はじめに
11月15日ごろの七五三は、3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う日本の大切な行事です。晴れ着を着て写真を撮り、千歳飴を持って歩く姿に、家族みんなが心を温められます。クリスチャンの家庭では、神社のお祓いではなく、礼拝や教会での祝福式で、子どもを神にささげて感謝することが少なくありません。口語訳から選んだこの20の言葉は、四つのテーマに分かれています。子どもは神からの賜物、成長への感謝、祝福の祈り、そして親の務めです。祝福式の祈りに、カードに、家族の食卓に、自由に使ってください。
子どもは神からの賜物
1. 詩篇127篇3節
「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」
子どもは神から賜わった嗣業であり、報いの賜物だと詩篇は歌います。わが子は自分で勝ち取ったものではなく、神から預けられた命です。七五三の日、晴れ着の姿を見ながら、この子が与えられたことをまず神に感謝しましょう。思い通りにならない日にも、この見方が親の心を支えてくれます。 詩篇127篇を全部読む.
2. 詩篇139篇13節
「あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました。」
神は母の胎内で、わたしたち一人ひとりを組み立ててくださいました。七五三の子どもたちが元気に歩く姿は、その見えない御手の働きの実りです。生まれたときのこと、小さかった日々を家族で思い出し、この子を形づくってくださった神に、静かに感謝をささげましょう。 詩篇139篇を全部読む.
3. 詩篇139篇14節
「わたしはあなたをほめたたえます。あなたは恐るべく、くすしき方だからです。あなたのみわざはくすしく、あなたは最もよくわたしを知っておられます。」
あなたは恐るべく、くすしい方だからわたしはほめたたえます、と詩人は言います。人は一人ひとり、神にこのように造られました。比べたり、急がせたりする前に、この子らしさを神が喜んでおられることを覚えましょう。成長の記録を見ながら、子どもに「あなたは神様の作品だよ」と伝えてください。 詩篇139篇を全部読む.
4. 詩篇128篇3節
「あなたの妻は家の奥にいて 多くの実を結ぶぶどうの木のようであり、あなたの子供たちは食卓を囲んで オリブの若木のようである。」
詩篇128篇は、食卓を囲む子どもたちを、オリブの若木にたとえます。食卓は小さな礼拝の場所です。七五三の祝いの食事の前に、短い感謝の祈りをささげてみませんか。家族そろって食卓を囲める日常そのものが、神からの祝福であることに気づかされます。 詩篇128篇を全部読む.
5. マルコによる福音書10章14節
「それを見てイエスは憤り、彼らに言われた、「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。」
イエスは、子どもたちを来るままにしておきなさい、止めてはならない、神の国はこのような者の国である、と言われました。七五三の日の子どもも、教会の礼拝に歓迎されています。大人の都合で子どもを遠ざけず、神に近づく道を開いてあげましょう。教会学校はその最初の場所になります。 マルコによる福音書10章を全部読む.
成長を感謝する
6. ルカによる福音書2章52節
「イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。」
少年イエスは、知恵が加わり、背たけも伸び、神と人から愛されました。身体、心、人との関わり、神との関係。成長にはこの四つの面があります。七五三は身長や体重だけでなく、心と信仰の成長も共に喜ぶ日です。写真に写らない部分も、神は見ておられます。 ルカによる福音書2章を全部読む.
7. サムエル記上2章26節
「わらべサムエルは育っていき、主にも、人々にも、ますます愛せられた。」
わらべサムエルは育ち、主にも人々にも愛されました。サムエルは神殿で、小さいときから主に仕えて育った子です。子どもが小さいうちから神の家に親しむことは、大きな意味を持ちます。礼拝の中で子どもが神に愛されて育つよう、家族で祈りましょう。 サムエル記上2章を全部読む.
8. 詩篇103篇2節
「わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。」
わがたましいよ、主をほめよ、そのすべてのめぐみを心にとめよ、と詩篇は呼びかけます。ここまで子どもが守られ育ったことは、決して当たり前ではありません。病気や転んだことなど、乗り越えてきた日々を一つずつ思い出し、数えながら感謝しましょう。 詩篇103篇を全部読む.
9. 詩篇107篇1節
「「主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と、」
主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない、という詩篇の言葉です。感謝の理由は、うまくいったことだけではありません。大変だった子育ての日々の中にも、主の変わらないいつくしみがありました。七五三の祝いの席で、家族みんなでこの言葉を声に出してみましょう。 詩篇107篇を全部読む.
10. テサロニケ人への第一の手紙5章18節
「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」
すべての事について感謝しなさい、これが神があなたがたに求めておられることである、とパウロは書きました。七五三の日は、感謝を言葉にするよい機会です。子どもに「大きくなってくれてありがとう」と伝え、祖父母や教会の兄弟姉妹の支えにも感謝しましょう。感謝は、子どもに最も伝えたい信仰の姿です。 テサロニケ人への第一の手紙5章を全部読む.
祝福の祈り
11. 民数記6章24-26節
「「願わくは主があなたを祝福し、あなたを守られるように。 願わくは主がみ顔をもってあなたを照し、あなたを恵まれるように。 願わくは主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わるように」』。」
これは祭司が民を祝福するときの祈りです。祝福、守り、照らし、恵み、平安。七五三の祝福式では、牧師がこの言葉で子どもたちのために祈ることがあります。家庭でも、寝る前に子どもの頭に手を置いて、この祝福の言葉を声に出して祈ってあげるとよいでしょう。 民数記6章を全部読む.
12. マルコによる福音書10章16節
「そして彼らを抱き、手をその上において祝福された。」
イエスは子どもたちを抱き、手をその上において祝福されました。祝福は、抱きしめることと切り離せません。七五三の日、晴れ着の子どもを抱き寄せて、「神様があなたを愛しているよ」と声をかけてあげてください。その温もりは、子どもの心にずっと残ります。 マルコによる福音書10章を全部読む.
13. 詩篇115篇14節
「どうか、主があなたがたを増し加え、あなたがたと、あなたがたの子孫とを 増し加えられるように。」
主があなたがたと、あなたがたの子孫とを増し加えられるように、という祈りです。子どもの未来を思うとき、親は不安にもなりますが、この祈りは、その未来を神にゆだねる祈りでもあります。七五三の日に、子どもの行く道を主が豊かにしてくださるよう、家族で心を合わせて祈りましょう。 詩篇115篇を全部読む.
14. 詩篇91篇11節
「これは主があなたのために天使たちに命じて、あなたの歩むすべての道で あなたを守らせられるからである。」
主はあなたのために天使たちに命じて、あなたの歩むすべての道であなたを守らせてくださる、と詩篇は語ります。幼い子の日々には、親の目が届かないところもあります。いつも見守れない不安を、この約束に重ねて神にゆだねましょう。祈りは、親が手放せない心配を神に渡す方法です。 詩篇91篇を全部読む.
15. 詩篇121篇7-8節
「主はあなたを守って、すべての災を免れさせ、またあなたの命を守られる。 主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。」
主はあなたの出ると入るとを守られる、とあります。園や学校へ出かけ、家に帰る子どもの毎日を、神が守ってくださいます。七五三を迎える年は、入園や入学の時期とも重なります。朝の見送りのとき、短くこの言葉で祈って送り出す習慣をつくってはいかがでしょうか。 詩篇121篇を全部読む.
親の務めと信仰の継承
16. 申命記6章6-7節
「きょう、わたしがあなたに命じるこれらの言葉をあなたの心に留め、 努めてこれをあなたの子らに教え、あなたが家に座している時も、道を歩く時も、寝る時も、起きる時も、これについて語らなければならない。」
神の言葉を心に留め、子らに教え、家にいる時も、道を歩く時も、語りなさい、と命じられています。信仰は、特別な授業ではなく、日常の会話の中で受け渡されます。七五三の準備や食事の合間にも、神の恵みを自然に話題にしましょう。教会学校と家庭が共に歩むとき、子どもの信仰は育ちます。 申命記6章を全部読む.
17. 箴言22章6節
「子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない。」
子をその行くべき道に従って教えれば、年老いても離れることがない、と箴言は言います。これは結果を保証する約束ではなく、親を励ます知恵の言葉です。七五三の年ごろは、習慣と信頼の土台がつくられる時期です。祈りと礼拝の習慣を、焦らずに少しずつ育てていきましょう。 箴言22章を全部読む.
18. エペソ人への手紙6章4節
「父たる者よ。子供をおこらせないで、主の薫陶と訓戒とによって、彼らを育てなさい。」
父たる者よ、子供をおこらせないで、主の薫陶と訓戒とによって育てなさい、とパウロは勧めます。親も不完全で、つい感情的に叱ってしまう日があります。そのときは、子どもに素直に謝り、神に助けを求めましょう。親が悔い改める姿そのものが、子どもにとって信仰の教科書になります。 エペソ人への手紙6章を全部読む.
19. 詩篇78篇4節
「われらはこれを子孫に隠さず、主の光栄あるみわざと、その力と、主のなされたくすしきみわざとを きたるべき代に告げるであろう。」
神のみわざを子孫に隠さず、きたるべき代に告げよう、と詩篇は歌います。七五三の写真や記念品を見ながら、神がこの家族に何をしてくださったかを子どもに話してあげましょう。祖父母から聞いた信仰の証しも、貴重な財産です。神の恵みの物語は、語り継がれるときに力を持ちます。 詩篇78篇を全部読む.
20. イザヤ書54章13節
「あなたの子らはみな主に教をうけ、あなたの子らは大いに栄える。」
あなたの子らはみな主に教えを受け、大いに栄える、と預言者は約束します。子どもを導く最後の教師は、親でも教会でもなく、主ご自身です。親ができることには限りがありますが、主がこの子を教えてくださると信じて祈りましょう。七五三の日は、その信頼を新しくする良い機会です。 イザヤ書54章を全部読む.
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よくある質問
七五三をキリスト教の教会で祝うことはできますか。
できます。多くの教会では、七五三の時期に礼拝の中で子どもたちを前に招き、牧師が祝福の祈りをささげます。神社でのお祓いとは意味が異なり、成長を感謝し、神に子どもをゆだねる祈りです。事前に教会にご相談ください。
七五三にふさわしい聖書の言葉は何ですか。
詩篇127篇3節の、子どもは神から賜わった嗣業であるという言葉がよく選ばれます。民数記6章24節から26節の祝福の祈りや、マルコによる福音書10章16節も、祝福式にふさわしい箇所です。子どもの年齢に合わせて選んでください。
家庭でできる七五三の祝福の方法はありますか。
食事の前に、家族で感謝の祈りをささげるのがおすすめです。子どもの頭に手を置いて、民数記6章の祝福の言葉を読むのもよいでしょう。大げさな準備は必要なく、愛情を込めて神の言葉を声に出すことが大切です。