はじめに
誕生日は、また一年を与えてくださった神に感謝し、その日を迎える人を祝福する機会です。口語訳で引用したこの20の聖句は、カードに書いたり、食卓で読み上げたり、メッセージで送ったりできます。5つの側面に分けています。祝福、過ぎゆく時間、感謝、神に導かれる将来、そして神の恵みのもとに開かれる新しい一年です。それぞれの聖句に短い解説を添えています。
愛する人に贈る祝福
1. 民数記6章24-26節
「「願わくは主があなたを祝福し、あなたを守られるように。 願わくは主がみ顔をもってあなたを照し、あなたを恵まれるように。 願わくは主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わるように」』。」
神がモーセに授けられたこの祝福は、祭司たちがイスラエルの民の上に宣言したものです。主が守り、み顔をもって照らし、「平安」を賜わるようにと願っています。カードに書けば、これから始まる一年のための、満ち足りた願いを友に贈ることができます。 民数記6章を全文で読む。
2. 詩篇121篇7-8節
「主はあなたを守って、すべての災を免れさせ、またあなたの命を守られる。 主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。」
この詩篇は、エルサレムへ上る巡礼者たちが歌ったものです。「あなたの出ると入るとを守られる」と約束しており、これは人生のあらゆる行き来を意味しています。一年から次の一年へ移る節目にとてもふさわしい、守りを願う言葉です。 詩篇121篇を全文で読む。
3. 詩篇20篇4-5節
「主があなたの心の願いをゆるし、あなたのはかりごとを ことごとく遂げさせられるように。 われらがあなたの勝利を喜びうたい、われらの神のみ名によって旗を揚げるように。主があなたの求めをすべて遂げさせられるように。」
この詩篇は、戦いに出る前の王のための祈りです。その願いは、「主があなたの心の願いをゆるし」という定番の祝福の言葉になりました。その人の計画が実現するよう祈っていると伝えたいときに、とても合います。 詩篇20篇を全文で読む。
4. 詩篇91篇16節
「わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救を彼に示すであろう。」
この詩篇では、神ご自身が、神のもとに逃れる人のために語っておられます。「わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ」と言い、また、わが救を彼に示すと約束されます。神のまなざしのもとで長寿を願うときにふさわしい聖句です。 詩篇91篇を全文で読む。
神の御手の中にある時間
5. 詩篇90篇12節
「われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください。」
モーセは祈ります。われらにおのが日を数えることを教えてください。人生が短いことを知り、その日々を用いる知恵を求めています。誕生日のたびに、年齢を恐れるのではなく、残された時をよく生きるために、静かにこのように振り返ってみましょう。 詩篇90篇を全文で読む。
6. 詩篇139篇16節
「あなたの目は、まだできあがらないわたしのからだを見られた。わたしのためにつくられたわがよわいの日の まだ一日もなかったとき、その日はことごとくあなたの書にしるされた。」
ダビデは、自分が生まれる前から神が見ておられたことを認めています。自分のために造られた日々は「ことごとくあなたの書にしるされた」と言います。人生は偶然ではありません。誕生日を祝うことは、毎年が神に知られ、神に望まれていたと認めることでもあります。 詩篇139篇を全文で読む。
7. イザヤ書46章4節
「わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、持ち運び、かつ救う。」
神は民に語り、「あなたがたの年老いるまで変らず」と約束されます。さらに、負い、持ち運び、救うと言われます。この約束は、節目の誕生日を迎えるときに安心を与えてくれます。年を重ねても、神の真実も、神がともにおられることも変わらないからです。 イザヤ書46章を全文で読む。
8. 詩篇71篇17-18節
「神よ、あなたはわたしを若い時から教えられました。わたしはなお、あなたのくすしきみわざを宣べ伝えます。 神よ、わたしが年老いて、しらがとなるとも、あなたの力をきたらんとするすべての代に 宣べ伝えるまで、わたしを見捨てないでください。」
年老いた人が祈ります。「あなたはわたしを若い時から教えられました」。そして、次の世代に神の力を宣べ伝えるまで、老いても見捨てないでくださいと願います。こうして年を重ねることは、受け継ぎ伝える時となり、なお実り豊かで、役に立つのです。 詩篇71篇を全文で読む。
その人と人生のために感謝をささげる
9. 詩篇118篇24節
「これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。」
この賛美の詩篇は、「これは主が設けられた日であって」と宣言します。誕生日はこの聖句を読むのにふさわしい機会です。足りないものを数えるのではなく、神から与えられたその特別な一日を喜ぶよう招いているからです。 詩篇118篇を全文で読む。
10. ピリピ人への手紙1章3-5節
「わたしはあなたがたを思うたびごとに、わたしの神に感謝し、 あなたがた一同のために祈るとき、いつも喜びをもって祈り、 あなたがたが最初の日から今日に至るまで、福音にあずかっていることを感謝している。」
パウロはピリピの人々に書きました。「わたしはあなたがたを思うたびごとに、わたしの神に感謝し」。誕生日カードの手本になります。その人のことを神に感謝し、その人があなたの人生にもたらしているものを、神の前で思い起こすのです。 ピリピ人への手紙1章を全文で読む。
11. 詩篇139篇14節
「わたしはあなたをほめたたえます。あなたは恐るべく、くすしき方だからです。あなたのみわざはくすしく、あなたは最もよくわたしを知っておられます。」
ダビデは神に語りかけます。「わたしはあなたをほめたたえます。あなたは恐るべく、くすしき方だからです」。この節の後半では、神が最もよく自分を知っておられることを述べています。この聖句は、自分に自信を持てない人を励ますときや、自分を造ってくださった神に感謝するときに合っています。 詩篇139篇を全文で読む。
12. テサロニケ人への第一の手紙1章2-3節
「わたしたちは祈の時にあなたがたを覚え、あなたがた一同のことを、いつも神に感謝し、 あなたがたの信仰の働きと、愛の労苦と、わたしたちの主イエス・キリストに対する望みの忍耐とを、わたしたちの父なる神のみまえに、絶えず思い起している。」
パウロはテサロニケの人々に言います。「あなたがた一同のことを、いつも神に感謝し」。彼らの信仰の働き、愛の労苦、望みの忍耐も思い起こしています。祝われる人に見ている良いところを言葉にするための、すてきな手本です。 テサロニケ人への第一の手紙1章を全文で読む。
神に導かれる将来
13. エレミヤ書29章11節
「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」
これらの言葉は、将来が閉ざされたように見えていたバビロンの捕囚の民に向けられています。神は「災を与えようというのではなく、平安を与えようとする」計画を語られます。この原則は誕生日にもよく当てはまります。状況が不確かなときにも、神は良い計画を持ち続けておられるのです。 エレミヤ書29章を全文で読む。
14. 箴言3章5-6節
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。 すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」
ソロモンは人生への助言を与えます。「心をつくして主に信頼せよ」。さらに、すべての道で主を認める人の道を、主がまっすぐにされると言います。来たる一年に向けた、知恵と導きの祝福の言葉です。 箴言3章を全文で読む。
15. 詩篇32篇8節
「わたしはあなたを教え、あなたの行くべき道を示し、わたしの目をあなたにとめて、さとすであろう。」
神は、赦しを受けた人に語られます。「わたしはあなたを教え、あなたの行くべき道を示し」ます。助言と、注がれるまなざしを約束されています。誕生日を機に、大切な選択の前で迷っている人に贈るのにふさわしい聖句です。 詩篇32篇を全文で読む。
16. ピリピ人への手紙1章6節
「そして、あなたがたのうちに良いわざを始められたかたが、キリスト・イエスの日までにそれを完成して下さるにちがいないと、確信している。」
パウロは、あなたがたのうちに良いわざを始められたかたが、それを完成して下さると確信しています。この約束は遠い先まで見渡しています。また一つ年を重ねた人に、神がその人生での働きを変わらず続けておられることを思い起こさせます。 ピリピ人への手紙1章を全文で読む。
神の恵みのもとで迎える新しい一年
17. 詩篇37篇4節
「主によって喜びをなせ。主はあなたの心の願いをかなえられる。」
ダビデは書いています。「主によって喜びをなせ」。それは、まず神のうちに喜びを求めるということです。続く言葉は、主が心の願いをかなえられると約束しています。神を愛する心は、良いものを願うからです。最も深い願いに触れる祝福の言葉です。 詩篇37篇を全文で読む。
18. 詩篇23篇6節
「わたしの生きているかぎりは 必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。」
ダビデは、羊飼いの詩篇を確信をもって結びます。生きているかぎり「必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう」。そして、とこしえに主の宮に住むことも待ち望んでいます。これから始まる一年への感謝と平安の聖句です。 詩篇23篇を全文で読む。
19. 哀歌3章22-23節
「主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。」
エレミヤは、エルサレムが荒廃する最中にこの言葉を書きました。それでも、主のいつくしみは絶えることがなく、あわれみは「朝ごとに新しく」なると断言しています。誕生日のたびに、神の真実は過ぎゆく年月よりも大きいことを思い起こさせてくれます。 哀歌3章を全文で読む。
20. ローマ人への手紙15章13節
「どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを、望みにあふれさせて下さるように。」
パウロは願いをもって結びます。どうか、望みの神が、あらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たして下さるように。それは聖霊の力によると言い添えています。この祝福は、喜びと平安に満ちた一年を願うカードの結びの言葉にとてもふさわしいものです。 ローマ人への手紙15章を全文で読む。
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よくある質問
誕生日カードにはどの聖書の言葉を書けばよいですか。
民数記6章24-26節が最も定番の祝福です。詩篇20篇4-5節はその人の計画への願いを表し、エレミヤ書29章11節は将来と希望について語ります。詩篇118篇24節は喜びのメッセージに合います。年齢や関係に合わせて選んでください。
過ぎゆく年月について、聖書は何と言っていますか。
詩篇90篇12節は知恵を得るために日を数えるよう促し、イザヤ書46章4節は神が年老いるまで変わらないと約束しています。詩篇71篇17-18節には、自分の信仰を伝えたいと願う年老いた信者の姿があります。そこでは、年を重ねることは、なお実り豊かな時として描かれています。
クリスチャンらしく誕生日を祝うには、どうすればよいですか。
まずその人のことを神に感謝し、次に祝福や希望の聖句と、これからの一年への具体的な願いを添えましょう。飾らずに、心のこもった一文に聖書の箇所を添えるほうが、長いメッセージよりも心に響くことが多いものです。手書きならなおさらです。
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