はじめに
礼拝の初めに祈ることになり、会衆の心を神に向けさせる言葉を探していませんか。このページには、主日礼拝、賛美礼拝、ユース礼拝、祈り会と、場面別に分けた短い祈りを15本まとめました。そのまま読んでもよいですし、出発点にして、ご自分の言葉に合わせて少し言い換えてもかまいません。どの祈りも1分足らずで祈ることができ、続く賛美のための余白を残しています。
主日礼拝の開会の祈り
礼拝の初めには、一週間の疲れを背負った人たちが集まってきます。よい開会の祈りは、人々を迎え入れ、神がどなたであるかを思い起こさせ、抱えているものを主の前に下ろすよう促します。
「主よ、この日曜日の朝、一週間の疲れも喜びも問いも抱えたまま、あなたの前に集まりました。あなたが私たちを集めてくださったことを感謝します。あなたのみことばに耳を開き、隣に座っている人たちに心を開いてください。この礼拝が、初めから終わりまで、あなたに向けられたものとなりますように。アーメン。」
「父なる神さま、あなたは昨日も今日も、また永遠に変わらないお方です。ですから私たちは、恐れずにあなたに近づくことができます。急いで来た人も、傷ついて来た人も、ただ感謝して来た人もいます。どうか一人ひとりを、そのままで受け入れてください。賛美を通して、聖書朗読を通して、説教を通して私たちに語りかけ、素直に応える心を与えてください。主イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。」
「真実な神さま、新しい一週間が過ぎましたが、あなたは日々私たちを担ってくださいました。いま、私たちを押しつぶしているものも、あなたにお任せするのを忘れていたことも、あなたの足もとにお献げします。私たちの内なる騒がしさを静めて、あなたの御声を聞くことができるようにしてください。今朝、私たちが歌い、読み、分かち合うすべてのことの中心にいてください。アーメン。」
「主イエスさま、あなたは、二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる、と約束してくださいました。私たちはそれよりも大勢ですから、あなたが私たちの真ん中におられると信じます。この一週間、あなたから私たちを遠ざけたものをお赦しください。そして、あなたの御声に注意深く耳を傾けさせてください。あなたの愛に出会わないまま、ここから帰る人が一人もいませんように。アーメン。」
賛美礼拝の開会の祈り
賛美の時間の開会の祈りは、短くするのがよいでしょう。祈りは歌を始めるためのもので、歌の代わりではありません。神がどなたであるかを告げたら、あとは音楽に任せましょう。
「主よ、あなたは偉大で、賛美を受けるにふさわしいお方です。私たちはそれを、ともに告げるために来ました。私たちの声が一つとなって上がりますように。高く上げた手とひざまずく姿が、言葉では言い尽くせない思いを表しますように。この賛美を、真心からのささげものとして受け取ってください。アーメン。」
「天の父なる神さま、私たちが口を開く前から、あなたは私たちを愛してくださいました。今夜の私たちの賛美は、その愛から生まれます。どんなにたどたどしい歌も受け取って、あなたが喜ばれる礼拝としてください。人の目を気にする恐れから私たちを解き放ち、ただあなたのためだけに歌えるようにしてください。アーメン。」
「栄光の神さま、もろもろの天はあなたのみわざを語り、地はあなたの御手の跡を宿しています。私たちもそこに声を合わせたいのです。きょう私たちは、あなたがなさったことを賛美し、またあなたご自身を賛美します。音楽が単なる飾りではなく、あなたのもとへ導く道となりますように。アーメン。」
「主イエスさま、あなたはよみがえられました。この良き知らせを黙らせることは、だれにもできません。感謝と喜びをもって、あなたの勝利を祝います。始まる賛美が、私たちをあなたに近づけ、また互いに近づけてくださいますように。あなたが私たちの人生に入ってこられるように、力強く、そして優しく、私たちの賛美の中に入ってきてください。アーメン。」
ユース礼拝の開会の祈り
若い人たちには、専門用語や長い話を避けて、シンプルに話しましょう。わかりにくい複雑な祈りよりも、はっきりとして温かい一言のほうが、よく伝わります。
「主よ、来てくださってありがとうございます。あなたにどう話しかけたらいいか、いつもわかるわけではないけれど、今夜はありのままで来ました。疑いも、笑いも、終わっていない宿題も持ったままです。あなたが私たちの名前を一人ひとり知っていてくださることを、示してください。この時間にいのちを吹き込んで、この部屋が家族のようだと感じさせてください。アーメン。」
「神さま、あなたは私たちの恐れよりも大きく、いちばんの友だちよりも近くにいてくださいます。せめて心の中だけでも、スマホを置いて、ほんとうに聞くことができるよう助けてください。役を演じず、ありのままでいられる勇気をください。ここでだれもひとりぼっちになりませんように。アーメン。」
「父なる神さま、私たちはまだ若いけれど、あなたは私たちを理解するには年を取りすぎてなどいません。学校のこと、SNSのこと、将来のことで感じるプレッシャーを、あなたはご存じです。このグループの上に、あなたの平安を置いてください。今夜私たちが歌い、聞くことが、ただの騒がしさで終わらず、あなたとのほんとうの出会いとなりますように。アーメン。」
「イエスさま、あなたはごく普通の人たちを選んで、ご自分に従わせてくださいました。だから私たちにも居場所があるとわかります。あなたが私たちの人生で何をなさろうとしているのか、目を開いてください。みことばを味わう心と、明日からそれを生きたいという思いをください。高校でも、家でも。アーメン。」
祈り会の開会の祈り
祈り会の開会の祈りでは、なぜ私たちがともに祈るのかを思い起こしましょう。リストを読み上げに来たのではなく、神に近づくために集まったのです。
「父なる神さま、私たちはあなたにリストを読み上げに来たのではなく、あなたに近づくために来ました。私たちに足りないものを、お願いする前からあなたはすでにご存じです。互いに忍耐深くさせ、あなたの御霊に注意深くさせてください。私たちの祈りが、正直で、素朴で、粘り強いものとなりますように。アーメン。」
「主よ、あなたは疲れた者を、わたしのもとに来なさいと招いてくださいます。今夜、私たちはその招きに応えて来ました。私たちの家族を、教会を、この町を、あなたの前に携えます。あなたが祈られたように、すべてをあなたにゆだねて祈ることを教えてください。ともに過ごすこの時間が、私たちが願うことを変えるのと同じように、私たち自身をも変えてくださいますように。アーメン。」
「聞いてくださる神さま、あなたはどの声にも耳を傾けてくださると信じます。遠慮がちな声にも、確信に満ちた声にも。うまく言えないのではと恐れて、だれも黙ってしまうことがありませんように。あなたと同じ思いを私たちの内に与え、並んで祈る者たちの間に一致を生み出してください。主イエス・キリストによって、あなたにゆだねます。アーメン。」
礼拝を始めるための聖句
祈りの前に聖句を一つ読むと、礼拝の雰囲気が整います。一つだけ選んで、ゆっくり読みましょう。
詩篇100篇1節
「全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。」
最初の数分から喜びへ招く聖句です。賛美礼拝や日曜の朝によく合います。 詩篇100篇を全文で読む。
詩篇95篇6節
「さあ、われらは拝み、ひれ伏し、われらの造り主、主のみ前にひざまずこう。」
この聖句は、へりくだり、心を静めることを促します。会衆がゆっくりと神に心を向ける必要があるときにふさわしい聖句です。 詩篇95篇を全文で読む。
詩篇122篇1節
「人々がわたしにむかって「われらは主の家に行こう」と言ったとき、わたしは喜んだ。」
神の家に集まる喜びを語っています。とくに、教会の人々が散らされていた期間のあとの、歓迎のときに読むのに向いています。 詩篇122篇を全文で読む。
詩篇29篇2節
「み名の栄光を主に帰せよ、聖なる装いをもって主を拝め。」
賛美が神の偉大さへの応答であることを思い起こさせます。礼拝を礼拝の祈りで始めるときによく合います。 詩篇29篇を全文で読む。
初めてマイクの前で祈るには
前もって、いくつかの文を用意しておきましょう。祈りを書いておいてもかまいませんが、だれかに語りかけるように、ゆっくりと読んでください。神は立派な話を求めてはおられません。誠実な心に耳を傾けてくださいます。
会場ではなく、神に向かって話しかけましょう。初めに「主よ」または「父なる神さま」と呼びかけ、そのあとは素直に語りかけます。ふだんの会話では決して使わないような言い回しは避けましょう。
短くしましょう。30秒から1分で十分です。長すぎる祈りは会衆の心を離れさせますが、短い祈りなら、賛美と説教のための場所が残ります。
始める前に息を整え、いつもよりゆっくり話しましょう。声が震えても大丈夫です。人々はあなたとともに祈っています。最後は「アーメン」で結び、会衆が応えられるようにしましょう。
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よくある質問
礼拝の初めは、どのように祈ればよいですか。
まず神に呼びかけ、会衆を集めてくださったことを感謝し、神の臨在と、みことばを聞く自由を求めます。祈りは短く、長くても1分までにして、最後は「アーメン」で結ぶと、皆が心を合わせることができます。
書いた祈りを読んでもよいですか。
はい、かまいません。書いた祈りを読めば、緊張や長すぎる祈りを避けられます。ゆっくりと、自然な口調で、ときどき目を上げながら読んでください。大切なのは即興であることではなく、神に語りかける誠実さです。
開会の祈りの理想的な長さはどのくらいですか。
30秒から1分、言葉にして40語から90語ほどです。それで、会衆を迎え、神がどなたであるかを認め、神の臨在を求めるには十分です。賛美を遅らせることも、立って聞いている人を疲れさせることもありません。
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