はじめに
短い聖書の言葉は、数分で覚えられ、一日中あなたに寄り添ってくれます。ここでは、それぞれ一文で言える短い聖書の言葉を30、励まし、平安、愛、信仰、賛美、子どもという用途別に紹介します。暗記するには、一週間に一つ聖句を選び、手で書き写し、朝と晩に読み返し、歩きながら暗唱してみてください。カードに書いたり、今日それを必要としている人に送ったりしてもよいでしょう。
自分を励ます短い聖句
1. ルカによる福音書1章37節
「神には、なんでもできないことはありません」。」
天使ガブリエルは、思いがけない形で子を宿すと知らされたマリヤにこの言葉を告げました。短い一文なので一瞬で覚えられ、行き詰まって出口がないように見えるときはいつでも繰り返せます。 ルカによる福音書1章を全文で読む。
2. ピリピ人への手紙4章13節
「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。」
パウロは獄中からこれを書いています。乏しさの中でも豊かさの中でも生きることを学んだ後のことです。すべてに成功する約束ではなく、立ち続ける力の約束です。限界を感じる日のために、机や鏡に書いておくとよいでしょう。 ピリピ人への手紙4章を全文で読む。
3. 出エジプト記14章14節
「主があなたがたのために戦われるから、あなたがたは黙していなさい」。」
モーセは、エジプトの軍勢と海の間に追い詰められた民に語ります。神が彼らに代わって戦われます。落ち着いて黙り、神に働いていただくことが最も勇気のあることである時もあると、この一文は思い出させます。 出エジプト記14章を全文で読む。
4. ペテロの第一の手紙5章7節
「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」
ペテロは、神が私たちを心にかけてくださるのだから、思い煩いをみな神にゆだねるよう勧めます。覚えやすく、考えが堂々巡りする夜にとても役立ちます。一つ一つの心配の名を挙げながら、声に出して言うこともできます。 ペテロの第一の手紙5章を全文で読む。
5. ローマ人への手紙12章21節
「悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。」
パウロは、赦しと忍耐についての箇所をこの勧めで結びます。不正に直面したとき、答えは逃げることでも復讐でもなく、善です。悪に悪を返したくなるときのために覚えておきたい一文です。 ローマ人への手紙12章を全文で読む。
平安についての短い聖句
6. マタイによる福音書5章9節
「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。」
イエスは山上の説教の中でこの言葉を語りました。争いを避ける人ではなく、周りに平和を築く人を祝福しています。家族や職場で、よく仲裁役を務める人に贈るとよいでしょう。 マタイによる福音書5章を全文で読む。
7. 民数記6章26節
「願わくは主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わるように」』。」
この願いは、神が祭司たちに民の上に宣言するよう命じた祝福の一部です。メッセージや手紙の結びに、また別れや旅立ち、新しい段階の前に身近な人を祝福するのによく用いられます。 民数記6章を全文で読む。
8. 箴言15章1節
「柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。」
この箴言は、柔らかな答えは怒りを静め、激しい言葉は怒りをあおると語ります。覚えやすく、すぐ実践できます。腹の立つメッセージに返信する前に、深呼吸して柔らかさを選ぶのです。 箴言15章を全文で読む。
9. 箴言14章30節
「穏やかな心は身の命である、しかし興奮は骨を腐らせる。」
賢者は、心の平安を体の健康にたとえ、ねたみを骨を腐らせる病にたとえます。この聖句は、自分の中で何を育てているのかを見つめるよう促します。SNSで大きな場所を占める比較を手放す助けになります。 箴言14章を全文で読む。
10. ヤコブの手紙3章18節
「義の実は、平和を造り出す人たちによって、平和のうちにまかれるものである。」
ヤコブは、平和は種であり、それをまく人は義の実を刈り取ると書きます。この聖句は、犠牲を払うときも平和を求め続けるよう励まします。和解の小さな行いは、長く続く実を結ぶからです。 ヤコブの手紙3章を全文で読む。
愛についての短い聖句
11. ヨハネの第一の手紙4章19節
「わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛して下さったからである。」
ヨハネは、私たちが愛せるのはどこから来るのかを説明します。神が先に私たちを愛してくださったのです。私たちはゼロから始めるのではなく、すでに受けた愛に応えているのです。一行で本質を語るため、カードに書いて贈るのに最適な聖句です。 ヨハネの第一の手紙4章を全文で読む。
12. ヨハネの第一の手紙4章8節
「愛さない者は、神を知らない。神は愛である。」
ヨハネは、神を知ることを他の人への愛に結びつけ、そして神の最も短い定義、神は愛である、を示します。緊張した場面で、自分の言葉が、知っていると言う神を映しているかを確かめるために覚えておきましょう。 ヨハネの第一の手紙4章を全文で読む。
13. コリント人への第一の手紙16章14節
「いっさいのことを、愛をもって行いなさい。」
パウロは、訂正に満ちたコリントへの手紙を、あらゆることに当てはまるこの原則で締めくくります。職場でも、家でも、車の中でも、すべての行いを愛をもってできます。手帳に書き込みやすい短い言葉です。 コリント人への第一の手紙16章を全文で読む。
14. 箴言17章17節
「友はいずれの時にも愛する、兄弟はなやみの時のために生れる。」
この箴言は、真の友とはどんな人かを語ります。いつも愛し、特に災いのときに明らかになる人です。つらい時にもそばにいてくれた誠実な友に、感謝を伝えるために送るのにぴったりの聖句です。 箴言17章を全文で読む。
15. 箴言10章12節
「憎しみは、争いを起し、愛はすべてのとがをおおう。」
憎しみが争いを引き起こすところで、愛はあらゆるとがを覆います。つまり赦し、過去を蒸し返さないということです。この聖句は、相手の不注意を取り上げないと決める助けになり、夫婦、家族、チームの中で貴重です。 箴言10章を全文で読む。
信仰を養う短い聖句
16. 詩篇37篇5節
「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、」
ダビデは、自分の道を神にゆだね、神に信頼し、神に働いていただくよう招きます。ゆだねる、信頼する、待つという三拍子のリズムがあるので覚えやすい聖句です。大切な約束の前に読み返してみてください。 詩篇37篇を全文で読む。
17. 箴言3章5節
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。」
この聖句は、箴言で最も知られた教えの冒頭です。心を尽くして神に信頼し、自分の知恵だけに頼らないことです。よく覚えられ、人生の分かれ道ごとに実践できます。 箴言3章を全文で読む。
18. コリント人への第二の手紙5章7節
「わたしたちは、見えるものによらないで、信仰によって歩いているのである。」
パウロは信仰の生き方を短い言葉で要約します。すべてが見えなくても歩むことです。明確な答えを得てから動こうとする人の心を軽くし、信仰とは次の一歩を神に任せることだと思い出させます。 コリント人への第二の手紙5章を全文で読む。
19. ヘブル人への手紙13章8節
「イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。」
周りのすべてが変わっても、イエス・キリストは昨日も今日も永遠に変わりません。変化の中にいる人に好まれる聖句で、ほかのものが動くときに頼れる、動かない一人の方を与えてくれます。 ヘブル人への手紙13章を全文で読む。
20. イザヤ書40章8節
「草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉は とこしえに変ることはない」。」
預言者は、草は枯れ、花はしぼむが、神の言葉は永遠に立つと述べます。長く聖書を読んでいる人々の間で有名な聖句で、過ぎ去る流行に対して、聖書が確かな土台であることを思い出させます。 イザヤ書40章を全文で読む。
賛美と喜びの短い聖句
21. 詩篇136篇1節
「主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。」
この聖句は、一行ごとに神の慈しみがとこしえに続くと繰り返す詩篇の冒頭です。規則正しいリズムがあるので歌いやすく、覚えやすい聖句です。食事の前の感謝の祈りとしてよく用いられます。 詩篇136篇を全文で読む。
22. テサロニケ人への第一の手紙5章16節
「いつも喜んでいなさい。」
口語訳ではわずか数語です。パウロは、状況に左右されず、育てていくことができる喜びへと招きます。聖書で最も短い聖句の一つで、携帯の画面や小さなカードにぴったりです。 テサロニケ人への第一の手紙5章を全文で読む。
23. テサロニケ人への第一の手紙5章17節
「絶えず祈りなさい。」
この聖句は前の聖句のすぐ後に続きます。ひざまずいて絶え間なく祈ることではなく、一日を通して神との対話の中に生きることを求めています。通勤中や仕事中、列に並んでいる間に、短い言葉でできます。 テサロニケ人への第一の手紙5章を全文で読む。
24. ピリピ人への手紙4章4節
「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。」
パウロは鎖につながれたままこの言葉を書き、誰も忘れないように呼びかけを繰り返しています。ここで語られる喜びは持っているものではなく、自分がその中にいる方によるものです。曇りの日に読み返すとよい聖句です。 ピリピ人への手紙4章を全文で読む。
25. 詩篇100篇2節
「喜びをもって主に仕えよ。歌いつつ、そのみ前にきたれ。」
この聖句は、喜びをもって主に仕え、賛美の歌と共に御前に来るよう招きます。奉仕は義務だけでなく喜びでもあることを思い出させます。グループで賛美の時を始めるときに覚えておくとよい聖句です。 詩篇100篇を全文で読む。
子どものための短い聖句
26. 詩篇127篇3節
「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」
この詩篇は、子どもを神からの賜物、成し遂げるべき計画ではなく、受け継いだ相続として示しています。若い親や出産のお祝いに贈ったり、子育ての疲れを感じるときに自分で読み返したりするとよいでしょう。 詩篇127篇を全文で読む。
27. エペソ人への手紙6章1節
「子たる者よ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことである。」
パウロは手紙の中で子どもに直接語りかけています。子どもたちも集会の一員であったことが分かります。このシンプルな聖句は日曜学校の定番で、一語ごとに小さな動作をつけると覚えやすくなります。 エペソ人への手紙6章を全文で読む。
28. ルカによる福音書2章52節
「イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。」
ルカは、少年イエスの成長を一文で要約します。知恵と背たけが増し、神と人から愛されたということです。体、知性、心の面から、子どもに願いたいことをよく表した描写です。 ルカによる福音書2章を全文で読む。
29. 詩篇119篇105節
「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。」
ランプのイメージは子どもに響きます。聖書は、暗闇の懐中電灯のように道を照らします。この聖句は多くの家庭で最初に覚える聖句の一つで、歌や動作を伴うことがよくあります。 詩篇119篇を全文で読む。
30. ヨハネによる福音書11章35節
「イエスは涙を流された。」
口語訳では、これは聖書で最も短い聖句です。イエスは友ラザロの墓の前で涙を流されました。神は悲しみを分かってくださることを示しており、子どもたちは数秒で覚え、そこから大切なことを学べます。 ヨハネによる福音書11章を全文で読む。
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よくある質問
聖書の聖句を暗記するにはどうすればよいですか。
一週間に一つ聖句を選び、手で書き写し、毎朝毎晩読み返します。歩きながらや食事の支度中に暗唱し、財布に入れたカードに書いておきます。数日で、自然に口をついて出てくる身近な言葉になります。
聖書で最も短い聖句はどれですか。
口ヨハネによる福音書11章35節「イエスは涙を流された。」です。テサロニケ人への第一の手紙5章16節「いつも喜んでいなさい。」と17節「絶えず祈りなさい。」があります。こうした短い言葉は数秒で覚えられます。
人を励ますには、どの短い聖句がよいですか。
ルカによる福音書1章37節「神には、なんでもできないことはありません」や、ペテロの第一の手紙5章7節(思い煩いを神にゆだねる)は、メッセージに添えるのに向いています。疲れている人には、ピリピ人への手紙4章13節が定番です。聖句だけを送らず、あなた自身の一言を添えましょう。