新たなる力を得、走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない、と預言者は語ります。待つことは、何もしないことではなく、神に信頼して時を過ごすことです。療養の長い時間も、主を待ち望む時間になります。焦らず、今日できる小さな一歩を大切にしましょう。 イザヤ書40章を全部読む.

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よくある質問

入院している人に、聖書の言葉を贈ってもよいですか。

お見舞いのカードやメッセージに短い聖書の言葉を添えるのは、温かい励ましになります。相手の信仰や状況に配慮し、病気の原因や治癒を断定する言葉は避けましょう。無理に読ませず、心に届く一言を選ぶことが大切です。

病気のために祈ってもらうには、どうすればよいですか。

所属する教会の牧師や信頼できる信徒に連絡し、祈りの課題として伝えてください。教会によっては、病床を訪問して祈ったり、礼拝の中で祈りをささげたりします。入院先の面会の規則や、ご家族の意向を尊重して依頼しましょう。

聖書の言葉を読めば病気は治りますか。

聖書の言葉は、病気を治す保証ではなく、神の臨在と慰めを思い出させる助けです。治療については、医師や医療スタッフの説明と指示に従ってください。聖書は治療の代わりではなく、不安な心を支える言葉として読みましょう。

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