希望に関する聖書の言葉25選

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はじめに

聖書が語る希望は、もろい楽観ではありません。約束を守られる神に根ざしたものです。この25の聖書の言葉は、五つの側面に分けて並べています。失望に終わらない希望、試練の中で支える希望、復活の希望、神が備えてくださる将来への希望、そして日々の暮らしの中で生きる希望です。一度に一つの項目を読み、それぞれの聖句を声に出してゆっくり読み返してみてください。心に響いた一節を選び、一日のあいだ繰り返してみましょう。

失望に終わらない希望

1. ローマ人への手紙5章5節

「そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」

パウロは、現実の困難の中にいる信徒たちに書き送っています。彼らの希望は自分の努力ではなく、聖霊によって心に注がれた神の愛に支えられていると思い起こさせます。その源はしっかりしているので、希望があなたを失望させることはありません。 ローマ人への手紙5章を全文で読む。

2. ローマ人への手紙15章13節

「どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを、望みにあふれさせて下さるように。」

この祝福の言葉は、分裂を抱えた教会にあてた長い手紙の結びにあります。パウロは、神ご自身が読者を喜びと平安で満たしてくださるようにと祈っています。希望は意志の力で作り出すものではなく、いただくものです。神に信頼するとき、希望はあふれ出ます。 ローマ人への手紙15章を全文で読む。

3. ヘブル人への手紙6章19節

「この望みは、わたしたちにとって、いわば、たましいを安全にし不動にする錨であり、かつ「幕の内」にはいり行かせるものである。」

著者は、手を離してしまいそうな信徒たちに語りかけています。希望を錨にたとえます。水面の下では見えませんが、神ご自身につながれています。波が人生を揺さぶるとき、あなたを支えているのは気分ではなく、すでに降ろされた確かな錨です。 ヘブル人への手紙6章を全文で読む。

4. ヘブル人への手紙10章23節

「また、約束をして下さったのは忠実なかたであるから、わたしたちの告白する望みを、動くことなくしっかりと持ち続け、」

この言葉は、疲れた信徒たちに共に踏みとどまるよう呼びかけています。その理由は単純で、約束してくださった方が真実だからです。あなたの希望は、耐え抜く力ではなく神の真実さに支えられています。だから、堅く保ち続けることができます。 ヘブル人への手紙10章を全文で読む。

5. コロサイ人への手紙1章27節

「神は彼らに、異邦人の受くべきこの奥義が、いかに栄光に富んだものであるかを、知らせようとされたのである。この奥義は、あなたがたのうちにいますキリストであり、栄光の望みである。」

パウロは、長い間隠されていた奥義を語ります。キリストが信じる者の内に住んでおられるということです。そこに栄光の望みがあります。それは遠く抽象的なものではなく、イエスが今日のあなたの暮らしの中に、ありのままのあなたと共におられることから、すでに始まっています。 コロサイ人への手紙1章を全文で読む。

試練が続くときに希望を持つ

6. 哀歌3章21-23節

「しかし、わたしはこの事を心に思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。 主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。」

預言者は、荒れ果てた町の廃墟の中で、深い悲しみの底から書いています。それでも神の恵みを思い起こすことを選び、それが希望を再び灯します。すべてを失ったように思えるときは、まず神がこれまでしてくださったことを思い返してみましょう。神のあわれみは朝ごとに新しくなります。 哀歌3章を全文で読む。

7. 詩篇42篇5節

「わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。」

詩人は、落ち込んだ自分の魂に語りかけています。悲しみを否定せず、正直に問いかけ、そして神を待ち望めと自分に命じます。気落ちして押しつぶされそうなときは、彼のように、ただ心の声を聞くだけでなく、自分の心に語りかけてみましょう。 詩篇42篇を全文で読む。

8. ローマ人への手紙12章12節

「望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい。」

パウロは、重圧の中にいる信徒たちに三つの簡単な行いを示します。望みを抱いて喜ぶこと、患難に耐えること、祈りを続けることです。この三つは一つに結ばれています。希望は忍耐を養い、祈りは、状況がすぐに変わらないときにも神とのつながりを保ちます。 ローマ人への手紙12章を全文で読む。

9. ローマ人への手紙8章18節

「わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。」

パウロは苦しみを軽く見てはいません。自分自身、多くの苦しみを経験しました。それでも比べてみるのです。やがて現れる栄光は、今の苦難とは比べものにならないほど大きいと。この聖句はあなたの痛みを小さく見せるのではなく、それをより広い視野の中に置き直す助けとなります。 ローマ人への手紙8章を全文で読む。

10. 詩篇130篇5節

「わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。」

この詩は、深い淵の底から立ち上るものです。夜明けを待つように神を待つ人の祈りです。その人は自分の感情ではなく、神の約束に寄りかかっています。終わりの見えない待ち時間の中で、み言葉にすがることは、答えが遅くても魂を立たせ続けてくれます。 詩篇130篇を全文で読む。

復活と永遠のいのちの希望

11. ペテロの第一の手紙1章3節

「ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神。神は、その豊かなあわれみにより、イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生れさせて生ける望みをいだかせ、」

ペテロは、散らされて試練の中にいる信徒たちに書き送っています。まず神をほめたたえます。イエスの復活によって、新しく生まれさせられ、生ける望みが与えられたからです。それは、キリストが生きておられるから生きた望みなのです。状況によっても、死によっても消えることはありません。 ペテロの第一の手紙1章を全文で読む。

12. テサロニケ人への第一の手紙4章13-14節

「兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。 わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。」

パウロは、亡くなった愛する人を思って泣いている信徒たちに語りかけています。悲しむなとは言わず、望みのない人のようであってはならないと言います。イエスが死んで復活されたのですから、別れは、主に属する人々にとって最後の言葉ではありません。 テサロニケ人への第一の手紙4章を全文で読む。

13. テトスへの手紙2章13節

「祝福に満ちた望み、すなわち、大いなる神、わたしたちの救主キリスト・イエスの栄光の出現を待ち望むようにと、教えている。」

パウロは、クリスチャンの生き方を、イエス・キリストの再臨を待ち望む姿として描いています。この幸いな望みは進むべき方向を与え、今日の生き方を、慎み深く正しいものへと変えます。あなたは遠い出来事ではなく、ある方に向かって歩んでいるのです。 テトスへの手紙2章を全文で読む。

14. ヨハネの黙示録21章4節

「人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」。」

ヨハネは、迫害されていた当時の信徒たちに、新しくされた世界の幻を示されました。神ご自身が涙をぬぐい、死はなくなります。この約束は今日の痛みを消し去るわけではありませんが、苦しみが最後の言葉にならないことを確かにしてくれます。 ヨハネの黙示録21章を全文で読む。

15. ローマ人への手紙8章24-25節

「わたしたちは、この望みによって救われているのである。しかし、目に見える望みは望みではない。なぜなら、現に見ている事を、どうして、なお望む人があろうか。 もし、わたしたちが見ないことを望むなら、わたしたちは忍耐して、それを待ち望むのである。」

パウロは、希望とはまだ見ていないものに対するものだと説明します。すべてが見えているなら、望むものは何もなくなります。ですから、待つことは自然であり、信仰の一部です。神はそれを通り抜けるのに必要な忍耐を与えてくださいます。 ローマ人への手紙8章を全文で読む。

神が備えてくださる将来

16. エレミヤ書29章11節

「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」

神は、故郷から遠く連れ去られた捕囚の民に語っておられます。安楽に暮らす人々にではありません。長い待ち時間の後に、将来と希望を与えると約束されます。この聖句は、すべてがすぐに進むことを保証するものではなく、神が平安の計画を持っておられることを告げています。 エレミヤ書29章を全文で読む。

17. イザヤ書40章31節

「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。」

預言者は、捕囚で疲れ果て、忘れられたと思っている民に語ります。主に信頼する者は、鷲のように新しい力を得ます。約束された力はあなた自身から来るのではなく、日ごとに神に向かうことで受け取るものです。 イザヤ書40章を全文で読む。

18. イザヤ書43章19節

「見よ、わたしは新しい事をなす。やがてそれは起る、あなたがたはそれを知らないのか。わたしは荒野に道を設け、さばくに川を流れさせる。」

神は、民がなつかしく後ろを振り返っているまさにそのときに、新しいことをなすと告げられます。荒野に道を、砂漠に川を設けられます。目を上げてみましょう。あなたには乾いた地しか見えなくても、神はそこで働いておられることがあります。 イザヤ書43章を全文で読む。

19. 箴言23章18節

「かならず後のよい報いがあって、あなたの望みは、すたらない。」

この箴言は、神なしに成功している人をねたみがちな若者への助言の中にあります。答えははっきりしています。終わりの日は確かにあり、神を恐れる者の望みは断たれることがありません。それは、一時の成功よりもずっと長く続きます。 箴言23章を全文で読む。

20. ミカ書7章7節

「しかし、わたしは主を仰ぎ見、わが救の神を待つ。わが神はわたしの願いを聞かれる。」

ミカは、信頼が失われ、不正がはびこる社会に生きています。それでも主を仰ぎ見て、わが救いの神を待ち望むことを選びます。人の手立てが尽きたときも、神に向かうという決断は、いつもあなたの手の届くところにあります。 ミカ書7章を全文で読む。

日々の生活で神に望みを置く

21. 詩篇62篇5節

「わが魂はもだしてただ神をまつ。わが望みは神から来るからである。」

ダビデは自分の魂に語りかけ、ただ神にのみ向かうよう求めます。自分の希望は、持っているものや同盟者ではなく、神から来ると認めています。神だけが与えられるものを他に求めているとき、この聖句はあなたを正しい源へと連れ戻してくれます。 詩篇62篇を全文で読む。

22. 詩篇71篇14節

「しかしわたしは絶えず望みをいだいて、いよいよあなたをほめたたえるでしょう。」

著者は年を重ね、多くの試練を経験しましたが、なお望みを持ち続けると宣言します。その望みは年月とともに大きくなり、賛美もそれに伴って増していきます。この聖句は、希望は育てるものだと教えています。人生のどの季節にも、希望はより確かなものになり得ます。 詩篇71篇を全文で読む。

23. 詩篇39篇7節

「主よ、今わたしは何を待ち望みましょう。わたしの望みはあなたにあります。」

ダビデは、人生がいかに短くはかないかに気づいたばかりです。その気づきが、正直な問いにつながります。わたしは何を望めばよいのかと。彼の答えはすぐに出ます。主よ、わたしの望みはあなたにあります。すべてが揺らぐとき、この短い聖句があなたの朝の祈りになるかもしれません。 詩篇39篇を全文で読む。

24. 詩篇31篇24節

「すべて主を待ち望む者よ、強くあれ、心を雄々しくせよ。」

ダビデは詩の終わりに、主を待ち望むすべての人を励まします。強くあれ、心を雄々しくせよと呼びかけます。希望は勇気の源です。その勇気が尽きかけたときには、神に求めることができます。 詩篇31篇を全文で読む。

25. 詩篇146篇5節

「ヤコブの神をおのが助けとし、その望みをおのが神、主におく人はさいわいである。」

この詩は、権力ある者への信頼と神への信頼を対比します。ヤコブの神を助けとし、その神に望みを置く人を幸いだと言います。この幸いは、人脈や預金残高によるのではなく、世代を超えて真実であり続ける方によるのです。 詩篇146篇を全文で読む。

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よくある質問

聖書は希望についてどう語っていますか。

聖書は希望を、単なる楽観ではなく、神とその約束への揺るがない信頼として示しています。それは神の真実さと、イエス・キリストの復活に支えられています。試練の中で力を与え、神に信頼する人のために神が備えてくださる将来へと開かれています。

希望を失ったときは、どの聖句を選べばよいですか。

詩篇42篇5節がよい出発点です。著者は落ち込んだ自分の魂に語りかけ、神を待ち望めと言います。哀歌3章21〜23ローマ人への手紙15章13節も助けになります。短い聖句を一つ選び、声に出して繰り返し、神が今も真実であることを思い起こしてください。

聖書でいう「希望」と、普段の「望み」はどう違いますか。

日常の言葉での望みは、確かでない願いであることが多いでしょう。聖書でいう希望は、神の約束に基づく確信に満ちた待ち望みです。ですから、魂の錨のように揺るぎません(ヘブル人への手紙6章19節)。状況ではなく、真実な方に根ざしているからです。

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